今年の愛馬4勝目、関東オークスに出走したアンデスビエントがJpn2(読み方ジーツー)のタイトルを獲得してくれました。関係者の皆さんおめでとうございます&ありがとうございました!


西園厩舎の皆さんはもちろんですが、母娘二代の出資者の方もいらっしゃるでしょうから喜びは尚更だと思います。そして、アンデスビエントも蒸し暑い中での初の夜競馬お疲れさまでした!


このレースへの出走過程での運やこれまで見せてくれていた力からすればスタートを決めて1周目のスタンドさえ無事に乗り切れれば大丈夫と思ってはいましたが、道中の緩急を付けたラップ、2周目3角からの突き放し方はさすがに想像を上回る圧勝劇でした。逃げての上がり最速ですから文句のつけようがありません。


鞍上の田口貫太JKの初重賞制覇、記録にも残る勝利となりました。改めておめでとうございます! そして今年の愛馬4つの勝利のうち3つでお世話になっているということにも。初ということでは私の地方重賞勝利も初。というか出走自体ランザローテでの一回(2着)だけしかなかったですから、自分自身にとっても新たな記録となりました。



出資判断にあたっては迷いが無かったどころか元々スルーを決め込んでいたのに動画再生して一瞬で決まった馬でした。


そういえば2年前のキャロットツアーでのこと。この時点では既にアンデスクイーンの21への出資が確定していたわけですが、展示されていたアイヴィベルの21(ミダース)を目の前にレイクヴィラの方にこの馬の評価を聞いてとんでもなく前向きになれたことを思い出しましたよ。


もう時間も経ったので勝手に一人で時効ということにしますが、おそらく募集動画で曳いていた方がとにかく大絶賛。もしこっち(キャロ)募集だったら1.5倍はしたのではという話、間違っていなかったどころか当時の期待値すら超えてきているのかも知れません。


そうそう、過去のレースを振り返っても良くわかりますが、アンデスビエント自身はかなり体高は低め。募集時からあまり成長した感はありません。


この点、普通に考えると大きい方が一完歩で取れる長さが大きい分のプラスがあるわけですが、ある意味小さいからこそ小回りコースでのコーナリングも苦にしないですし、また他馬の仕掛けにあわせての動きが必要な時にすぐに加速できる。さらに、短距離馬でも相当なアドバンテージとなるようなスタートの速さも小さいからこそ、ただ小さいだけでなく体幹の強さや可動域の広さも関係しているのかも知れませんね。


ラヴェルに続きビビッと来た馬での2世代連続の牝馬重賞勝ち。決して牡馬が得意とも言いませんが苦手な牝馬で連続で結果が出たことは運の要素がほとんどの趣味にあっても素直に嬉しいもの。


前走を迎えるにあたり、アンデスビエントの成長曲線を想像するため母アンデスクイーンとの比較をしていました。というのも、似たような戦績を辿りながらもややその曲線は母より前にあるように見えるキャリア。もしかすると成長曲線自体関係なく、よりポテンシャルが高いだけということかも知れません。


ただ、この成長曲線イメージがあるからこそ、仮にこの一戦で結果が伴わなくても気にする必要がありませんでした。2勝クラスから一つずつ経験を積む中で馬体の成長を待てればと思っていて、まだまだ先々を楽しみにできるという気持ちが強くあって焦る必要もなくて。だからこそ人気を背負っていても特にプレッシャーが掛かることもなく、気持ち的には相当に楽でしたね。


まずは無事の報せを待つこと、ここからは中央以外が主戦場になるかも知れませんが、どんなローテとなるか楽しみは大きいです。



さて、先月のアンデスビエントの勝利からこのアンデスビエントの勝利まで、愛馬たちの結果はなかなかに満足とは遠く期待値を大きく下回る状況が続いてきました。一つ勝ったあとはいつも流れが変わって連勝が続いてほしいと思うのですが、結果的に流れは変わってくれません。


が、この週末は関東オークスとは全く違う緊張感でレースを迎えることになる日曜日の東京、朝一から連続して出走するソルドラードとミダース。


「勝たないといけない」「後がない」というプレッシャー度合いは遥かに大きなものとなる。グッと込み上げてくる気持ちも段違いなものになるはず。


レースの格や競走用馬ファンドの配当面の大小にとは関係せずということですね。


愛馬にはいつも無事に、できることならば勝ってほしいという気持ちはありますが、絶対に勝ってほしいと思う一戦でも一つ勝つことは簡単じゃない。もうこの趣味を20年も続けていればイヤとなるほど分かってはいますけど、それでもやはりこの2つのレースは絶対を求めたい。厳しい相手との戦いにもなりそうですが、強い緊張感とともに迎えることになりそうです。


また、京都ではアレグロモデラートとラヴェルも予定しています。特にラヴェル、前半でも少し触れましたが持ち合わせているポテンシャルを発揮しての重賞制覇の時間から2年弱、運の無さや気持の難しさを出す形で満足には程遠い走りが続いています。


今回、どんな位置どりになるかは分かりませんが、不利無く気持ちよく後方から回ってこれれば一気の復活劇までと思ってもいる。


簡単にいかないことは承知していても勝利の機会が続いてくれることを願うのみです。


イットウ記念にたまの贅沢ごはん