前回から少し時間が空いての更新です。


公私ともにいろいろと、心も身体も削られる時間でもあったので読み書きを控えていましたが、いい意味で元気には過ごしておりました。ようやくホッと一息です。


一息と言えば余暇時間の過ごし方。ここ数年、特にこの1,2年においては自身の将来設計を考えることに重きを置いてもきました。誰とも接することなく色々と考える時間は嫌いではありません。散歩なんかもまさに身体の健康目的よりもそっちが中心であったり。


その考えるという行為、なかでも資産形成をどうしていくか、仮に身体の動きが鈍くなってきた、あるいは急に何か起こった時に向けてどう準備しておくかと想像、分析してきました。


と記すとなんか大事のように読めてしまうんですが(笑)、そこまでの大層なレベルにはなく、将来がどうなりそうか、それにあわせて何度も見直してきた資産ポートフォリオをさらに見直してセットしたということです。


高値圏、過去最高値と言われるマーケットの中であえてこれまでよりも明らかに多く投資に向けていくのはどうなのかというのは一理あります。


ただ、短く見ても15年という時間軸で、給与収入を用いたドルコスト投資が前提ですから、仮にここから右肩下がりの環境に変化しても大きなマイナスにはならないだろうという考えもできる。また、もちろん15年以上先を見つつの判断が前面にはあるものの、急に自分が動けなくなった場合に備え、ある程度の配当や分配があるポートフォリオを組んでおけば補助的な資産として安心できるであろうという準備も並行して行っておきたい。


であれば、10年、20年前とははるかに違う投資環境が揃った今、もう少し攻めてアクセルを踏んでも良いよねと。投資に向ける枠を一気に増やしてみようと。


時間を巻き戻しても、全世界の銘柄にかつ低コストで投資できることなんて当時の社会人になったばかりの自分には想像もできなかった。そうそう、昔って投資するにも手数料が結構かかったんですよ。例えば投信は買うだけで3%の手数料がかかるなんて普通のことで、今のような無料なんてあり得なかった、スプレッドも広いし。今となれば当たり前ののネット証券の存在なんて、当時はまだ私を含むごく一部の世界での話でしたからね(一方で当時は今よりも税制面では恵まれていたというのもありますが)。


で、さらに拍車をかけたのは今年からの新NISA。顧客獲得のための低コスト競争が凄いし、実質信託報酬を考慮せず任せることができる、なんならポイントでの還元まである(笑)。投資に回さず現金、円預金だけの方がリスクとなることは言うまでもないですが、ホントに投資しやすい環境が整いました。


もっと早くからというたらればは抜きにして、今から15年それ以上先を見据えればよいと前向きに捉えて。


必ずしも外国株インデックス一辺倒ではなく、市場改革が進む日本だって30年先と言われたら自信ないけれど10年程度の時間軸ならばむしろ優位となるかもと思いますから、成長期待のインデックス積立中心に置きつつ、海外のそればかりを組むことはせず。


また、急に口がきけなくなる、ホントに動けなくなった場合のリスクに備えて、そのままで定期的な分配を得られるもの、高配当のものや債券、REITなども組み合わせての形を作り上げておこうと。ただしいずれも個別銘柄への投資ではなく投信やETFで積み立てていく形にしています。


この形だと年に一度のリバランス、あるいは調整局面くらいしか出番がなくなりますが、極端な値動きやリターンを狙うことはやめたのである意味つまらなくはなるものの仕方ない判断とも言えます。


これ以上は一口馬主ブログで無くなるのでやめておきましょう(笑)。



改めて本題へ。ただし、投資に回すお金を作るにはどこかで捻出するお金を生み出す必要がある。であれば真っ先にそこに該当するのがこの一口馬主という趣味への資金の振り向けを抑えていくこと、それに尽きると。


ということで、頭数を減らそう減らそうと具体的にやってきたところからもう一段踏み込んで出資金額、口数も抑制していく方向に頭が働いています。毎月の積み立てで強制的に現預金を抑制しているので、ある意味自然な形でも一口馬主にかけられるそれは減るもの。


ここ数年頭数を抑えながら口数を増やしてきたのは一口馬主の収支を考えた時にソフトランディングするためには必要でもありました。一気に変えすぎると単年度での所得の影響がプラスにもマイナスにも出やすい。


だからこそのやり方でしたが、従前にも記した通りキャロットとグリーンで複数口にするメリットは金銭的な影響がそのまま口数倍になる以外ないものなので(未だキャロットの5口馬で口取り抽選に当たったことないし、とちょっと嫌味のようなことも書いてみたり。ま、400口クラブですから単純な確率ならしても簡単じゃないですけどね(笑))。


もしかすると出資頭数自体を各クラブ1,2頭レベルに落として口数をある程度維持するという考えにも落ち着くかもですが、ま、そのあたりは募集馬の情報を見てから柔軟に決めればよいですね。



あ、募集馬と言えば、今年もキャロットツアーのフライトとホテルは確保済み。夏の終わりのその時間を楽しみに待ちたいと思います。


ここで以前記したことと重なる部分もありますけど、定職が無くなった後でも一口馬主を細々と続けるための毎月1万円のバランス型ファンド投資は継続していきますから、この点では出資判断ができなくなるか、あるいはそういう時を迎えるかまでは辞めることなく楽しむことはできそうです。


と、長々と記してきました。正直全部を本音で書いてもいないのもあるんですが、今のところはそんな思いです。



さて、タイトルに記した「環境変化」、挑むのは愛馬ハーツコンチェルト。無事に輸送を終え、来週のレースに向けての調整がスタートしました。


私個人的には海外のレースよりも国内派なので、レース自体そのものの興味関心度合いは言うほど高くはありませんけど、ハーツコンチェルトにとれば今後の競走生活にとって大事となる賞金加算という目的の達成があります。だからこそ強い相手はいますが、できることならば最良の結果となって欲しいのは言うまでもありません。


海外遠征は馬自身もちろんのこと、準備対応するスタッフの方の負担も相当なものになります。無事にレースを迎えてくれること、無事の報せだけが届くことを願って、毎日カウントダウンして過ごしたいと思います!