【0003/1000】 『FPが斬る 今日の生活視点ニュース(2011年2月5日)』
みなさま、おはようございます。
今日は、2月5日(土)です。
相撲界、大変なことになってます。昔、国技館前で、小錦関を見たことがあります。
相撲自体は1度も見る機会がなかったのですが、最近の多くの問題については、
やはり、見過ごせないですよね。個人的には、今回の八百長問題よりも、しごきによる
お弟子さんの死亡、そちらのほうが許せません。命の問題ですから、お金の問題とは
比較になりませんからね。
では、今日も、早速はじめさせていただきます。
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『FPが斬る 今日の生活視点ニュース(2011年2月5日)』
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●投信、ネット購入広がる、店頭より手数料安く(日経新聞夕刊)
【概要】投資信託は、銀行やネット証券の参入により投信残高も年々増加しています。
しかも、銀行も証券も、窓口からネット販売に重点を置いており、投資家の
ネット利用率も増加しています。各社、特に、ノーロード投信という、購入手数料が
無料の商品を充実させています。
(FPの視点)
昨日のニュースでもそうですが、投資信託が、最近、一般投資家に好まれ、ネットは利用
手数料が安く済むことで、年々増加しています。
背景には、銀行の参入が大きいと思います。つまり、銀行の窓口に来るお客様や、銀行が
投信を薦めるお客様というのは、富裕層か高年齢層と思われます。額も大きいですし、
ネットの取引も分かりやすくなってきていますので。
FPとして、投資信託については、別のテーマでじっくりお話しますが、気をつけていた
だきたい点がいくつかあります。
1.ネットで購入する場合、「目論見書」をきちんと読んでください。これは、窓口で
購入する場合の説明に当たります。つまり、知らなかったは通じません。
2.ノーロード投信は、購入手数料(買うときの手数料)は、0円ですが、信託報酬
(儲けた分から引かれるお金の割合)や、信託財産留保額(売ったときに差し引かれる
お金の割合)は、0円(0%)とは限りません。買うのは安いが、維持費は高い、
そのあたりは、勘違いしないようにしてください。
3.毎月配当型の投資信託が流行っていますが、配当には、儲けたお金からもらえる、純粋な
ものと、元金を削ることでもらえるものがあります。これも、よく調べて買わないと、
毎月、お金もらえて素敵! って思っていたら、元金が目減りしていることが多いので
気をつけてください。必ず、ランキング上位に来ますが、普通の、特に独立系のFPならば
まず、薦めません。このへんは、自己責任ですが、売りたい商品と、お客様が儲かる商品は
異なりますので、ご注意を。
投資信託は、特定の株式に投資するよりも安全ですし、債権よりもリターンが見込めます。ただし、
投資信託も、国内株・外国株・日本債・外国債など、分散することが、必要です。
●カード・信販大手6社が減収 4~12月 キャッシング不振(日経新聞朝刊)
【概要】改正貸金業法の完全施行を受け、キャッシングの減収によるため。
(FPの視点)
信販6社というのは、クレディセゾン・オリコ・セディナ・イオン・ジャックス・アプラスです。
いわゆる、消費者金融(武富士・アコム・レイクなど)は、入ってません。
改正貸金業法というのは、各社の情報を一元化したものを参照し、借りる人の年収の3分の1
までしか、キャッシングさせてはいけませんということです。つまり、収入のない人や、
すでに、3分の1を超えている人は、キャッシングできなくなるということです。
皆様の中にも、多少影響を受けた方も居られるのではないかと思います。ただし、銀行の
キャッシングは、対象になってません。ですから、銀行は利用できます。
なので、大手銀行が、どんどん、消費者金融を取り込んで、そのノウハウを得ました。
消費者金融は、過払い金支払いなどの重荷で、銀行と提携していきました。
まあ、キャッシング自体は、家計のマイナス要素なので、しないにこしたことはありません。
ところで、過去10年間に、30%近い利率でキャッシングしたことがある方、過払い金の
手続きをすれば、差額が返金されます。特に武富士は、届出期間が2月末日までなので、
注意ください。金額が多く、面倒な場合は、弁護士や司法書士に頼むのが楽ですが、
きちんと、手付金・成功報酬について見積もってもらった上で、ご依頼ください。結構、
手数料の高いところもあると聞きますので。また、がんばれば、自分でもなんとか可能です。
お金は借りない。支払える見込みのないローンや、クレジットは使わないように。現在、
