最近ファストフリップで鯛を狙う方がいらっしゃるので少しアドバイスを☆

まだまだみなさまと探り探りの段階で理論もセッティングも完璧にまとまってる訳ではないのでだらだら書いちゃいます。
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まず、ファストフリップはマダイよりも青物や根魚の大物に特化して開発した速巻き対応のフリップのモンスタースペックです。
鹿児島でいうなら外海や佐多岬、離島仕様です。

{48A410CD-F359-4BDF-85E4-5173BDF25DC2}ブリ14kg

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カンパチ10kg over


しかし深場のタイラバ船では、バッチリそのまま使えるしマダイ狙いで使うとファストフリップはタイラバと同船でタイラバと同時進行で比べたらサイズの良いものが掛かりやすく結果的に大鯛が出やすいです。

今回はマダイをメインにファストフリップを使うなら。
という前提で書いてみます。
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(2.25 第二 海洋丸さん 提供)

まずタックルですがマダイを狙うのであればラインはpe0.8から太くても1.2号までにリーダーは3号〜5号オススメします。

海域によりマダイ以外の思わぬ大型のゲストによりですがpe2以上は明らかにマダイ狙いには釣果が落ちます。
なのでマダイ狙いであればジギングタックルに結ぶよりはタイラバタックルにそのまま結んで同じ様にタダ巻きで使っていただいた方がいいです。
ウエイトは120〜180.海域により210g。

次にフックです。
パッケージ状態でのフックは青物対応の細軸がセットされています。

50cm以下のマダイを無視するのであればフックはパッケージ状態のままでOKです。見た目ではフックが少々デカいですが薄皮も拾う刺さりのいい国産メーカーのフックなのでデカい奴がガシッと掛かります。
しかし、外道も含め色々とかけていきたいのであればリアだけでもより細軸なものにチェンジしてみて下さい。
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好き嫌いは分かれますが
針数が増えれば暴れた魚体に空いた針がカウンターで刺さりバラシが減ったりヒレではたいたり魚が触れただけでも掛かるキッカケが増えるので釣果に繋がるのは事実です。
上下ツインの細針仕様で掛けに行き、バラシを減らすのも非常に有効な手段ですので上下ツインの掛け仕様もいいと思います☆

しかし、外海などのポテンシャルの高い地域、外道がデカいフィールドなどは細すぎると折れ、伸びの心配もあるし派手な装飾でハリを喰わすのコンセプト通りパッケージ状態のままがベストだと思います。


↓上下細針の装飾カスタム例。

{CAFD872B-47E3-47BB-A5FE-54BD4766400B}下の画像のタイはリアを細針に変えましたが上のフィルム付きのデカ針をガッツリくわえていました。

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こんなこともあります。

カラーは僕は”イカグロー”が一番好きですが発売されたばかりでは、南国バナナがどこも品薄みたいです。
フルホログラムのシルバーとシルバーゼブラグローが4月か5月に出るみたいです。


そしてアクションですが
マダイ相手ならタダ巻きオンリーでOKです、もしジャークを入れるのであればリールの巻きを止めずに上方向へスイミングし続ける様なゆるいワンピッチがベストです。
(某メーカーのプロ直伝の加太エリアのマダイジギングアクション理論。)

時に水深の半分以上まで超速巻きをいれてリアクションバイトを狙って下さい。
速巻きに反応する魚もまたデカいです。。

東北や関西のタイジギのセオリーとしてマダイはラインスラッグを出すようなガクッと落ちる段差の付いたジグの動きは嫌ってひるがえり逃げ、タイラバのように直線的な動きを好んで追い食いするようです。

タダ巻きは通常時、ベイト大量時にジャークでイワシ類を散らす意味で混ぜていく。という使い分けみたいです。

そしてフッキングはしっかり入れるのがかなり重要みたいです。


タックルはベイトならタイラバロッドらタイラバタックルそのまま使うか深場でもパワーに余裕を持つならmax120g/6.6ft.位のライトジギングロッドにキャタリナベイジギングやカルカッタ300クラスにpeは10kg位の青物は視野に入れてpe1号にリーダー4位で良さそうです。

タイジギング専用ロッドというのも探せば割と色々あります。


タイジギの可能性としてはベイトがイワシだったりの時にかなり有効みたいです、盛んな地域ではイワシに付いたらタイジギ、ボトムの反応ならタイラバと完璧に使い分けているみたいで

正に今日の釣りでは浮いた反応はタイジギにヒット、ボトム付近の釣りではタイラバにヒット、と絵に描いたように面白い展開でした。

タイラバに対して1割ほどとまだまだアングラーさん絶対数もデータも少ないマダイジギングですがタイラバで釣れない時間を埋めて全国に広がっているマイクロジギングの様にまた一歩先の釣果、愉しみが見えて来るでしょう。

僕も持論は持たず固定観念は捨ててマダイに関してゼロベースデータ挑みたいと思います、みなさまも色々とチャレンジしてみて下さい。

ファストフリップの話からはそれますが
ファストフリップ以外でタイジギングに使うメタルジグをお探しの方、マダイジギングの本場の東北の船長とタイジギについて話していたら 

・左右非対称である事。
(マダイはスパイラルを嫌う、タダ巻きで泳ぐ)
・シルエットは縦長ではなくコンパクトである事。
・フォールがスパイラルやストレートでは無くややフラつくもの。
・タイラバ同様、赤やグリーンの色味のある物、ベイト付きの状況ではシルバーも良し。

この条件を満たしたジグが実績あるそうです。

釣具屋さんでジグコーナーで探してみて下さい。


タイラバに反応するマダイとタイジギに反応するマダイは明らかに違う性格の魚だと感じます。
タイジギをする事でタイラバの魅力も再認識、深い本質も見えてきそうですね!

海に出る時は、常に新しいワクワクを持っていきましょう☆☆


長い文章読んでくださりありがとうございます。

新しい釣りを始めると次々に新しい釣具が欲しくなる危ない病気にかかってます...