WeLoveDonutの「生ドーナツ」を食べました〜。

WeLoveDonut(ウィーラブドーナツ)さんは、大阪は千里中央駅近くにあるお店です。

「生ドーナツ」というのは、福岡の超人気ベーカリー「アマムダコタン」や、東京の中目黒、渋谷、原宿、などで「I'm donut ?」を展開する、平子良太シェフが開発し、大ヒットさせたドーナツです。

ちょっと前に「I'm donut ?」の原宿店に行きましたが、今でも長蛇の列ができていて、感心しました。

 

全国的に、「I'm donut ?」を模倣したお店がドーッと増えました。

WeLoveDonutさんもそのひとつですね。

 

WeLoveDonutさんも、公式サイトなどで「行列のたえない生ドーナツ店」と謳っていますが、さて。

 

私が訪れたのは土曜日でしたが、行列は……、残念ながら、絶えてますね。

「行列のたえない生ドーナツ店」といっていますが、この文面での「行列のたえない」は「生ドーナツ」にかかっていて、「WeLoveDonut」の方にはかかっていないのかな……。

確かに、「I'm donut ?」さんの「生ドーナツ」は行列がたえません。

 

特に並んでいる人もおらず、後から入ってくる人もいなかったので、余裕で買えました。

【大阪・千里中央】WeLoveDonutの生ドーナツ

 

【大阪・千里中央】WeLoveDonutの生ドーナツ

メニュー表を見ると、大きく3種類の「生ドーナツ」があるのはわかるのですが、なにをもって「生ドーナツ」なのかがわかりません。

 

こんなに流行っているのに、いまだに多くの人が言っている「生ドーナツって、どこが生なの?」という疑問については、下記から、私が解説した記事を読んでいただければと思います。

これ、ものすごく大事です。

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「クリーム入り生ドーナツ 生カスタードクリーム」

【大阪・千里中央】WeLoveDonutの生ドーナツ

 

 

【大阪・千里中央】WeLoveDonutの生ドーナツ

 

やわらかでもっちりしたイーストドーナツに、ホイップクリームとカスタードクリームを混ぜ合わせたものを詰めてあります。

クリームは甘さが強めで、あっさりした印象。

もう少しコク深さがあるといいかも。

甘みが前に出てきて、カスタードの印象が薄いような気がします。

ドーナツ生地はしっとりと、持ち歩き時間がある程度かかってもやわらかさをキープしていて、砂糖が溶けないところはいいですね。

油っぽくなく、よく揚がったドーナツだとは思います。

流行のクリーム入りドーナツはこのくらいが標準なのかな、とも思いました。

 

しかし、ここも多くの後発の「生ドーナツ」を売るお店と同じく、どこがどう「生」なのか不明なのですよ。

元祖生ドーナツを販売する「I'm donut ?」さんはInstagramで何度も説明しています。

ちなみに、「I'm donut ?」さんの「生ドーナツ」は、“まるで生のように感じられる食感”とのことです。

 

WeLoveDonutさんのドーナツは、生地が生っぽいわけでもない印象。

「生クリームを詰めているから生ドーナツ」というタイプかなぁ、とも思ったのですが、「デコレーション生ドーナツ」という、生クリームを詰めていない商品も「生ドーナツ」という名前で販売されているので、どのあたりが「生」なのか不明です。

生地に生クリームを練り込んでいるタイプなのかな??

 

そもそも、揚げて火を通して作った商品に「生」という文字をつけて売ることは、矛盾が生じた状態なのです。

だから、明確な説明が欲しいと思ってしまう。

それは、私が極端なオタクだからか……。

 

どこかで公式に説明していないかな、と思って調べたら、WeLoveDonutさんのGoogleの口コミの返信欄で、オーナーさんが、「生ドーナツとはふわふわの生地の食感のドーナツのことです。生食パンが流行したその流れで生ドーナツと呼ばれるようになったようです。」とコメントしてるのを発見してしまったー!

……うーん。

確かに「生食パン」のブームはありましたが、その流れで「生ドーナツ」と呼ばれたわけではないと、私は認識しています。

過去に「I'm donut ?」さんのInstagramで「生ドーナツ」を誕生までのストーリーが語られており、平子良太シェフがその“生っぽく感じる食感”のドーナツに「生ドーナツ」と名付けたという話は、様々な媒体のインタビューで答えています。

「アマムダコタン」「I'm donut ?」が巻き起こしたブームであることは明白です。

「生食パンが流行したその流れで」自然発生的に「生ドーナツ」が誕生したわけではないと思いますが……。

また、最近のクリーム入りドーナツが大流行した発端については、これまた「アマムダコタン」が火付け役となった「マリトッツォ」ブームから語る必要もあり、「マリトッツォ」ブームとは重なる部分がありますが、「生食パン」のブームと「生ドーナツ」のブームは、重なる部分がちょっと見当たりませんね。

食感についても、「生ドーナツ」を「ふわふわの生地の食感のドーナツ」と説明するのは、違うかと思います。

ふわふわ食感のドーナツが「生ドーナツ」といえるなら、世の中のイーストドーナツのほとんどが「生ドーナツ」になってしまう……。

「生食パン」と「元祖生ドーナツ」の「生」の意味合いも異なります。

「生食パン」の方は「生っぽい食感」ではありませんし……。

 

こりゃ、こまったコメントを掘り起こしてしまった。

 

ともかく、「生ドーナツ」は流行りすぎて、いろいろな解釈で広まっています。

今一度、下記の記事にて、「生ドーナツ」とはなんぞや?というところの事情を知っていただけますと幸いです。

↓↓↓↓↓↓

 

 

熱く、長くなりました。

すみません。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

私はドーナツ大好きな者として、ドーナツの情報は正しく知りたいのです。

 

 

 

 

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