そういうことになっているようであれば、家計や、ライフプランの見直し相談をFPまで。
●国保保険料納付率、最低の88.01% 2009年(日経新聞朝刊)
【概要】年金生活者や自営業者、無職者、パートなどが加入する国民健康保険の保険料の納付率が
2009年度において、過去最低の88.01%となりました。これは、各自治体の財政悪化
を加速させます。
(FPの視点)
国民健康保険というのは、給与所得者(サラリーマン等)は対象外です。給与所得者は、
健康保険が天引きされていますから、絶対にとられてしまいます。
この納付率は、加入した人に対して、きちんと払っている人の割合です。つまり、約12%の
加入者は、支払っていないことになります。
給与所得者も同様ですが、病院にいったとき、3割負担ですむのはこの制度のためです。
また、年金の不払いと違い、一生払い続けて、病院に一度もいかなかった場合は、あまり
メリットがありません。でも、不加入で、10割負担って、結構、きついですから、
皆さんきちんと払ってください。払えないような状況なら、地方自治体に相談してください。
最後に、加入手続きもしていない人(保険証自体持ってない人)、日本の医療制度は、
国民皆保険(全員加入の義務在り)制度なので、もはや、国民の義務すらはたしていないこと
になります。払える人は払ってください。払えなくて困っている人は、自治体に相談ください。
自治体では、税金や保険、その他いろんな救済制度があります。しかし、決して、自治体から、
わざわざ教えてはくれません。ホームページや窓口で、だめもとで言うと(あれば)教えて
くれますので、あきらめないでください。FPに相談することも1つですが、各自治体によって
まちまちなところもありますので、ご注意ください。
さて、今日で3日目になりました。
私たちは、(今でも)お金や人生設計についての勉強を、教えてもらう機会のない国で育っています。
もちろん、社会人になってもそうです。受身では、絶対にその知識は付きません。しかし、本当に
かんたんなレベルのことだけでも知っていれば、無駄な支出をなくし、その分、投資(ワクワクする
こと)にまわすことができます。
機会があれば、FPの勉強をしてみてください。近いうち、別の方法で、勉強会や、セミナーを
企画予定です。
何か質問や要望がございましたら、メッセージをお待ちしております。
では、このテーマについては、また明日。今日も、ワクワク楽しくを忘れずに。
by 人育塾 【未】塾長
今日は、2月5日(土)です。
相撲界、大変なことになってます。昔、国技館前で、小錦関を見たことがあります。
相撲自体は1度も見る機会がなかったのですが、最近の多くの問題については、
やはり、見過ごせないですよね。個人的には、今回の八百長問題よりも、しごきによる
お弟子さんの死亡、そちらのほうが許せません。命の問題ですから、お金の問題とは
比較になりませんからね。
では、今日も、早速はじめさせていただきます。
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『FPが斬る 今日の生活視点ニュース(2011年2月5日)』
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●投信、ネット購入広がる、店頭より手数料安く(日経新聞夕刊)
【概要】投資信託は、銀行やネット証券の参入により投信残高も年々増加しています。
しかも、銀行も証券も、窓口からネット販売に重点を置いており、投資家の
ネット利用率も増加しています。各社、特に、ノーロード投信という、購入手数料が
無料の商品を充実させています。
(FPの視点)
昨日のニュースでもそうですが、投資信託が、最近、一般投資家に好まれ、ネットは利用
手数料が安く済むことで、年々増加しています。
背景には、銀行の参入が大きいと思います。つまり、銀行の窓口に来るお客様や、銀行が
投信を薦めるお客様というのは、富裕層か高年齢層と思われます。額も大きいですし、
ネットの取引も分かりやすくなってきていますので。
FPとして、投資信託については、別のテーマでじっくりお話しますが、気をつけていた
だきたい点がいくつかあります。
1.ネットで購入する場合、「目論見書」をきちんと読んでください。これは、窓口で
購入する場合の説明に当たります。つまり、知らなかったは通じません。
2.ノーロード投信は、購入手数料(買うときの手数料)は、0円ですが、信託報酬
(儲けた分から引かれるお金の割合)や、信託財産留保額(売ったときに差し引かれる
お金の割合)は、0円(0%)とは限りません。買うのは安いが、維持費は高い、
そのあたりは、勘違いしないようにしてください。
3.毎月配当型の投資信託が流行っていますが、配当には、儲けたお金からもらえる、純粋な
