こんにちは。
同じ物を見ても見え方が違うと嬉しくなる、関真由美です。
同じものを見ても、感動する場所は人それぞれ
先日、あるカップルが劇団四季のミュージカル「アラジン」を観に行ったそうです。
※ここから先は、アラジンのストーリーに少し触れます。まだ観ていない方はご注意ください。
アラジンといえば、ランプの魔人・ジーニーが「3つの願い」をかなえてくれるお話です。
物語が進み、最後の願いを使う場面。
ジーニーはずっと「自由になりたい」という願いを持っていました。
でも、多くの人はこう思うのではないでしょうか。
「アラジンは最後の願いを自分のために使うのでは?」
「もしジーニーがいなくなったら、困ることがあるかもしれない。」
「きっと最後の願いは使えないだろう。」
そんな予想をくつがえし、
アラジンは約束を守り、
最後の願いをジーニーの自由のために使います。
その場面を見て、
彼女は思わず涙があふれました。
「約束を守る人って素敵だな。」
「自分よりも相手の幸せを願えるなんて、本当に優しい。」
そんなアラジンの人柄に心を動かされたのです。
ところが、
隣にいた彼氏はまったく感動していませんでした。
「ストーリーは知っていたし。」
それよりも彼が夢中になっていたのは、
「空飛ぶじゅうたんはどういう仕組みなんだろう?」
「この舞台転換はどうやっているんだろう?」
「ダンスや照明、演出がすごい!」
という舞台そのものの技術や演出でした。
公演が終わって感想を話そうとしても、
会話はどこかかみ合いません。
彼女は「どうしてあんなに感動しなかったの?」と思い、
彼氏は「何がそんなに泣けたの?」と不思議に感じます。
このような経験は、
実は日常の会話でもよくあります。
私たちは同じものを見ていても、
見ている場所が違います。
ある人は「人の気持ち」に目が向き、
ある人は「仕組み」や「技術」に興味を持ちます。
また、
ストーリーを楽しむ人もいれば、
音楽や衣装、
演出に魅力を感じる人もいます。
つまり、
どちらが正しい、
どちらが間違っているという話ではありません。
「感じるところ」「見るところ」「大切にしているもの」が違うだけなのです。
しかし、
この違いを知らないと、
「分かってくれない。」
「なんでそんなことしか見ていないの?」
という気持ちになってしまいます。
一方で、
相手は「何のことを言っているの?」と、本当に理解できないこともあります。
この小さな違いが積み重なると、
「会話がかみ合わない」
「価値観が合わない」と
感じるようになってしまうのです。
だからこそ大切なのは、
相手を自分と同じように感じる人だと思わないこと。
「この人はどこを見ていたんだろう?」
「何に心が動いたんだろう?」
そんな視点で相手の話を聞いてみると、
新しい発見があります。
相手を理解しようとすることが、
すれ違いを減らし、
より良いコミュニケーションにつながっていくのです。
同じ舞台を見ても、
心に残る場面は人それぞれ。
だからこそ、
お互いの「感じ方の違い」を楽しめる関係でいたいものですね。
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