「かへりなんいざ」(菅原道真訳「帰去来兮」)
20240602
昼頃射していた陽は、昼下がり影を潜め曇り空に変わった。
こんな日は夜の訪れが早い。
日の暮れの
早きを覚え
帰路急ぎ
スズメカラスも
ねぐらに戻る
夕餉の支度
親待つ小鳥
夕食
◉紅ズワイガニ。
生紅ズワイガニ(鳥取県産)。
その驚くべき価格の安さ。
「たはむれに
母を背負ひて
そのあまり
軽きに泣きて
三歩あゆまず」と、
石川啄木は詠んだが、
「試みに
蟹を手に取り
その余り
安きを覚え
散歩やめれず」と、
ひとみみのるは詠む。