皆さんこんにちは。
実は今、スペインのとある音楽祭にご招待いただき、数日間スペインに滞在しています。
と言っても今後出演するであろう会場の下見に贅沢にも伺っているだけで1人解放される時間も多く、
色々聴いて、観て、食べて、感じて。
新しい土地を知るべく五感を楽しませまくっております!!!!!
しかしですね
滞在場所がなかなかイイ感じの
ザ・村!!
でして、
ホラ〜(Hola スペイン語でこんにちは)と笑顔で挨拶しても皆さまプイと回れ右…
返事を返して貰えなかった初日。
軽くしょんぼりしていたのですが、
ホラは吹かずにホラを言い続け
(ん?)
…
…
…
最後はあちらからホラ〜と声をかけてくれるようになりました!!!
うおおおやったーー!!
ホラいただきましたーーっ!!!!!
グラシアス!!!!!!
思い切りアジア顔のよそ者で大きな楽器を背負っていたら、そりゃあもうワタクシ不審者ですよね、受け入れてくださり本当にグラシアスでアリマシアス。
さて、スペインの夏はご想像の通り暑く、
午後1時頃マックス暑くなると使いものにならぬ。。
ということでスペインの皆さまは基本的にシエスタ(お昼寝)タイムで街も村も静かになってしまいます。
ですからその時間は私もチェロを弾く手を止め、(シエスタしてもよかったのですが)静まり返ったご近所を散歩しました。
1日目は主催者のかたも
「記念写真撮らなくちゃセニョリータ〜!」
と同行してバシバシ写真を撮りまくって下さいましたが(素敵な写真をグラシアス)、
2日目以降は1人でぶらぶら(放置してくださりムーチョスグラシアス)。
人が1人も居ないと、まるで映画のワンシーン
「ここはどこ?わたしは誰?キャー!!」そして汗だくで夢から覚める!みたいなシーン。
とても孤独で不思議な気持ちになりました。
でもね、そしたらですね…
ぴろぴろぴろーーっ
可愛らしい声につられてふと上を向いたら
ツバメの巣があったのです。
スペインにもツバメの巣、
当たり前なのですけれども
なんだか感動しちゃいました。
つい数日前、成田へ向かうとき、
隣にいらしたかたが
「あ、ツバメの巣かな」ってふと覗き込んだ表情がすごく優しくて素敵で。
彫り深めなお顔で
薄い色の瞳で
一見冷たそ〜うな雰囲気なそのかたの
溢れ出てしまった真心に触れて
なんだか泣きそうに心がじわ〜っとあたたかくなったのです。
だから、スペインでもそのおかたの素敵な表情が蘇ったというか…
地球の反対側のスペインでも同じ優しい気持ちになれたことが、すごく嬉しかった。
…長くなってきたので、
また続きは次回。