自分を信じることも、



人を信じることも、



どちらも大事。




でも、気を付けないと


自分を信じるという名の
ただの傲慢になったり

人を信じるという名の
人任せだったり
期待し過ぎて勝手に失望したりする。








己の気分で「信じる」という言葉を使ってはならぬ。










…その日、8月24日は
私の1週間前、いやそれよりもきっともっと前からの「過信」から始まった。



8月17日
スイスにて右目にお姫さまを迎える。
(お姫さま?と思われたかたは前の記事を読んで頂けると幸いです)

1年前より頻繁にお姫さまにはご訪問頂きますが、いつも3日間ほどのご滞在。
あらあらお姫さまって沖縄だとお友達って呼ばれるのねぇ、2週間前に左目にいらしたときの点眼薬もありますからぁ、どうぞ今回もお寛ぎになってぇ。うふふ。



8月18日
ダボス音楽祭主催のご夫妻の音楽祭お疲れ様パーティーへご招待頂き、パツンパツンでご機嫌なお姫さまと花束を抱えてお邪魔する。



8月19日・20日
少しほっそりされた姫と共に
スイス→日本へ。
ぶいーーーん
 


8月21日
スイスから帰国
日本ヴァイオリンさまにて修理・調整をして頂いたグラちゃん(宗次コレクションより貸与頂いておりますイタリアの名器チェロ/ジョバンニ・グランチーノさま)との再会を果たし、家にて弾きこもる。
ん?姫は3日目もしっかりご宿泊になられるのね?と少々お姫さまのふてぶてしい姿を感じながら眠りにつく。
 



8月22日
朝からとあるCM撮影
メイクさまの魔法により、お姫さまは存在感を消す。
撮影の一日を無事に終え、明日には姫は完全に旅立たれるかもしれないと私はおセンチになりながらも安堵と疲れで泥のように眠りにつく。



8月24日
朝目覚めるとお姫さまはまた衝撃的に肥えていらっしゃる。
しかし今日は昨日とは別件のドレスの撮影だ…と心はざわつく。
己の肥えは棚にあげ、姫の肥えに怒りを感じる。居候もいい加減にしてくれ。

早朝眼科のお医者さまに姫の相談をしに行ったが、色々なタイミングが合わずに姫とのいざこざは時と点眼薬が解決してくれることに落ちついた。

この日もメイクさまの魔法により姫は姿を消した。(写真上/ドレス秋冬コレクション、お楽しみに!!)
怒りを感じたとたんに健気に消えて、姫はなかなか魔性の女である。

しかし魔法がきれた新倉選手のもとには、
もはやいつ爆発してもおかしくないほどに真っ赤な鬼の形相の姫が。
明日の朝、また眼科さまに相談しようね、となんとかなだめながら、眠りにつく。






   




そして迎えた8月25日…

あぁぁ朝日カルチャーセンター講座!
さぁぁ最終仕込みだ!
ひぃぃ瞳楽しみ!とうきうき目覚める

しかし我が右目には私の怒りまでを吸収した爆発寸前の姫が
「早くワタクシを眼科へ連れてお行き
なあああああさささひひひいいいい!!!!!」
と朝から絶叫。。






急遽、再び早朝から眼科へ並び
人生初身体にメスを入れ
お姫さまを救出して頂きました。
(M星先生、本当にありがとうございました)







いま、お姫さま不在となった右目は
蝉の抜け殻のようだ。









あぁ、そういえば今回帰国してから
蝉の声を今年初めて感じたなぁ







お姫さまを迎え入れたのは私。
愛着を持ったのも私。
怒りを感じて出て行けと思ったのも私。

己の気分で、都合良く。




右目のお姫さまに振り回されたんじゃないよ
己の中のエゴ姫が、周りの人を振り回しているからお姫さまが教えてくれたんだよ。





実は昨夜は講座の後、
父との話し合いにてプチ喧嘩をした。

喧嘩じゃないですね…
無意識に色々なことを抱え込んでしまうことに気付かない私のことを心配する父からの議題を、私が理解出来なかった。
そしてたまたま隣に居てくださった敬愛するかた(そのかたも、一人娘のお父様)がそんな父の気持ちを察し、私を導いて下さった。

もう34歳なのに
頑張っていることを褒められたい
小さな4歳児くらいの気分だった。





その後、父がふと私に冗談で放った
「全くお姫さまなんだから」と言葉に、
全ての愛情を感じてしまい、

言葉が出なかった。

右目ではなく心が痛かった。



大切な人たちを信じることを
大切にしなくちゃ。



だから、さらばお姫さま。



ありがとう。

















えぇと、肝心の朝日カルチャーセンターでの佐藤芳明先生との講座「チェロとアコーディオンで巡る世界の音楽畑」ですが…


もう最高に楽しくて、やりたい放題で…

信じて下さり(うおぉ!)受講して下さいました皆さま、芳明先生、朝日カルチャーセンターさまに大感謝です。

ありがとうございました!!

(あと、メガネ亀の新倉選手にあたたかいお見舞いのお言葉の数々、ありがとうございました!)


正直90分の講座はあっという間でして…
芳明先生コーナーに大幅に食い込みご迷惑をおかけしながらも、お伝えしきれていないのです。
「えー」とか「うー」とか言っちゃう時って、まだ自分でも消化しきれてなかったり皆さんに伝わりづらかった時だったんだろうなぁと思います。

それでも、体験学習という名の歌や踊りにまで皆さまついてきてくださり、お付き合いくださりありがとうございました。

芳明先生の解体授業も最高でした、次回は(あるのか?あると良いな!!)芳明先生コーナー長めで!

またこのような機会に恵まれますように。












さて本日は…

ららら♪クラシック公演でございます。










山を越え、谷を越え…















川越で!!