(今回は従来のトーンで記します)


前回、一口馬主という趣味から完全お別れ、なんなら競馬会全体の衰退のようなことまで記しました。



それは本心なのか。年齢が二桁に乗るか乗らないかくらいから何十年も楽しませてくれている競馬という趣味、そう簡単にはおしまいにしたくないのも本音です。


ただ、収入がなくなっていくタイミングで一口馬主とお別れをしなくてはいけないのは間違いない。ならば、逆にその収入を維持できたら60を超えても一口馬主を続けられるよねということです。なんでも都合よく考えるのは好きです(笑)。



お金が必要ということ。


この趣味のSNSでは、「たくさん出資馬いるなぁ」とか「いつも高そうなご飯を食べているなぁ」とか「毎週の遠征費、無限大なのかな」など、決して低い頻度でなく目にします。


ご飯といえば…、わ、私だって時には、もちろん! イタリアンならば「ヴィーナスの誕生」や「最後の晩餐」が飾られている行きつけの高級店、株主でもあるし。お寿司ならば板前さんと一言も会話せずとも好きなものを手に取れ、最近はピッピッと操作すれば手元まで届けてくれる、そんな最高級なお店で豪華に楽しんでいますからね…。


また、遠征の話では…、昨日「15年以上ぶり」に中京競馬場へ行ってきたんです。



以前訪れたのは一口馬主を始めて最初の頃、コースも今の形になる以前のこと。そして、コロナ禍後では初の口取り、ちょうど4年ぶりの口取りをスマラグドスが叶えてくれました! 関係者の皆さんおめでとうございます&ありがとうございました!



さて、大きなレースでも滅多に遠征しない私が今回あえて行った理由。スマラグドスは今回まず勝ち負けだろうということはもちろんありますが、色々あって年内にあと一回だけ飛行機に乗っておきたかったことがありました。半分以上はそれ目的での遠征。ですからなんと帰りはNGO→NRTと絶対に新幹線の方が速いし楽だろうルートを使わずの帰宅。一日一便しか飛んでないので、口取りを終えてすぐに競馬場を後にしたという。


(と、主目的は何であれ、愛馬の勝利、それも残り200mくらいからは走りを見届けずに総合インフォメーションに向かえるくらいの圧勝劇に立ち合え、口取りにも参加させてもらったことの喜びはなんとも言えないものです)



いきなり本題から脱線したので戻します。


控除も手当も減り実質負担は増える、直近でも高校生の児童手当&控除減と住民税非課税世帯への給付の話に代表されるように「将来の日本を支える彼ら」にむしろ回したくないような予算配分など、どうしてそういう結論になるのかと正直笑うしかないくらいのことが日本全体では起きていますが、こういう対応も節約志向&将来に向けての備えに拍車をかけますね(笑)。


そんなこんなで決して贅沢な暮らしはできませんけど、他人のそれを気にしてしまうとどこかおかしくなるというか自分を見失いないますし、何よりそんなことを気にする意味もないところで。やはりマイペースでないと苦しくなる。


その中で、例えば40口クラブでバンバン出資して維持費を支払っていくことなんてのは60なら60という年齢の区切りのタイミングではまず無理です。


ただし、今入っているクラブのどちらか一つで2年に一頭くらいのペースで細々と続けることは収入次第でなんとかなるはず。


だってやっぱり続けたいですからという思いが先にきますから。愛馬への向き合い方、この趣味を続けていなければ出会わなかったであろう人たちもいる。


1つのクラブで2年に一頭くらいの出資金くらいはなんとかなるでしょう(というより将来にそれすらなんとかならない状態だったら色んな意味でヤバいことになっているかも(笑))。


問題は毎月の維持費、想像するに現役の稼働馬が1から3頭くらいの状態が見えます。その場合に発生する維持費はクラブ会費込みで1万円前後。


なるほど、この金額を用意しておけばよいのか。


では、今から毎月1万円ずつ拠出して運用に回そう。という一つの結論に辿り着きました。


年明けから新たなNISA制度が始まるので、ここの枠の一部、毎月1万円を将来の一口馬主資金としてみようと思います。


単純化するため一切のインフレや貨幣価値の変化などを無視していますが、仮に10年続ければ、「60」と決めていた区切りの時間が「70」へと。15年としたら75、このくらいまであれば充分でしょう。さすがにそれ以降は続けられている自信もない(笑)。


ドルコスト積立になるので、積立を終えた時点での極端なマーケットの変動がない限りは大きなリターンもロスも生じないと思います(というより生じなくてもいい)から、一口馬主終活時期の延命治療として役立てるものとなってくれそうです。


ということで、そろそろ締めますが、


前回


休み明け


上記とあわせての結論。徐々に規模を縮小し金銭的負荷を下げる時間と並行して楽しみ、サラリー収入が途絶えた時点で積立金の範囲内で楽しむこととする。


まだまだ先のようであっという間に迫る時間だと思いますし、そもそもこの趣味が、いや世の中が全然違う姿になっているかも知れませんけど、今考える将来の姿はということで、まずは目の前、今年もラスト一ヶ月での愛馬のさらなる勝利を願いたいと思います。