丸亀製麺の「丸亀うどーなつ」を食べました〜。
丸亀製麺のドーナツは、2021年に埼玉の戸田店で販売していました。
ずっと食べたいと思っていたら、ついに2024年6月25日（火）から全国販売スタート！
やった〜！
素敵なポスターがありました。
お昼時に訪れたので、行列になっていたのですが、私の前の並んでいたご夫婦も「丸亀うどーなつ」を食べに来たようで、その話をしていました。
こんな感じで、袋の口を開けたまま販売しています。
お盆を持ってレジまで移動するときに、天ぷらやおにぎりを買う要領で袋ごと取ります。
そして、レジわきにあるフレーバーを選んで、スプーン1杯分をかけます。
この販売方法、素晴らしいですね。
最初から味付けしておかなければ、どちらかの味だけ売り切れ、どちらかの味だけ余る、というようなことも起こりにくく、フードロス削減にもつながります。
お客さんにとっても、フレーバーを付けたてで食べられるので、フレッシュな状態なのが嬉しいですね。
ドーナツの表面の砂糖が溶けちゃうことは、よくありますので。
せっかくなので、冷たい「ぶっかけうどん」も食べてきました。
私は丸亀製麺の「明太釜玉うどん」が大好きで、卵は温玉にしてもらう、というのがお気に入りなのですが、この日は暑かったので、冷たい「ぶっかけうどん」にしました。
これもおいしかった。
周りのお客さんを見渡すと、うどんを食べた後にドーナツを食べている方、うどんだけ食べて持ち帰る方など、様々でした。
私は家に持ち帰って食べました。
伝えたいことがしっかりと表現された、いいパッケージ。
「丸亀うどーなつ きび砂糖」
噛むたびに〈うどん〉を感じます。
すごい。
表面はかためで少しサクッとした歯ごたえがあり、中はしっとりとやわらか、もちもち食感です。
まろやかな砂糖の甘さと、白だしの旨みがとけあいます。
最初は砂糖の甘みや揚げた香ばしさを感じ、噛むほどに「あ、うどんだ！」と気が付かされる。
ドーナツの醍醐味と、うどんの味わいが、ひとつになっている。
「うどーなつ」という名前にも大きく頷く。
うどん屋さんにしかできない、すごいドーナツ。
「丸亀うどーなつ やみつきカレー」
表面はかためで少しサクッとした歯ごたえがあり、中はしっとりとやわらか、もちもち食感に、スパイシーなカレー味。
フライドオニオンとガーリックがガツンとパンチをくれる。
噛めば噛むほど、白だしを感じるドーナツなので、最終的に「カレーうどん」的な味になる。
カレーのパウダーは、昔からある「カレースナック」の味に似ているかもです。
すごいなぁ。
構想3年の末に完成したという「丸亀うどーなつ」は、丸亀製麺で毎日粉から打っている〈うどん〉がベースになっています。
うどんをミキサーでペースト状にし、白だしを加え、空気を含ませながら粉を混ぜ合わせ、寝かせてから揚げているとか。
確かにちゃんと〈うどん〉を感じる仕上がりで、白だしの風味、うどん的な食感などがあるけど、キワモノではなくて、ドーナツとしての完成度、オリジナリティの高さがあり、これは唸らせるドーナツだなぁと、感心した次第です。
ネーミングも素晴らしい。
このところのドーナツブームでは、クリームがたっぷり入ったものが注目されがちでした。
クリームがたっぷりドーナツというのは、ともすればドーナツ生地が脇役というか、クリームが主役になっていることもあるのですよね。
それはそれとしての価値があり、とてもおいしいものですが。
個人的には、この「丸亀うどーなつ」に、ドーナツの原点回帰的な流れを作って欲しいと、期待を寄せています。
1971年にミスタードーナツが登場する、ずっと前から、日本に暮らす人々が家で揚げて食べていたような、シンプルなドーナツが、また再評価されて欲しいという気持ちがあったりするためです。
大阪の瓢箪山のドーナツ屋さんみたいな、シンプルだけど、「揚げたてがとびきりおいしい！」というもの。
それにしても、全国展開のうどん屋さんがドーナツを売り始めたというのは、なかなかおもしろいことです。
8月2日からは「塩パイン味」が登場するとか。
食べに行かなくちゃ。
パッケージ裏のメッセージもいいね。
嬉しくなります。
●ドーナツ探求家・イラストレーター・グラフィックデザイナー・手芸愛好家
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