【第1090回】  この声でいいんですか | HITOMIのブログ

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自分の声がイケてないのを知ったのは忘れもしない小学校2年生の時。
お盆の時期に南三陸の父の実家で親戚が集まり、ビデオを回して
一人一人自己紹介した。
撮った後みんなで観ていて、顔は見たことある自分なのに声が違う。
”これ、誰の声?”と聞くと”やだーーーー、ひとみちゃんの声に決まってるでしょー!?”と
言われた。
もう、どうしようもないぐらいショックだった。


20歳の時、バンクーバーの語学学校で韓国人のクラスメイトのビョンが遠距離恋愛している
彼女にカセットテープを送るから何か一言言ってくれと頼まれ、
”彼は英語頑張ってますよ~。いつもあなたの話をしてますよ~”みたいなことを
録って後で聞いたら、自分の英語の下手さと相変わらずの声の悪さに
ダブルでショックを受けた。



だからあえて声は使わない仕事をずっとしてきたのに、お芝居を始めてしまい、
意外や意外、声がユニークと言われることが増えてきて(でもやっぱりどうしても好きになれない)
ミュージカルをやった方がいいと言われるようになり、
これはトライする機会なのかもと思いボイストレーニングを始めた。
もし本当に歌うことになったら、大きくショックを受けたそれぞれの時代のわたしに
”良かったね、声を使う仕事が出来るようになって”と言ってあげたい。