グリーンファーム愛馬会の2021年産愛馬、全馬無事に希望通りの出資となりました。


中間時点で実績的にはOKと聞いてはいたものの、結果通知が届くと改めてホッとできますね。


ということで、まずは人気集中した唯一の先行満口馬であるこの馬から。


普段飲んでるスープのパッケージより(笑)


1 アンデスクイーンの21

父 ドレフォン

母 アンデスクイーン

(BMS タートルボウル)

牝 栗東・西園正

募集総額4,000万円

(一口200,000円×3口)


リストに名が上がった時は、「皐月賞馬の近親。お母さんの力は認めるけれど、種付ギリギリまでハイパフォーマンスで走った馬の初仔、それも牝馬だから体質面の怖さがある。だからあえていくことはなくスルーしよう、母優先人気凄そうで私自身母への思い入れはないし」そう考えていました。


が、募集動画が公開され、YouTubeで動画を再生して一番最初にこの馬を見た瞬間、つまり再生して1分ほどで申し込み圏外から一気に最優先出資候補に決まりました。


グリーンでは希望順位は不要ですが、もしそれがあれば間違いなく最優先を投じていたでしょう。


サイズ感はまずまずで、体幹も含めて初仔らしいものはいい意味で感じられず、トモはドレフォンらしさを感じるもの、丸いというよりは力強さが見られる形。そして何より前後の脚の出方、特に前が素晴らしい。その中でも一番は背中の動きに首を合わせてのスムーズさ。少なくともこれまで選んできたグリーンの馬の中では抜けて良く見えました。そして、募集が始まったキャロットの馬と比較しても今のところこの馬が最優先と言ってもいいくらいにすら見えます。ドレフォン産駒はよく見せるのも確かなんですけどね。


評価のレベル感としては昨年、キャロットのサンブルエミューズの20(ラヴェル)を見た時のそれとかなり近い雰囲気を覚えました。違いは脚先の軽さがこちらはやや欠けるかなということくらいでしょうか。ただ、ダートへ向かう前提ならば全く問題ないでしょう。もちろん母の名からダートが想起されますが芝でも十分高いレベルで走ってくれそうです。


会報にも「これまで提供されたノーザン産で一番」そんな記述がありました。それ自体は凄いことのようで、調べてみると実はそうでなかったりもするのですが(笑)。少なくともそういう評価を受けているのは嬉しいこと。素直にそう思いました。西園先生のコメントもかなり後押しさせるものでした。先生の言葉を借りれば「ビビッときた」私も同じです(笑)。


一方マイナス面は左前が若干反っていること。ただ、許容範囲と見ました。もう一つ、こっちは重要な点。馬体重の減少が見られたこと。最新の数値では7月1日現在より5kg減少していて、基本的にこの間は青草食べて増えるだろうところがあるはず。コメント読む限りは不安なしと判断したいですが、一応リスクは見ておかないとということで、一時期は5口出資でこの馬のみ申し込みもとまで考えるも、最終的な判断として馬体成長のリスクを理由に3口に減口しました。


価格についてはグリーンの中では確かに高いけれど、仮にサンデーやキャロットで募集がかかっても同じくらい、むしろその中でもドレフォン産駒としての値付けは高い4,000万円ですから、それだけの評価がされたものだと受け止めて。おそらくクラブ活躍馬の初仔だから回してくれたけれど(来年以降は難しいかなとも)、デキが良いからこそきちんとした価格でとなった。むしろ高いことをポジティブにも考えました。変な表現になりますが、クラブ名を気にしなければ良いだけとも思うところまで。もしキャロット募集であっても最優先を投じていたかも知れないくらいの馬ですからね(個人の感想)。


なお、3口出資は中途半端ですがキャロットの5口以上、出資割合としてはこれまでの愛馬で一番馬となりました。その分も上乗せされていますが、かける期待は相当なもので母を超える活躍まで妄想しています!



「2050%」この恐るべき数字にピンときますでしょうか?答えは本馬の母に出資していた会員様であればご存知の母の募集価格に対する賞金回収率。母がタートルボウル産駒のダート部門かつ牝馬の代表産駒であることはほぼ確定的といえるでしょう。繁殖牝馬として大きく期待された母の最初の配合相手として、産駒が馬産地で評判となっていた新進気鋭のダートスプリンターのドレフォンに白羽の矢が立ったことは必然といえるでしょう。


母と同様の活躍を期待されての配合でしたが、誰も想像しなかったニックスが誕生します。皐月賞馬ジオグリフです。近親で、母父キングカメハメハという、狙ったかのような配合となりました。馬体を見ると初仔とは思えないほどのボリュームに雄馬と見間違う筋骨隆々の馬体。母と同様の既定のダート路線はもちろん、親戚の超優秀なお兄さんの路線にも進んで欲しい。贅沢な悩みで関係者を困らせる、罪な一頭であることは間違いありません。


✳︎一部内容はグリーンファーム愛馬会より転載の許可をいただいています。