皆さんこんにちは。

チューリッヒは霧がかって灰色のお天気が続いていましたが、今日は美しい秋晴れです。
すっかりライダースジャケットの季節となりました。

いま私の住むチューリッヒではFilmpodiumという期間でして、様々な国の映画が放映されたり、映画監督さんが劇場にいらして市民が質問出来るイベントが開催されています。

そんな中、昨夜はわたしも大好きな小津安二郎「東京物語」が上映されるとのことで、劇場へふらっと行ってきました。

スイスでもこうして日本の作品が取り上げられ、愛されていることは本当に嬉しいです。


日本映画は特に白黒映画が好きで、よく自宅でも1人で観ていますが、スイスの劇場でドイツ語の字幕付きで観たのは初めてだったので言葉の訳されかたも見られて面白かったです。

また、自分が歳を重ね、心に沁みるシーンが変わったことも昨日は感じました。

日本人であることを誇りに感じましたし、スイスでもこうして日本の作品が愛されていることに感謝です。

ちなみに、小津安二郎「晩春」では、スイスの作曲家ヨアヒム・ラフのカヴァティーナという曲も流れているので、晩春も是非スイスの方々に観ていただきたいなぁと思いました。
昭和24年からこうして国境を越えて音楽が映像の芸術を彩っていると思うと感慨深いですね。


実は、10月25日公開のスイス映画、Michael Steiner「Wolkenbruch」の音楽を、クレズマーバンドCheibe Balaganとして演奏しています。
作曲家とバンドメンバーと、映像を観ながらアレンジを重ねられたことは、この夏の良き想い出です。

いつか日本映画の音楽も編めたらいいな!


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