《都会に現代的解釈の茶屋「GEN GEN AN 幻」》

「Ginza Sony Park」地下1階に、先月28日(土)から、現代版の“茶屋” 「GEN GEN AN幻」がオープン。伝統と現代のカルチャーの融合により、新しい茶葉の楽しみ方を創造していく店舗だ。建築家の荒木信雄氏による、洗練された空間が広がる店内では、ビジュアル、音楽、香り…など、五感を通してお茶の時間を楽しむ仕掛けを用意する。オープンに際した新商品、朝に飲む「日茶」と夜に飲む「月茶」や、パリの名店MAISONの渥美創太シェフが取り組むプロジェクト「tomette」による、茶をテーマにした洋菓子のコラボなど、口にふくんで知る新体験も味わっておきたいところ。伝統的な「お茶」がどのように昇華された姿を見せるのか、今後の行方が楽しみになる“茶屋”が銀座に現れたようだ。

 

 

なるほどね。

 

まあ緑茶(日本茶)というのはどうやったって新しくはならない。

 

“新しく”とは、この記事でいうところの“昇華”のこと。

 

現代日本に合わせた進化を緑茶にもさせて、もっと売れるようにしたいんだろうけど。

 

でもやはり日本では厳しいんだよね。

 

今回の場合は緑茶だけでなく、それを含めた空間の演出。

 

ん~それでも売れないだろうな。

 

ただ場所柄外国人が多いから、そこには多少ウケるだろうけど。

 

 

緑茶がどうやっても“新しく”なれない理由は明確。

 

日本人の意識に、「買うものじゃない。高いものじゃない。違いがわからない。」の三拍子が染みついているから。

 

お茶にもグレードがあって、高価なものがあるのは皆知っているんだけど、自分がそこまでして飲みたいものかと言ったらそうではない。

 

そもそもゴハン屋さんに入れば無料で出てくるものだし、おかわりだって気兼ねなくできるもの。

 

つまり水とほぼ一緒。

 

まあ売る方は付加価値を付けてブランディングしたいんだろうけど、前述したこの意識が日本人の中にあるウチはそれは難しい。

 

ただ、お茶を好む人達も一定層いるのも事実。

 

なので緑茶は、これまで通りそういった層を狙っていった方が間違いなくちゃんと売れる。

 

あとは外国人だね。

 

外国人にとっては、日本人にとっての紅茶のような感覚だろうね。なので売れる。

 

日本人も緑茶にお金を出す感覚はないけど、紅茶なら普通に喫茶店でお金出して注文するからね。

 

 

ムリに若者や現代に合わせる方向に“昇華”させるべきではない。

 

新しいマーケットを開拓したい気持ちはわからないでもないが、緑茶の場合、活路はそっちでは無いね。

 

緑茶は新しさなど求めず、今までの道を更に研ぎ澄ます方向に“昇華”させるべきだね。

 

もともと繊細なものなんだ。パッケージや空間演出に惑わされず、お茶本来の道を追求すべきだと思うな。

 

逆に、「“現代版の茶屋”?いやいや、茶屋に現代も昔も無い」と言って欲しい。

 

それこそブレの無い強固なブランディングが築けるはず。