ご無沙汰しております。およそ2ヶ月ぶりのブログとなりました。


SNSを少しお休みした時間、自身の体調に何か良くないところ、何か環境が変わったとかそういうのはありません。


この時期は例年仕事のピーク期にあたり、特に今年はウェイトが重くなることが見えていて実際に休みの日を含め結構な時間を取られていました。一方、プライベートの時間があれば馬よりも読書時間に多く充てたり。あとは今後の資産ポートフォリオをどうするか、来年から新NISA始まるし相場観的に一旦ピークアウトからのリスクオンしていくチャンスも生まれてくるかもという状況でもあり、調べたり投資したり、当面の投資方針は固まりました。


さらにちょうど今朝は日曜に出国してのレッドアイで日本に戻ったところで(移動中の寝られない時間にブログ下書きしたり)とても眠いですが(笑)。


と、ほぼ追えていませんが、この間愛馬が勝利したり、いい走りをした皆さんおめでとうございます!



さて、一口馬主を始めてからもうすぐ20年を迎えます。この間、この趣味への向き合い方や感情の変化は色々と経験してきました。ブログを始めてからは6年とちょっとでも、変化という意味では圧倒的に書き始めた直近6年間に凝縮しています。


ちなみにこのお休みの間も競馬は愛馬のレース以外ほぼ見ることもなくの2ヶ月。日によっては重賞やメインレースすら見ていない(笑)。やはり昔と比べ燃えるものは無くなり、競馬を見なくても別に良くなってしまっている。


これまでターニングポイントなる機会はいくつかありましたが、さらに追い打ちをかけるようなことがこの間にありまして。



愛馬ハーツコンチェルトがラスト一冠に挑んだ一戦。スタートからとても素晴らしい走りをしてくれました。結果は6着と残念でしたけどね。


で、ゴール直後に最初に出てきた言葉、


「6着?7着?」


4コーナーで躓いたこと、他馬と接触するシーンがあったのは中継ではっきりと分かりました。にもかかわらず、着順を気にする言葉が最初に出てきた。


「情けないなぁ…」


この言葉、自分自身に対して以外の何ものでもなく。まず気にすべきはアクシデントによる怪我の有無、3000mのレースを走り終えた愛馬への「お疲れさま」の気持ちでしょうと。


夏の頓挫を思えばこうやって3冠最後にチャレンジ出来たこと。トライアル含めて5着6着と走り切れたこと自体が奇跡とも思わなきゃいけないことなのに…。



この世代から出資頭数を絞る反面、一頭あたりの口数を増やしてきました。20年産以降キャロットで出資した愛馬はミダース一頭を除き全て5口、また、200分の1のグリーンでの出資が増えている。当然出資金は大きく増加し、維持費も比例して増額しています。自分で考えて動いてきたのでこれ自体に対し特に変な意味はありません。


が、良くも悪くも一頭一走あたりの金銭的な出入りが大きくなりました。年に1〜3頭、それも一口ずつを続けていた時にはほぼ意識することもなかった収支、ここ2年の間に気になるというか、気にしないといけなくなっちゃったんですよね。


例えると、昔は単なるファンクラブ的な費用だったのが、今は投資要素が入っている。


こんなところでしょうか。同じ趣味でありながら見ている景色が異なっています。正直、前者のファンクラブ的な時間の方がその金銭的負担の大小を無視してもよほど楽しめていました。


今は出資金や維持費を合わせ年間で200-300万円台という支出、対する配当ももちろんありますけど、仮にその配当が相当に少ないと継続すること自体危ぶまれる趣味になってしまったとも。



もう少しだけ続けます。


一口馬主という趣味の中で募集馬検討の時間が楽しい。


このこと自体はその通り、やはり楽しい。


ただ、レースで走ることが募集検討の答え合わせに近い。極端に記すと最近はそんな感じにもなってしまっていて。活躍できたできないももちろん大事なことですけど、出資したいという気持ち、答え合わせじゃなく一戦一戦応援する、その気持ちの方がもっと大事だったはずで。従前の方が楽しかったのは何より向き合う気持ちの差です。


