こんにちは～。むなぽんです
もうすぐ冬休みになりますが、みなさんのご予定は？
ココフルの12月のプレゼントはいつにもまして豪華版
締切は明日ですので、じゃんじゃん応募してくださいね！
くわしくはこちら！
ところで、冬休みにはみなさんはどんなおでかけの予定がありますか？
１２月２６日までとなりますが、歌舞伎座で新作が出ているので、おすすめしまーす！
それは、第１部の新作歌舞伎「あらしのよるに」です。
えー？かぶきー？むりむりー！と思わないで
「あらしのよるに」は、皆さんがよく知っている絵本「あらしのよるに」をもとにつくられたもの。
中村獅童さんが、NHKの読み聞かせの番組で「あらしのよるに」を担当し、そのときにぜひ歌舞伎化したいと構想をねってきたものです
昨年初めて京都で上演され、大変評判を呼び、今回東京歌舞伎座での上演が決定したのです
歌舞伎は、古いものばかりではなく、どんどん新作が出ているんですよ。その中でおもしろいものは形を変えながらずっと生き残るのです
先日「あらしのよるに」を観てきましたが、まあ私もびっくりしました。だって、狼の遠吠えで始まる歌舞伎を観るなんて初めてですから笑。
ストーリーは、嵐の夜に偶然小屋で知り合った狼とヤギの間に友情が芽生えるというものなのですが、ネタバレはここではしません。
獅童さんの心意気がつまっておりまして、ぜひたくさんの子供たちに見て欲しいと思いました。
「男らしくあるべき」「普通○○じゃない？」といった価値観は打破されますから、たとえば今いじめられている子、「じぶんはちょっとほかとは違うかも」と感じている子、LGBTの人などなど、たくさんの人に見て欲しいと思いました。LGBTがテーマではありませんけれど。いろいろな見方が出来ると思います。
また、獅童さん、松也さん、がずっと跳ね回っていて、その体力にも感動もの。
最近の新作歌舞伎はCGを使ったものや下座音楽という歌舞伎特有の邦楽を使わないものもありますが、「あらしのよるに」は、古典を踏襲しており、演出も歌舞伎らしさが随所にあって、とても魅力的です。
松也さんは、ヤギのめい役ですが「あえて中性的に演じた」と言っています。がぶと恋愛関係ではないのですが、そのおかげで観客側はいろいろ考えさせられる幅を広げていると思いました。
安く観るなら、一幕見（４階席）で当日券を買って、続けて３幕観る
しかし、お金に余裕があるのなら、ぜひ１階で観ることをおすすめします。
なぜなら役者さんが客席にもガンガン入ってきて、やりとりができるので…。
ああ、むなぽんは3階席で観たので、そこのところに悔いが残っており、もう一度観に行きたい気持ちでいっぱいですけれど、またいつか観られることを楽しみに待つとしましょう。
歌舞伎座下の木挽町広場では、今はクリスマスツリーが飾ってあります。
「あらしのよるに」グッズもたくさんあります。心が温かくなるお芝居をぜひ、
そしてこれをきっかけに歌舞伎に興味を持ってくれる人が一人でも増えますように