世界経済はオミクロン株で混迷、世界情勢はロシアの暴挙で困惑、

世界中は混乱混沌。


2022年3月11日(金)午後10時頃、新宿駅地下鉄入り口下り階段でそれは起こった。


311、三回目の子供の誕生祝いの後、瞳みのるは新宿の階段で転倒した。


愚息は先に先に階段を降り、愚妻は追いかけた。愚夫は後についた。

階段は50段近い、上りのエスカレータはあるが下りはない。

バギーのバーに愚妻の重いバック(使用済み核燃料ではなくオムツ)や自分のバックや友人・知人からプレゼントされ品々を引っ掛けて階段を降り始めた。バギー自体はかさ張るがそんなに重いものではない。しかし荷物を掛け過ぎてすこぶる持って降りるには不安定。


果たして階段を二三段降りて荷物が揺れて転倒した。これはまずいと思い気を引き締め立ち上がり再度抱きかかえ一二段降りたが再び転倒した。


酩酊した頭でどうすりゃいいのかと思案に暮れた。愚妻と愚息は階段をもう降り切って姿は見えない。

その時、脇から一人の青年が転倒するのを見かねて駆け寄って、バギーなどを持ちましょうと言ってくれた。だが、心では有難いと思ったが、何だか情けなく思え、何とか大丈夫だと答えたが、やはりその情けに頼った。


この世の中まだまだ捨てたものではないと感じつつ、すごく有難く思うと同時に自分の無様な姿を情けなく思いながら。


昨年末には泥酔後の電動自転車で三度転倒、もう飲酒後自転車には乗らないと決めたが、今年は昨夜に二度転倒、やはり人迷惑を考えて、どうやら深酒後の歩行も気をつけなければ、二か月後の月命日、511石巻でのコンサートを控えもう無茶はしないと肝に銘じた。


昨日だが、今日訓、「教訓」。

「団塊」の世代は、「階段」を恐れる世代でもある。 





                             ひとみみのる杯 

                       2022312日記