皆さんこんにちは。

罪と罰大阪公演大千穐楽から帰京した後は撮影と日本橋のFLOWERSへの出演が続きバタバタ、そこからチューリッヒへ向かい到着後はベルンへ移動しコンサートでバタバタ…

なかなか落ち着きませんでしたが、いまようやく、チューリッヒの自宅にて弾きこもり生活に入ることが出来ています。
風が冷たいのでまだまだ油断は出来ませんが、スイスも春を感じる日が続いており、毎日美しい空と水辺の鏡にふと自分自身の心を映しては見つめなおしています。


…さて、約3ヶ月向き合った舞台「罪と罰」
チューリッヒの鐘の音(朝から晩のうちに15分くらい鳴り止まないことがしばしばあります。笑)が戯曲で使用されていた鐘の音と重なり、舞台を想い出さずにはいられないので、そろそろ振り返りブログを書いてみようと思います。


コンサートチェリストの私にとって、今までなかなかご縁がなかった舞台への出演ですが、昨年の「響」(歌舞伎俳優 尾上松也さんとご一緒させて頂いた音楽劇) がきっかけでお声がけを頂きました。

今回の音楽チームをまとめて下さった大熊ワタルさんとこぐれみわぞうさんからのご紹介でBunkamuraさんからも深いご理解をいただき、演出のフィリップ、音楽監督のパディ、俳優陣の皆さま、スタッフの皆さま、代奏を務めてくれた西牧佳奈子さんのおかげで、無理矢理なスケジュールではありましたが参加させて頂くことが出来ました。

フィリップと。

音楽チーム。左から代奏を務めてくれた西牧佳奈子ちゃん、パディ、わたし、大熊ワタルさん、秦コータローくん。毎回毎回、楽しいセッションをありがとうございました!



役者としても人としても魅力的な皆さまばかり、そしてお互いが刺激をし合って毎日の公演が徐々に変化を遂げるのを同じ舞台の上で目の当たりにし、役者としては初心者でお恥ずかしい限りでしたが音のプロとしてこのカンパニーの一部として悔いなくご一緒させて頂くことが出来ました。

スタッフの皆さまも、舞台チーム、照明チーム、音響チーム、衣装チーム、メイクチーム…各チームが本当にプロフェッショナルであたたかくて、素敵な方々ばかりでした。

大変なことの連続でしたが、素晴らしいチームの一員としてこの舞台に立てたことは光栄なことでしたし、皆さんと出逢えたことは私の誇りです。


勝村政信さん率いる朝のサッカーチーム(これは東京公演時。大阪公演ではメンバーがぐっと増えました)

この朝のサッカーが、驚くほど舞台に生かされるんですよ…勝村さん、本当に音楽的な演技をされるかたで、新倉選手もかなり勉強させていただきました。
FC Schwein。
またこの話は、いつかゆっくり。



バレンタインがあった大阪公演ではキャストの女子全員からの罪と罰チョコレートケーキのプレゼント。(下の写真はスタッフさんがたまたま居合わせた3人…いや5人を撮って下さいました)

優子ちゃん、奈央ちゃんとは楽屋での楽しい想い出がたくさんで、その人柄にも惚れ惚れしました。インスタでも沢山一緒に遊んでいただき嬉しかったなぁ。


そしてバレンタインスペシャルとして、三浦春馬さんと音楽チームでアヴェ・マリアをインスタで配信。ファン想いの春馬くんの素敵な一面を垣間見ました。

今回、春馬くん、優子ちゃんはじめ俳優陣のファンの皆さまがあたたかくて音楽にも興味を持ってくださり、嬉しいメッセージもたくさんいただきました。ありがとうございました。
また、俳優陣の皆さまご自身もチェロに興味を持ってくださり、毎日代わる代わるチェロレッスンを受けに(笑)いらして下さいました。

その中でもかなり上手だったお2人がこちら。
ナスターシャ役の深見由真さん

ラズミーヒン役の松田慎也さん

こちらのお2人は、舞台上では華がありながらもいつもさりげなく縁の下の力持ちで人を助けて下さるお2人で、私もたくさん助けていただきました。

…ご紹介しきれませんが、本当にバランスの良い素敵なカンパニーで、皆さまからたくさんの学びがありました。

最後に、今回舞台用のチェロを提供して下さいました日本ヴァイオリンさんに、深くお礼を申し上げます。
数々の無理を承知で受け入れて下さり、感謝してもしきれません…本当にありがとうございました!


まだまだ載せたい写真や、書きたいエピソードは尽きませんが、この素敵な想い出を糧に、また豊かな音楽を皆さまに届けられるよう精進しますので、どうぞよろしくお願い致します!