翌日

お客さんの花屋さんで

お見舞いの花を買って

病院へ向かった

(病院は基本生花NGですが、当時はそんなことも知らなかったんです…)

 

 

ナースステーションで

どこの部屋か教えてもらい

病室へ行った

 

 

 

 

お部屋には

娘さんとお孫さんがいた

 

簡単に挨拶を済ませ

ベッドにいるおばあちゃんの元に

近づいた

 

 

 

 

 

「よく来てくれた。嬉しい。

もう長くない。

もって来月と言われた。

でも、もっとなにか治療ができるかもしれない。

だから東京へ行く。

でも、きっともう会えない。

あんたと出会えてよかった。」

 

詳細は覚えていない

おおむね

このような内容だった

 

泣きながら話を聞いた

 

今思い出しただけでも涙が出る

 

 

 

 

 

 

そして

おばあちゃんが言った

「あんたが看護婦さんだったらよかったのに。」