ピーク時は

デカビタを3本飲んでいた

 

 

 

 

なんか最近減ってきたな…

 

 

 

 

デカビタおじいちゃんの衰弱は

ゆっくり

穏やかに

進んだ

 

 

大好きな”パンカン”

置いておいても

手がつけられていないことも出てきた

 

 

 

私「食べたくない?」

 

デカビタおじいちゃん「うーん、いらんな。」

 

 

 

終わりが近いことを

案に意味していた

 

 

食べないので

吐くこともなくなった

 

 

 

TVで美味しいものを見る

 

デカビタおじいちゃん「これでええ。うまそうだな。」

 

 

 

一緒に

「美味しそうだね〜」

なんて話しながら

TVを見た

 

 

日に日に

手足の冷えが強くなる

 

 

紫色からドス黒くなっていく

 

 

脈も弱くなっていく

 

 

 

 

ああ…

もうあと数日かもしれない

 

 

 

仕事が終わっても

なかなか帰りたくなかった