《イケア、商品カタログを廃刊 70年の伝統に幕》

スウェーデンの家具大手イケア(IKEA)は7日、人気を博していた年刊商品カタログを廃刊する方針を明らかにした。利用客のデジタル移行に対応するため、70年の伝統に終止符を打つ。同社の家具に囲まれた暮らしを紹介するカタログは大きな人気を集め、全世界の発行部数はピーク時の2016年には32か国語で2億部に到達。印刷部数は聖書やイスラム教の聖典コーラン、ファンタジー小説「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズと比較されるほどだった。オンラインショッピングの利用が増加し、印刷されたカタログを読む人が少なくなったことを受け、「成功を収めてきたイケアカタログを謹んで終了する決断」を下したと説明。印刷版に加え、2000年に立ち上げられた電子版も廃止される。

 

 

まあ当然の判断だね。

 

世界で2億部。これを無料で配ってたわけだから、これが無くなるのであれば大きなコストダウンになる。

 

これで多分、「紙のカタログの方がいい」という意見が多く出るだろうね。

 

でもそういった意見を言う人は、実は直接的な客ではない。

 

家でゆったりコーヒーでも飲みながらパラパラめくるのを楽しむ人だ。

 

まあイケア的には今まではそれで良かったんだろうけど。

 

カタログで購買意欲を掻き立て、購入に繋がればいいという考えだっただろうから。

 

でもそういう人もどの道もう一度ネットや店頭で見て買うわけだからね。

 

 

イケアがこれだけ世界的に認知され、ネットショッピングが充実し、その利用も増え、そしてまた実店舗でのショッピングでは別の楽しみ(食事等)もプラスオンされている。

 

しかも日本において言えば都内に大型店舗ができた。

 

これまでは郊外にしかなかったのがもっと気軽に行けるようになった。

 

紙のカタログがお役御免になるのは当然の流れだね。

 

良い経営判断だね。

 

 

まあ僕だったらこれもまたビジネスチャンスにするな。

 

例えば、7年後に紙カタログをイベント的に発刊する。

 

しかも有料で。

 

“創刊77年記念”とし、イケアカタログの歴史なんかもプラスして。

 

それを「世界限定1億冊」としてイケアらしく1冊299円あたりで。

 

これで完売すれば299億円の売上。

 

7年後なんて今よりも更に紙の本が売れない時代だろうから、これは世界的ベストセラー本ってことになるね。