写真提供:Hakuju Hall 

皆さんこんにちは!
Hakuju Hallでの公演を終えたのちに(NHKの収録が入り、1月に放送されます。お楽しみに!)とある楽しいレコーディングを経て、スイスのEngelberg(天使の山)での音楽祭に出演し、今日はチューリッヒでコンサートでした。

息をつく間がなく日々が過ぎてゆきます…と書いても良いかもしれませんが、忙しくても深呼吸は忘れない毎日を過ごせているんですよね…

私は幸せ者なんだなぁとつくづく感じます。

心弾むレコーディング

チューリッヒに上陸前、大自然が魅せてくれた美しい彩どりの、たった一瞬されど一瞬


今の時代、せっかくSNSが発達していますから、なるべくタイムリーに近況報告を…と眠りに落ちる直前や移動中の3分をTwitter等で完結にアップするよう心掛けているのですが、何事も毎日続けることはなかなか大変なことです。ブログは日記♪とうたいながらも、もはや日記ではなくなりました。
でも、心が震えることをシンプルな言葉におとしていくことは、自分に素直になるだけだなぁと思うようになり、最近はTwitterがとても好きになりました。ブログはもちろんブログならでは書けることがあるので好きで、読んでくださる皆さまのおかげで何年も続けられています。

改めて、私の音楽活動を応援してくださる皆さま、発信するSNSも音楽と共に楽しんでくださっている皆さま、本当にありがとうございます!

さて、なっがい前置きとなりましたが…
Engelbergの室内楽の音楽祭Zwischentöne Kammermusik Festivalでの出来事を書き留めたいと思います。

音楽祭が行われた修道院。ナイスキャラの修道士さんに院内をじっくりご案内いただきました

コンサートやリハーサルが行われたバロックザール

控え室

ホテルから会場までの道のり。人が少なくメルヘンな景色を独り占め


さすが天使山という名前がついているだけあって、山々に守られたこの街は第二次世界大戦中には美術品などがこちらの修道院に避難してきたそうです。もちろん戦火にさらされたこともあり修復を繰り返しての現在ですが、築約900年の歴史の中でここで祈りが捧げられない日は一日もないそうです。
(こういう素晴らしいお話を伺うと、私のSNSの心構えうんぬんが本当に小さ〜く感じます)


また、修道院の教会にはメンデルスゾーンが演奏したオルガンもありました。
ユダヤ人のメンデルスゾーンがキリスト音楽を復活させたからこそ今のバッハ信仰があることを再確認。本当にすごいことですよね。クレズマー音楽も演奏する私としてはさらに感慨深くこの場に佇んでおりました。


こちらのサンタクロースのように愛に溢れた素敵な紳士は、バーゼル交響楽団の元首席コントラバス奏者のChristian。元々オーケストラでの彼の演奏姿を客席から観ていてファンだったのですが、今回、この室内楽の音楽祭でご一緒出来るとは!楽しかったなぁ。

他にも素晴らしい音楽家の皆さんとの出逢い、そして演奏からも刺激を受け、短くも充実の滞在でした。

またチェロという名の羽根を背負って、この天使山に帰って来られますように!


天使山からチューリッヒに戻って弾いたコンサート会場。会場入りした朝は凍えそうに寒くて指が動くか本気で心配になりましたが、バックステージで身体を動かして(正確に言うと踊りまくって)本番はポカポカで迎えることが出来ました。

いやしかしヨーロッパの演奏会場は日本のコンサートホールの楽屋のような環境が整っていないことが多いので、身体も精神も鍛えられます。。

帰路につきふと会場を振り返ると、ぐっと秋が深まった美しい秋の景色が。
でももう、冬はすぐそこに。ぶるぶるっ
皆さまもお身体ご自愛ください!

よろしくお願いしますぽち→ブログランキング