金木犀の香りが色っぽくなってきましたね












皆さんこんにちは。
お元気でしょうか。
私は元気です。     








さて当ブログでも散々騒いで参りましたが…


ショスタコーヴィッチのチェロ協奏曲



無事に弾かせて頂きました(えっと2週間前に…)



我が母校桐朋学園大学の学生会オーケストラさん、そして梅田俊明マエストロと!!


 
じゃーん!!


こちらの演奏会、桐朋祭という、いわゆる学園祭のイベントの一つだったんですね。

学生たちで話し合って、学生会オーケストラでプログラムもゲストのソリストも決める…という、
大人の事情ゼロなコンサート。

私も学生時代、学生会オーケストラに参加し、
オーケストラでご一緒させて頂いた先輩方、いらして下さったキラッキラのソリストさまからたくさん学んだものです。


 
そしてこの度…

 
そんなキラッキラポジションに…   

   


新倉先輩
   



晴れて呼んで頂いたわけなのです
ぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち





もうね…
オファーを受けた時は嬉しくて涙が出ました
  




しかーし!!

今の学生さんたちは本当に優秀で
「楽器を弾くこと」は私よりずーっと器用。
日本不器用代表な新倉選手としては
非常に責任感を感じる緊張感のあるオファーに加え初めて演奏するショスタコーヴィッチのチェロ協奏曲という痺れるオーダー…

ネクストジェネレーションの天才選手たちと共に…

果たして新倉選手…


シュートを決められるのか!!!???


さらにその直前にはせんクラというこれまた夢にみていたスペシャル演奏会も決まっていたので、果たして本当に自分に全て出来るのであろうか…
という不安もございました。




…以前にも書きましたが
この歳で新しい大きな曲2つに立て続けに取り組むことは色々な意味で大変でした






でも本当によかった… 







最高でした。






やはり、練習は裏切らないですよ


 



そして、回数重ねることは大切ですよ







だって















失敗して良いんですよ

















そう、桐朋祭の時期は
コンクールの季節でもあった









日本音楽コンクール





私は学生時代3回受け、

2回は1次敗退、
1回は本選の前で落ちた

  
  

そう、本選の前で落ちたあの時
本選の曲がショスタコーヴィッチだった。

 


今でも鮮明に覚えている。

 


自分の番号が貼り出された予選を通過したときの高揚感。




貼り出された紙に自分の番号が無なかったときの
心臓がドクンと波打ち全身から力が抜け落ちる喪失感。







ショスタコーヴィッチを弾けないことが決まった予選敗退の秋


金木犀の優しい香りが鬱陶しく感じた


それから毎年


金木犀の香りがすると胸の奥がチクリと痛む








でもね



迷いながらも何かを諦めないで生きていると


必ず何かが与えられるんですね




そんなことが

今回私を迎え入れてくれた学生さんたちの心の余韻に残ってくれていることを願って。



人の失敗を笑わないで




自分の失敗を恐れないで




初心を忘れずに






写真は
1 オケの首席として支えてくれたネクストジェネレーションスーパーチェリスト佐山裕樹くん
2 オケ中で支えてくれたネクストジェネレーションスーパーチェリストの皆さま
3 リハーサルを聴きに来てくれたネクストジェネレーションスーパーチェリスト香月麗ちゃん

写真はないのが悔やまれるのですが梅田俊明先生の指揮は本当に的確で想像力豊かで素晴らしくリハーサルも最高に楽しくさせて頂き感謝でした
練習でソロ代奏してくれたネクストジェネレーションスーパーチェリスト矢部優典んもコンミスの波多江真里菜ちゃんも本当にありがとうございました













いんやぁ
しかし頑張ったし
そろそろ寒いので冬眠したいのですが…











まだまだ
2019年は
終わりませぬ




アコーディオニスト佐藤芳明さんとのDuo作品集「魂柱と鞴」の発売記念ツアーで名古屋、神戸、岡山、広島にお邪魔しますし

ピアニスト佐藤卓史さんとのリサイタルで千葉、岩手へ伺いますし

協奏曲も
岐阜でヴィヴァルディ
神奈川でシューマン弾かせて頂きますし

ゆがんだ真珠(バロックコンサート)もございます






冬眠など
していられませぬ







皆さま、各地各方面
お会い出来ますことを心から楽しみにしております!!