また、ブログを使って募集馬検討のプロセスを書けば書くほど、同じ趣味の中での楽しみの在り方が大きく変わっていたんです。このブログ内ですら最初の頃は一戦一戦プレビューとレビューを書いていた、そこだけでも熱量の差は明らかです。


となれば、この趣味にお金を投じ続ける意味ってなんだろうと自問自答したりもしますよね。それこそグリーンの募集馬ならば情報が全馬公開されているし、お金を使わずとも楽しめるよねと(笑)。口取りや牧場見学など出資者ならではの権利もありますが、私の場合言うほど権利行使しませんし。それ以前今年は愛馬の3歳牡牝クラシック(+秋華)完全出走ともう二度とないことだろうに、現地応援は桜花賞と東京優駿の2戦のみなくらいですから。


お金の話では、月次の収支もですが特に所得の面でのこと。損失を経年繰り越せず、総合課税で追徴まで。損失は損失のままで、仮に大きく利益が生まれた年だけは所得に大きく(悪)影響する。


経年繰越可や分離課税、これらの真逆です。そもそも利益が出ることすら稀なのに利益が出てもこんなめちゃくちゃな金融商品である一口馬主にお金を費やし過ぎて良いのか(笑)。


そこに年間数百万というお金を投じるならば、それこそ競走用馬ファンドじゃなく普通の資産運用にお金を回した方が良くないかと。


今すぐには無理ですが、近い将来年間で100万円程度の配当金(分配金)となるポートフォリオに向けて考えたりもしました、資産家じゃないのでそこまで達することができれば充分。




さて、過去には愛馬頭数を増やした期間もありました。が、それは自分には違うと分かって減らす方向に。今度は出資口数、割合を増やしてきた。また同じような状況にある。


色々と頭に浮かびます。来年再来年とすぐに出資方針を変えるまではなくとも、やっぱり口数も割合も少ない方が良いのかなと、レーゲンボーゲンとティラノサウルス、合わせて2口、計8万円からスタートした原点に戻るべきかなんてね。


こうやって記すことで、また違った気持ちになるのも面白いところではありますが。そんな中で別の視点で考えたこと(下書きに残したこと)は今後の更新に回します。



最後に、先月以降愛馬の頓挫や引退が続きました。勝利数、勝率は超のつく低空飛行のままです。


その中でもまずは嬉しいことは書いておかないとですね。暗いことばかり記しても仕方ないんで。2歳馬2頭がいずれも強い内容で勝ち上がってくれました!


1頭目はキャロット最優先馬のトラジェクトワール、2戦目で見事な成長を見せての勝利となりました。そういえば未だ5口出資した馬で口取り権利が当たったことないんですが(笑)、それはともかくお休み前の前回に記したように、これでキャロットとグリーンの最優先馬は12頭連続での勝ち上がりとなり何よりホッとしています。次に記す馬含めてこの世代は7頭出資し3頭目の勝ち上がりですが、出資割合的には5割を超えている馬の勝ち上がりとなるので、そういう面でも安心度合いが違います(若干今回のタイトルや内容とズレもありますが。いやいやズレてない、口数の関係に気持ちが左右されているんだからまんま今日のことですね)。


そのもう一頭は特別提供馬のサミアド。無料の馬でいいんでしょうかくらいの期待のもとに出資した馬。ただ、その後の怪我は残念で、早くて来春でしょうか、復帰を待ちたいと思います。


両馬の関係者の皆さんおめでとうございます&ありがとうございました!




さて、ここから再びマイナスモードで締めます。サミアドのそれも含みますが。育成時の頓挫、ソウルアンドジャズ、ラスハンメルと勝ち負けを期待したレースでの出走取消、障害での活躍を期待したブラウシュヴァルツは重度の骨折での引退、ジェムフェザーとシェンフォンは運用期限を待たずの抹消。お疲れさまでした。


そして極め付けはゴージャスランチの22の予後不良…。兄の新馬勝ちもあって期待値をさらに高めていたところでのアクシデント。お金の面ではもうすぐ全額戻って来ますが、そういうものではなく残念でなりませんし、何より大きな怪我と痛みとで馬が可哀想でした。


こういうこともあるのが競馬ですが…、ゴージャスランチの22、安らかに…。



✳︎写真はキャロットクラブより転載の許可を得ています。