ひーちん@介護士と申します
83才の母と
共同生活
2人そろって
認知症予備軍
認知症ケア
認知症エピソード
楽しく過ごせる
メンタルの保ち方
などを発信
楽しみながら
副業しています
フォローしていただけたら
嬉しいです
「シロクマ」さんと「ヒグマ」
私の勤める介護施設
50代の二人の
男性スタッフ
「シロクマ」さんと
「ヒグマ」
ご本人達の前では禁句
女性スタッフだけの
秘密の呼び名
誰がつけたか
いつの間にか浸透しています
「シロクマ」さんは
一匹狼のような存在で
自分の世界に
没頭することが多く
休憩時間は
一人で音楽を聴いています
彼はいつも静かで
どちらかというと
内向的な性格。
感情を表に出さないことが多く
細かいことによく気が付きます
人とのコミュニケーションを
楽しむのが好き
女性にも情熱的
新しい女性スタッフが
入職すると
片っ端から
アプローチ撃沈
全くめげることなく
アプローチ撃沈
繰り返しています
実際の「ヒグマ」同様
感情を強く表現する事が
多いんです
「ヒグマ」って
子グマを守るために
攻撃的になることが
ありますよね。
気になる女性には
分かりやすいくらい
献身的な行動をします
女性スタッフの中には
「ヒグマ」の性格を
ちゃっかり利用する人も
いるんですけどね
単純で分かりやすい
こないだ
「シロクマ」さんと
「ヒグマ」の
こんな会話を
耳にしました
「シロクマ」さんは
いつものように
利用者様のベッドを
丁寧に整えていました。
「シロクマ」さんの
手の動きは
いつも優しい。
その心遣いを
象徴しています。
そこへ「ヒグマ」がやってきました。
シロクマ:「また荒れてる?落ち着けよ、どうした?」
静かに言った。
ヒグマ:「はっ、落ち着けって言われてもな!この忙しさ、見てみろよ!」
と、反論。
二人の間には、明らかな緊張が
シロクマ:「ヒグマ、またそんな怒った顔して。何がそんなに気に入らないんだ?」
ヒグマ:「気に入らないって、お前のそののんびりした態度に決まってるだろ!」
シロクマ:「そんなに言わなくても…。俺だって、一生懸命やってんだ。」
ヒグマ:「一生懸命やってるって、見えないんだよ!もっとスピード感を持てよ!」
シロクマ:「でも、利用者様には優しく接することも大切だと思うけど…。」
ヒグマ:「優しさも大事だけど、仕事が遅れるのは問題だろ!」
「ヒグマ」の行動は
まるで熊が森を走り回るように力強く
その力が、時として私たちを困らせるのです
シロクマ:「ヒグマのその荒々しい態度、利用者さんには怖がられてるよ。」
ヒグマ:「怖がられてるって…。俺はただ、効率よく仕事をこなしてるだけだ。」
シロクマ:「効率だけじゃなくて、心も大切にして欲しいんだ。」
ヒグマ:「はぁ…。お前のその理想論には付き合いきれないよ。」
シロクマ:「俺もヒグマのその無神経さには、もううんざりだ。」
ヒグマ:「うんざりって…。お前こそ、もう少し現実を見た方がいいぞ。」
シロクマ:「現実って…。俺たちの仕事は、「利用者さんの心に寄り添うこと」が一番大切なんだ。」
ヒグマ:「分かってるよ。でも、お前のペースじゃ、ここの仕事は回らない。」
シロクマ:「そうだな…。でも、お前のやり方も、少しは考え直してもらいたい。」
シロクマさんは
ヒグマの横柄な態度にうんざり
ヒグマはシロクマさんの
のんびりとした仕事ぶりに
イライラ
実際の介護現場では
このような場面がよくあります。
個々の性格や介護に対する
ホスピタリティの違いが
生み出す葛藤です。
しかし、介護という仕事は白黒つけられない
「シロクマ」さんの優しさ
ヒグマの行動力
二人が持つ色々な面が
この介護現場を支えています
職場で異なるタイプの人が
共存していることは
素晴らしいことだと
思います
「シロクマ」さんと
「ヒグマ」
それぞれの個性を活かし
チーム全体を豊かにしているのは
確かです
「2人を足して2で割れば一番良いのにな。」
つくづく実感しています