こんにちは、ジョンです。 近くなのでよく利用させていただいた三軒茶屋の映画館 が7月20日で閉館することになり、告知されています。 

 今日、17:05からの回を観ようと夕方4時すぎに出発しました。家を出るなり、急に空が不安定になり、遠くでは雷も光っています。自転車をあきらめて駅へ着くと、激しい雷雨に。いちおう屋根の付いているホームですが、雨が斜めに吹き込んできて、ずぶ濡れに。電車を待っていた人はみな避難しました。電車も徐行しているようです。途中の中目黒駅のホームでは、雨樋から水が滝のように流れ吹き出しています。屋根に溜まった水も梁を伝わってホームにばしゃばしゃと激しく流れおちています。梁に付いている無線LANか何かのボックスもずぶ濡れになっていました。今までこんな凄まじいゲリラ豪雨は見たことはありません。天は、「三軒茶屋シネマ」へ行くなと言っているかのような感じです。
 


 三軒茶屋に着くと雨は奇跡的に小降りになり、天候は悪いものの、もうこれで最後になるかもしれない映画館の建物を写しました。小路を入ったところにある、知る人ぞ知るといった昭和の香りのするいい映画館でした。2本立て1,300円で、入れ替えなし。「ぴあ」の発売していたころは、最新の「ぴあ」を持って入場すると確か割引きもあったし、入場の際に渡される小さな上映案内を次回持って行くと200円ほど割引きされたように記憶しています。となりには、昨年2月に閉館した「三軒茶屋中央劇場」の建物もまだ残っています。黄桜のカッパみたいな看板が昭和を感じさせます。



 今回の上映2作品は、「イタリア映画 不朽の名作」と銘打った「ひまわり」と「ニュー・シネマ・パラダイス」。
 「ひまわり」は、なんか劇場でもう一回観たいと思っていた作品です。1970年(第二次大戦後25年も経っても)、まだ戦争の悲劇を引きずっている。世界中に、人生を狂わされた人々が何億人もいらしたんだろうと思うと戦争の悲惨さについて考えさせられます。物悲しくも、何ときれいなたくさんの「ひまわり」なんだろう。何を語りかけているんだろう。
 また、「ニュー・シネマ・パラダイス」は、DVDを持っていて、この劇場でもかつて観ており、話の筋はよく知っているつもりですが、7、8回涙が流れていまいました。涙腺が緩くなったなぁ。何人も同じく涙ぐんでいる人がいました。なんかこの映画館とだぶってしまいます。エンニオ・モリコーネの音楽が流れてくるだけで涙ぐむ。まさにパブロフの犬状態です。本当にいい2本立てでした。
 閉館まで、あと3週間と少し。残された作品は4つ。「アーティスト」と「チャップリンの街の灯」、「のぼうの城」と「そして父になる」。閉館ということで、いつも以上に作品の感動のテンションが上がりそうです。
 





 三軒茶屋シネマのホームページからコピー・ペースト 
  → http://www.toukoueiga.com/sancha/index.html
  
  
三軒茶屋シネマ 閉館のお知らせ
      いつも三軒茶屋シネマをご利用いただき、誠にありがとうございます。
      この度、三軒茶屋シネマは、2014年7月20日をもちまして閉館致します。
      当館は1954年の開館以来60年間に亘り、邦画、洋画を幅広く上映して参りました。
      しかしながら、設備の老朽化、近年の市況の厳しさ等、諸般の状況から長期的な展望の
      見通しが立たず、誠に残念でございますが、閉館を決定した次第でございます。
      60年のご支援ご愛顧を賜りましたことを、従業員一同心より御礼申し上げます。
      誠にありがとうございました。
 こんにちは、ジョンです。

 「赤い鰊」さんの写真を撮った帰りに、近くで前から気になっていた「ひょうたん?」を撮りました。祐天寺(目黒区五本木)の杉山一商店さんの店頭に置かれています。6つのひょうたん?は、まるで人間のような感じ。お酒を飲んだ後、寄り添っている男女のようにも見えます。ぷっくらとして、ちょっと艶めかしい感じもします。昔は容器として、これにお酒や水を入れていたんですね。





  こんにちは、ジョンです。
 先日、久しぶりに駒沢通りを通ったら、祐天寺の古本屋さん「赤い鰊」がなくなっていました。5月いっぱいで閉店されたようです。ショックでした。 写真を撮ろう、撮ろうとしているうちに今日になってしまいました。

  
 
 近くにあったので時々利用させていただいていたのですが、ほんとうに残念です。私は真面目なお客ではなく、これまでに、店頭の3冊100円の文庫本やら、店内の1,000円以下のものを30冊くらいでしょうか、購入させていただいた程度の者です。先日も、「日本沈没」のDVDを観た後に、急に小松左京の本を読みたくなり、「日本沈没」、「エスパイ」、「さよならジュピター」などを購入させていただきました。細身のご主人がさっと、探している本を出してくださり、知識をひけらかす訳でなく、当時のカッパブックスのことやら、いろいろとお話しをうかがうことができました。

