「短期放牧を経て心身のリフレッシュできましたので、明日からの働きに期待です」
と、夏の短い放牧から帰宅しました。今年のセレクトはIKH温泉。前回来てから5年は経過していますが、石段の大変さはこんな感じだったかなと確実に老いを感じる時間でもあり(笑)。それでも何度も温泉に入り美味しいご飯と自然を堪能してリフレッシュできました。目的のお店が着いたら臨休だったり、そういうトラブルも旅の楽しみの一つです。
どこかで見た文字列ですが(笑)、ここの馬たちは暑さに負けず元気でしたね(なお交通標識以外はFarmではなくBokujoなんですけど)
一匹ずつの脚の運びをチェックします。数えると眠くなるので要注意
さて、その初日、関越自動車道を走るバスの車内、もちろん心の向かう先は群馬を飛び越え新潟にありつつという時間を過ごす中、負けられない一戦をミダースが勝利してくれました。
関係者の皆さんおめでとうございます&ありがとうございました! ミダースも心身ともに厳しい中でお疲れさまでした!
初のレイデオロ産駒愛馬で期待値は相当に高いけれど募集時から見えていた脚元の不安でデビューは3月の中山。口取りの権利を持っていての大敗、不利などもあったとはいえ大差の18着はなかなかに厳しいものでした。
デビュー後は見学にも行かせてもらい。さすがにデビュー戦のシンガリ負けがあった後なのでスタッフの方からも強気なコメントはなかったですが、なんとかと工夫しながら取り組んでいただいていましたし、能力さえ発揮できればということを再確認。
実際にダートに転戦しての3着は大きな前進を感じさせてくれ、その次は勝ったと思ったハナ差の2着、未勝利馬のそれはとても悔しい時間。それがあってからの4戦目は再度の口取りチャンスも前とは差のある3着。そして迎えた5戦目、絶対に落とせない一戦で5馬身差の快勝で勝ち上がってくれて。
ただ、着差こそ完勝と言えども内容的には簡単ではなかったのも事実。1コーナーまでの入りは相当に難しかったと思いますが、そこはさすがルメールJKとしか言いようが無く上手くリカバリー&エスコートしてくれました。
レイデオロ産駒だからこその嬉しさ、一昨年のキャロット募集ではこの馬が最も父に似ていましたし、血統面でも母系アメリカンの血が入ることは必ずプラスになると信じていました。ツアーでレイクヴィラの担当の方にも聞いて思いが強くなり。
また、デビュー18着からの巻き返しは私の中ではさすがに初の出来事、あの時はお仲間さんと観戦しゴール後すぐに言葉を発せなかった空気感が何ともでしたが、今となれば笑い話にもできるでしょう。さらにラディアンシアでは残念なことになってしまった栗田厩舎で勝利を遂げられたこと…。色々と重なって余計に嬉しい1勝でもあります。
3歳秋以降も走れる権利を確保してくれましたから何より無事に成長をと思うのみ。
これで2021年産馬は5頭目の勝ち上がり、7頭出資なので率的には悪くありません。ただしあと一頭、ミダースと同じ「2着1回、3着2回」の実績を持つファビュラスロードにまだ勝ち上がりのチャンスが残されている。なんとか、内容はどうでも良いのでラストチャンスをモノにしてほしいと願うばかりです。
先週、グリーンファーム愛馬会の投函を済ませてから少しずつではありますがキャロットの検討もスタートしています。
といいつつ短期放牧中は基本的にはスマホはポイして過ごしてましたので、また明日以降に具体的な検討が始まります(カタログ情報も出ますしね)。
過去、このブログでは「一口馬主の終活」やキャロットで出資する際の「バツ取りはしない」「母馬優先権は狙わない」といったこと、何度も記してきました。昨年の募集締切後にも書いていたように思います。
これでした
短期放牧中の出来事や持ってきたお供によってその考えは改めて強くもなりました(というかこれ以上強くなりようはないんですけど(笑))。
以前から読みたいなと思っていて、ちょうど旅のお供に最適と手にしておきました。私は普段読書スピードは相当に早いんですが、この本についてはあえてかなりゆっくりと、往路もちろん宿のチェアに座り、目の前の緑を堪能しつつ一文ずつを噛み締めるように…。
いい意味でこれまで考えていた人生観にプラスになりましたし、キャロットでの馬選びは今年も確実に最優先で一頭獲得するべき、将来の出資権利を期待しないようにという考えを改めて募集前に再確認する機会にもなりました。
(ちなみに著者は馬主でもあり、本の中にもそのことがちょっぴり記されてもいます)
「これからあと何年楽しめるか分からない」
「先の権利を期待し過ぎない」
あくまでも個人的な考え方に過ぎませんが、今年も愛馬との良い出会いがあるとよいなと願ってます!