発行:2024年2月13日


表題作を含む短編、超短編が13作がまとめられています。最後にご自身によるあとがきがあり各作品に対する思いや創作時の背景が語られていて興味深いです。


思えばある年代から若い世代は生まれた時からコンピュータが身近に有りネット環境も当たり前に在る。中にはミニカーやプラレールに興味を持つのと同様にプログラムをオモチャにする子供が居ても不思議で無い。人の興味が赴く処は様々、しかしフィールドがどの様に異なろうともそれに関わる人間の真理に普遍性が炙り出されている。どの作品も人を見る目が温かい感じがする。不思議に面白い作品です。