 「古本屋は、万年、不況業種ですよ・・・」 みたいなことを言われていたと思いますが、こうも早く閉店になってしまうとは。
 店名のとおり、たくさんのハヤカワ・ポケミスやら昭和30~40年代のミステリー・探偵小説の本がきれいな状態で並んでいて、一冊一冊きちんとハトロン紙でカバーがされていました。映画の本も少しあったかな。
 かつて、自店のホームページだったかに、以前黒澤監督か誰かの映画のお仕事をされていたこととか、店名を「赤い鰊(にしん)」と読まれず、「赤い鯨(くじら)」と読まれることもあったなどと書かれていたことを記憶しています。ありがとうございました。本も本棚もすっかりなくなった店内は、意外と狭かったんですね。

 
 
 景気の低迷が続いていますが、個人経営の店舗ばかりでなく、祐天寺駅前の「GEO」も先日5月11日で閉店してしまいました。大きいところは大きいなりに、たいへんなんですね。今は、店舗前のスペースが地元住民の自転車置き場となっています。TSUTAYAの上にあった「牛角」も撤退。(次は、TSUTAYAの番か・・・・・
 

 こんにちは、ジョンです。
 
 最近、新橋のガード下にある「新橋文化」と「新橋ロマン」の二つの映画館では、積極的に過去の名作を中心にプログラムを組んでいます。機器のデジタル化が進んでいる昨今ですが、逆にフィルムの良さもあります。特に、DVD化する際にニュープリントした、状態のよいフィルム?が上映されるのは大歓迎です。過去に見損なった名画が大画面で観ることができます。

  
 
 今日観させていただいたのは、日活(にっかつ)ロマンポルノの名作と言われているもの。「不良少女 野良猫の性春」、「狂った果実」、「おんなの細道 濡れた海峡」です。
 「不良少女 野良猫の性春」は、曽根中生監督の初期の作品(1973年)ですが、曽根監督にしてはあまり面白くなかったように感じます。神代監督とか当時のトーンだったのかな。片桐夕子、江角英明、高橋明などこの当時の常連の女優・男優さんたちの映画でした。

 「狂った果実」は、石原裕次郎、北原三枝ではなくて、根岸吉太郎監督、蜷川有紀・本間優二主演のもの。他に、岡田英次、永島暎子、益富信孝、北見敏之、若き日のアパッチけん(中本賢)、粟津號など多彩な顔ぶれの映画で、当然エッチなシーンもありますが、根岸監督は初期の作品から完成度が高く、一般映画としても見ることができます。生きている鯉を料理したり、殴ったり、包丁で刺したりと、リアルな血のシーンが多いのがちょっと怖いです。

 「おんなの細道 濡れた海峡」は、(私の中ではまぼろしの)ずっと観たいと思っていた作品でした。冬の東北を舞台にした映画で、同じ東北出身の三上寛のほのぼのとしたムードが全体に漂っています。ストリップ小屋のやくざの親分(草薙幸二郎)の妻であるストリッパー(山口美也子:今でもテレビドラマによく出てますね)に手を付けてしまった主人公。トイレでひとり言を言ったり、冴えないけどなんか憎めない。原作者の田中小実昌さんと重なるような感じです。武田一成監督、田中陽造脚本、前田米造撮影と、原作、シナリオ、役者、演出、ともにすごいです。
 誰かの映画評にありましたが、海辺の町を当てもなくバスで移動するあたりは、
フランスかイタリアあたりの低予算オールロケで撮った文芸映画のような感じです。港町の小さな飲み屋では、奥の座敷で出稼ぎの漁師(石橋蓮司)とからみあっている女(桐谷夏子)に出会う。ふらりといなくなった漁師を追って女と主人公は別の港町へバスで向かう。主人公がバスから降りて、見晴らしのいい崖のうえで海を見ながら用をたす。トイレに行くとは恥ずかしくて言えず、いっしょにバスから降りた女も。2人しゃがんで用をたす(大でしょうか?)。2人でひとつのポケット・ティッシュを分け合う。なんか心温まるシーンで、全然いやらしくない。
 それぞれの相手を追いかけているのに、それにもかかわらず二人は寝てしまう。部屋でいっしょにうどんを食べて、いちゃいちゃし、エッチする。こういう関係もいいなあ。漁師が戻ってきて、修羅場になるのかと思いきや、「怒れねえんだ。怒ろうと思ったけど、怒れねえんだ」と静かに呟く。寂しい思いをさせている女のことを思うと、責めることができない漁師。男ふたりで酒を呑み、「にしん食っか?」。

 ロマンポルノは、普通、女優さんが中心のはずなのに、三上寛に加えて、石橋蓮司と草薙幸二郎のふたりも、男の優しさをしみじみと滲ませたいい演技をしています。映画の最後で、やくざの子分の役で「田山涼成」とあったのには驚きました。包丁を持って追っかけるわ、髪の毛はあるわ(すいません)、今のあの小役人や総務課長のような役柄からは想像がつきませんでした。
 

 こんにちは、ジョンです。
 城南信用金庫・青山支店のディスプレイの4回目です。今回は少し地味めにあっさりとまとめられた感じです。