ものと、元金を削ることでもらえるものがあります。これも、よく調べて買わないと、
毎月、お金もらえて素敵! って思っていたら、元金が目減りしていることが多いので
気をつけてください。必ず、ランキング上位に来ますが、普通の、特に独立系のFPならば
まず、薦めません。このへんは、自己責任ですが、売りたい商品と、お客様が儲かる商品は
異なりますので、ご注意を。
投資信託は、特定の株式に投資するよりも安全ですし、債権よりもリターンが見込めます。ただし、
投資信託も、国内株・外国株・日本債・外国債など、分散することが、必要です。
●カード・信販大手6社が減収 4~12月 キャッシング不振(日経新聞朝刊)
【概要】改正貸金業法の完全施行を受け、キャッシングの減収によるため。
(FPの視点)
信販6社というのは、クレディセゾン・オリコ・セディナ・イオン・ジャックス・アプラスです。
いわゆる、消費者金融(武富士・アコム・レイクなど)は、入ってません。
改正貸金業法というのは、各社の情報を一元化したものを参照し、借りる人の年収の3分の1
までしか、キャッシングさせてはいけませんということです。つまり、収入のない人や、
すでに、3分の1を超えている人は、キャッシングできなくなるということです。
皆様の中にも、多少影響を受けた方も居られるのではないかと思います。ただし、銀行の
キャッシングは、対象になってません。ですから、銀行は利用できます。
なので、大手銀行が、どんどん、消費者金融を取り込んで、そのノウハウを得ました。
消費者金融は、過払い金支払いなどの重荷で、銀行と提携していきました。
まあ、キャッシング自体は、家計のマイナス要素なので、しないにこしたことはありません。
ところで、過去10年間に、30%近い利率でキャッシングしたことがある方、過払い金の
手続きをすれば、差額が返金されます。特に武富士は、届出期間が2月末日までなので、
注意ください。金額が多く、面倒な場合は、弁護士や司法書士に頼むのが楽ですが、
きちんと、手付金・成功報酬について見積もってもらった上で、ご依頼ください。結構、
手数料の高いところもあると聞きますので。また、がんばれば、自分でもなんとか可能です。
お金は借りない。支払える見込みのないローンや、クレジットは使わないように。現在、
そういうことになっているようであれば、家計や、ライフプランの見直し相談をFPまで。
●国保保険料納付率、最低の88.01% 2009年(日経新聞朝刊)
【概要】年金生活者や自営業者、無職者、パートなどが加入する国民健康保険の保険料の納付率が
2009年度において、過去最低の88.01%となりました。これは、各自治体の財政悪化
を加速させます。
(FPの視点)
国民健康保険というのは、給与所得者(サラリーマン等)は対象外です。給与所得者は、
健康保険が天引きされていますから、絶対にとられてしまいます。
この納付率は、加入した人に対して、きちんと払っている人の割合です。つまり、約12%の
加入者は、支払っていないことになります。
給与所得者も同様ですが、病院にいったとき、3割負担ですむのはこの制度のためです。
また、年金の不払いと違い、一生払い続けて、病院に一度もいかなかった場合は、あまり
メリットがありません。でも、不加入で、10割負担って、結構、きついですから、
皆さんきちんと払ってください。払えないような状況なら、地方自治体に相談してください。
最後に、加入手続きもしていない人(保険証自体持ってない人)、日本の医療制度は、
国民皆保険(全員加入の義務在り)制度なので、もはや、国民の義務すらはたしていないこと
になります。払える人は払ってください。払えなくて困っている人は、自治体に相談ください。
自治体では、税金や保険、その他いろんな救済制度があります。しかし、決して、自治体から、
わざわざ教えてはくれません。ホームページや窓口で、だめもとで言うと(あれば)教えて
くれますので、あきらめないでください。FPに相談することも1つですが、各自治体によって
まちまちなところもありますので、ご注意ください。
さて、今日で3日目になりました。
私たちは、(今でも)お金や人生設計についての勉強を、教えてもらう機会のない国で育っています。
もちろん、社会人になってもそうです。受身では、絶対にその知識は付きません。しかし、本当に
かんたんなレベルのことだけでも知っていれば、無駄な支出をなくし、その分、投資(ワクワクする
こと)にまわすことができます。
機会があれば、FPの勉強をしてみてください。近いうち、別の方法で、勉強会や、セミナーを
企画予定です。
何か質問や要望がございましたら、メッセージをお待ちしております。
では、このテーマについては、また明日。今日も、ワクワク楽しくを忘れずに。
by 人育塾 【未】塾長