一歳半、3歳の健診が終了すると
ご本人の利用しやすいかかりつけの先生へバトンタッチとなるシステムをとっており、それまでの子どもさんが対象となり、歯ブラシの指導も行っています。
今回は歯が早めに生え始めた一歳前のお子さんや、一歳半検診をきっかけに歯ブラシ指導をうけている3歳間近のお子さんもみえました。一歳に復職にあたり育休中に確認したいということからいらした方も、頑張っている新米ママさんからベテランママがシステムを上手に利用しているケースもありました。
せっかくなので 質問が多かった内容からー
抜粋してみたいと思います。
1) 前歯が白くなっている。虫歯だと言われたが、、、
初期虫歯の疑いとして1歳半の検診で見る項目です。原因となるのは添い乳といわれる眠る時に飲んでいるおっぱい。歯の萌出が早かったりするとその危険にさらされる確率も高くなります。
対策としてはぐっすり眠れるリズムを作り、白湯を飲むことで落ち着かせるなど。優しくやめようねーとお話すると案外納得し協力してくれるものですよー。夏のスポーツ飲料も気をつけてくださいね。
2)指しゃぶりやめたほうがいいか?
指のたこ、歯並びの変化が著しいわけでなければ、
断乳の頃の精神安定剤としての指しゃぶりは、無理にやめさせることなく経過を見てください。
お話のコミニュケーションが取れるようになるまでは辛抱強く、
「お指はやめようねー」
「はずそうねー」
と、声かけ。
そのうち、
「お友達もやめられるようになったんだって。えらいねー。」
というように、やめることはいいことなんだ(指しゃぶりが悪いことという教え方ではなく)といった前向きな考え方でお話していきましょう。
概ね、社会生活が始まる幼稚園くらいまで。
指しゃぶりは
強さ、頻度、期間が変化をもたらします。
焦らす様子を見てください。
3)歯ブラシさせてくれない
今回のママたちは、一生懸命完璧を求めてしまったのかなあと思いました。
3歳以下の子どもさんは、歯ブラシの習慣をつけるため。自分で磨きたいなあと思える工夫をしてみてください。
あと磨きは要所を分割して短時間で。
鏡をもたせ、ここが汚れていたからキレイにしよう!
↓
キレイになったよ、頑張ったね。よかったね。
これを毎日繰り返してください。
時には幼児用の歯磨きペースト、糸ようじなども使うなど子どもが楽しみになるように。
お口を見せる習慣ができること
ママのチェックが早期発見に結びつく
仲良しの時間を持てるなど
いいことがいっぱいです。
オマケ
歯が2本くらいしか生えていないのだけどー
という方の時には
↓
市販品でお掃除できるシートを使う方法もあります。
あくまでも、歯ブラシ前の導入として。
ガーゼやシートでは歯垢を落とす効果には限界があります。
4)2歳より始まる無料フッ素券は利用したほうがいいか?
フッ素についておうちの方針で使用したくないという方もいらっしゃり相談を受けました。萌出まもない歯の表面はフッ化物を取り入れることにより強化されます。だからといって万能であるわけでなく、お口のなかをきれいにしていれば必要はないのかもしれません。無料フッ素券をキッカケに、近隣にかかりつけ医を見つけるつもりで利用してみてはどうでしょうか。お口の中の変化を確認していただくための定期検診と衛生指導、外傷などの緊急対応をお願いできる先生を見つけましょう。
以上
悩んだら、地域の保険所へのお問い合わせをすると
大田区以外でも同じようなサービスが受けられるかと思います。
赤ちゃんから幼児へ
とっても可愛くて、ちいちゃくてもちゃあんとお話を聞いてくれていました。中には、内弁慶で外向きにはお利口なんだけどーなんていう一歳児さんもいましたが、ママさんとの関係が良好な証拠。
どうぞ肝っ玉母さんを目指して頑張って下さいね。
でした。