桜が満開の代々木公園そば。
小田急線・代々木八幡駅からだと階段降りてすぐ目の前にある、和食のお店に行ってきました。
THE WASHIN by上越やすだ
和食割烹「上越やすだ」ファンの友達が連れて行ってくれました。
こちらは新業態のお店らしく、一見和食を出すように見えないモダンな店内。
個室も3室ありました。
私たちは2人だったので、お店の方とコミュニケーションが取れるカウンター席に。
この日頂いたのは、一番人気の雪椿のコース。
日本酒のペアリングもお願いしました。
お店のコンセプトが五味・五感・五色をベースにしたお料理を提供するということで、舌だけでなく目でも楽しめました。
なので、いつもより写真が多めです！
純米大吟醸「かたふね」
最初は新潟では珍しい甘口の日本酒からスタート。
お店の頭文字「W」のオリジナルラベルです。
子持ち昆布の上に乗っているのは、ふわふわの泡醤油。
胡麻豆腐にはタピオカ粉を使っているそうで、箸で持ち上がるほどの弾力！表面の焼き目が香ばしく、今まで食べたことがない美味しさでした。
ハッシュドポテトがお味噌汁に入っているような面白いお椀。
新じゃがをなんと2時間以上も蒸して甘みを引き出してから揚げているそうです。
純米吟醸「鮎」
こちらも軟らかく飲みやすいお酒。
脚の長い酒器がおしゃれでした。
純米「想天坊」
脂の乗ったシマアジに合わせてキリっと辛口。
シマアジは歯応えがあるよう切り方を工夫されていました。
中トロは口の中でとろけました！自家製の海苔佃煮がマグロに不思議と合うんです。
純米吟醸「〆張鶴 純」
やっと知っているお酒。馴染みのある〆張鶴。
甘鯛の皮に油をかけてカリカリにしてから焼き上げた一品。
柑橘はレモンではなく、甘みのある湘南ゴールドです。
大吟醸「鄙願（ひがん）」
決められたお店にしか卸していないという幻のお酒。
この瓶にある分で終わりだそうです。
さすが幻というだけあって、この日一番美味しかった！
もちもちの道明寺にとろ～り旨味あん。柚子胡椒を少しずつ溶かすと、味変も楽しめます。
しぼりたて原酒「越後で候」
八海山の冬季限定酒。揚げ物に合わせて爽やかな飲み口です。
こごみ、たらのめ、そら豆をふき味噌で食べる春らしい天ぷら。
純米原酒「にいだ しぜんしゅ」
オーガニックの「自然酒」。色味が分かるように蛇の目のお猪口で提供いただきました。
今までずっと新潟のお酒でしたが、ここで初めて福島のお酒が登場です。
温度マニア…もとい温度の達人の方が「58℃で2時間じっくり焼いたので軟らかい」と教えてくれました。試行錯誤の上、辿り着いた細かい温度設定にこだわりを感じます。
添えられたフォアグラと舞茸を白みそで和えたものも絶品！
純米「春鹿 超辛口」
最後に日本酒らしい日本酒、ガツンとくる超辛口で〆。
帆立は40秒揚げただけのレア状態なので、甘みが引き立ちます。
今が旬の蛍烏賊をこれでもか！と乗せたご飯は、噛むごとに蛍烏賊の旨味が滲み出してきて箸が止まりません！
おかわりをして2人で完食。
新潟から取り寄せたはりはり漬けも美味しくておかわり。
一見洋風に見えますが、ほうじ茶プリンはクリームにもほうじ茶が入っていて、渋みのある大人の味。
バスクチーズケーキは塩麴入りで和風に。こちらは達人曰く200℃で40分焼いたそうです。
日本酒のペアリングをお願いすると、日本酒のソムリエ「利酒師」の方が1杯1杯丁寧に説明をしてくれます。
そして、カウンター席では料理人の方がお料理の説明のほかに、こだわりポイントや裏話なども教えてくれるので、とても楽しかったです。
敷居がそれほど高くない懐石ディナー。
大人の雰囲気を味わえました
（もう十分すぎるほど大人ですが）
【おまけ】
使い捨ておしぼりがラベンダーのいい香りだったので、「どこで売ってるのですか？」と思わず聞いてしまったほど。そうしたら帰りがけに新しいものを1つくれました笑。
THE WASHIN by 上越やすだ （居酒屋 / 代々木八幡駅、代々木公園駅、代々木上原駅）
夜総合点★★★★☆ 4.3
