皆さんこんにちは。

罪と罰、一昨日の2月1日をもちまして東京公演を無事に終えることが出来ました!

キャストの皆さま、スタッフの皆さま、そしてご観劇下さり応援して下さいました皆さま全員が揃って今回の「罪と罰」という作品が生まれた!!と感じることが出来た千穐楽でした。


連日会場いっぱいの皆さま、立ち見でもご観劇下さいました皆さまから、3時間40分という貴重なお時間とその時間以上の愛をいただき、支えていただいています。

演劇界のベテランの皆さまでも、こんな大変な舞台ないっ!!そうで(笑)、ハルマニコフを筆頭にキャスト全員が命を削って挑んでいる舞台。まだまだ大阪公演が続きますが、またこの戯曲がどのように表情を変えていくのかとても楽しみです。ひきつづき、皆さまの愛で助けてくださいね。どうぞよろしくお願い致します!


そして千穐楽の次の日には早速クラシック畑へ戻りリハーサル、本日は杉並公会堂にてエルガーのチェロ協奏曲の公演でした!

我ながらタフだぜ!!

和田一樹マエストロとオーケストラルゼルさんと温かい雰囲気でリハーサルを進められて、本番は緊張感を持ってこの名曲に魂をこめることが出来ました。
和田マエストロとは6年ぶりの共演でしたが相変わらず素晴らしいお人柄と温かな音楽創りで支えてくださいました。ルゼルの皆さまも、私の音を全身全霊で感じようとしてくださりありがたく、沢山の学びがありました!





実は罪と罰のワンシーン(ポルフィーリがラスコリニコフの部屋を訪ねた後にロウソクの灯りを見たとき)の音は、エルガーのチェロ協奏曲の冒頭からインスピレーションを受けて生まれました。
イギリス人の音楽監督のパディさんと、イギリス人の作曲家エルガーさんのチェロ協奏曲がレパートリーの日本人の私が出逢えたからこそ稽古場で生まれた音。
かけがえのない人生だなあと。
エルガーを、東京公演と大阪公演の間に演奏出来て、なんだか感慨深かったです。


罪と罰で共演中のナスターシャ役の深見由真ちゃんも、ご主人様(なんと和田マエストロとお友達)とご来場くださいました!
舞台観劇をきっかけに音楽、チェロにも興味を持ってくださっている方々が多いそうで…嬉しい限りです。
そして、いつも応援くださる皆さま。
心から感謝申し上げます。
小さな努力を重ねることしか出来ずカメの歩み…でありながら様々な世界に飛び込んでいく危なっかしい私ですが、音楽家として出来ることは全て挑戦して参りますので、どうぞよろしくお願い致します!!

さて、なかなか休めませんが、また明日も楽しみな打ち合わせが。

充実した幸せな毎日に、大感謝。