こんにちは、ヒトミです。

 

 

ほぼリアルタイム更新しています。

 

 

虎屋(とらや)の羊羹。

 

といえば、誰もが知ってる頂くと嬉しい高嶺の花のおもたせ。

そんな羊羹を販売する、この虎屋。

実は発祥は京都って知っていましたか?

 

 

関東出身のあたしは、

虎屋といえば赤坂!

だと思っていました。

 

虎屋の歴史は古く、室町時代後期から5世紀、御所のそば一条の地で

御所にお菓子を納めていました。ところが明治に入りその御所から明治天皇が

東京へと遷都します。御所御用達の虎屋は悩みに悩み、天皇の遷都にお供し

東京へ進出することを決めました。

 

 

 

一説では遷都とともに、東京に移転したともいわれていますが、

実は創業の地である、京都一条のお店は遷都後も営業を続けていたのです。

虎屋は御所との縁が深く、格式と歴史あるお店だということがわかります。

 

現在創業の地である一条にあるお店は2つ。

 

虎屋京都一条店 お菓子の販売がメイン

虎屋菓寮京都一条店 喫茶併設でお菓子が頂けます

 

 

特に虎屋菓寮京都一条店は贅沢に取られた空間やその雰囲気が素晴らしいので、

観光で来たときにはぜひとも言ってほしいカフェの一つ。

 

 

 

季節の上生菓子、羊羹はもちろん、夏場にはかき氷や冷やししるこ、冬場はお汁粉やぜんざいなど、季節のメニュー。さらに季節ごとに変わる、京都一条店限定メニュも楽しみの一つです。

 

 

 

お店に入るとすぐのところはお菓子の販売コーナー。

天井が高く、ラグジュアリーな空間には、ゆったりと席が配置されていて

店内では、虎屋所蔵の日本文化に関する本を読むこともできます。

窓は大きく取られていて、外に広がる芝生の青さが目に飛び込んできて、水辺に反射する光と緑がキラキラしていてとても美しい!!

 

 

植えられた木々の奥には、稲荷社、そして江戸時代からある蔵もあり、その歴史をうかがい知ることが出来ます。このお庭に面してテラス席もあり、外の風を感じながら甘味も頂けます。

 

この日、人気のテラス席で、京都一条店限定メニューを頂きました♪

 

 

京都一条店限定メニュー(夏限定

葛仕立水羊羹 抹茶グラッセ付 1,145円

 

 

凛とたたずむ水羊羹は瑞々しく透き通るような色合い。紺藍色の陶磁器のお皿に青紅葉が添えられてるのがとても爽やかです。多くの和菓子屋さんで作る水羊羹は寒天で固められたものが多いのですが、京都一条店限定は、吉野葛を使って贅沢に固められた水羊羹です。

 

 

黒文字を入れれば、ほろりと切れる水羊羹。口に入れると寒天のものよりも、柔らかくとろりと馴染んでいきます。小豆のわずかなざらつきを感じさせつつも滑らかにほどけ、そして清涼な甘さの小豆の味わいが夏を運びます。(夏メニューでしたので汗)

 

 

う~ん、夏場の水羊羹は

ひんやり美味しい。

 

 

抹茶グラッセ

 

 

抹茶グラッセは冷たいお抹茶のこと。

虎屋パリ店で「MATCHA GLACE」の名で出されたことから

日本でもこの呼び名になったのだとか。

 

使用しているお抹茶は虎屋特選抹茶『京の調』。砕いた氷をたっぷり入れたグラスに、茶筅で空気を含むよう丁寧に点てたお抹茶をきめ細かな泡や風味を損なわないよう注ぎ入れます。

 

まずはそのまま。

甘さが足りなければ白蜜を入れて頂きます。抹茶の青さとほのかな苦み、

そして爽やかさが青々とした新緑が茂る山を思い出します。

 

 

 

贅沢に取られた空間の中、お庭を眺めながら、皇室御用達のお菓子を頂く

極上の時間を過ごせる虎屋菓寮は、本当に素晴らしかったです。

京都らしく和菓子らしく、季節感あふれる品揃えはいつ行っても、何度行っても

楽しめるのが、やはり日本を代表する和菓子屋さんの虎屋だなぁと、感心する

ばかりでした。おすすめ。

 

 

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虎屋菓寮 京都一条店

075-441-3113

住所 京都府京都市上京区一条通烏丸西入ル

交通手段 地下鉄烏丸線「今出川駅」6番出口から徒歩5分

営業時間 10:00~18:00 (L.O.17:30)

定休日 年中無休 (元旦を除く)