素晴らしい 

実山椒をわけていただきました


もう長いこと

この季節には山椒で名高い産地から

取り寄せていたのですが


今年は 

「霧のまく高地で丁寧に育てられた」という

実に美しく香り高い実山椒と巡り合いました





親しい友人にも紹介したので


その責務(笑)もあり


山椒しごとの覚え書きを記しておきます


といっても難しいことはなく、、



というのも

こちらの山椒は 初めからとても新鮮に

大きな枝や葉 トゲのある枝などから

外されており


本当に手に優しいのです


これまでは まずそこから

枝や葉を除いて 時々チクッと棘に刺されて

下ごしらえすると 当然 量も減るわけで


ほぼ正味1キロはなかなかのボリューム






下ごしらえと言っても


まずは 水洗いして


多めのお湯に塩を入れて(分量は適当に)

1分ほど茹でて


水にさらす


以上、、、という


ことなのですが


量が多い場合は

一回ごとにお湯をかえたほうが

スッキリします

(茹でるとお湯が結構茶色くなります)




画像は

同じ緑の粒々だけで

量もの感じもわからずでごめんなさい、、笑


この時

山椒の粒は 小さな房にまだついています



水に晒すのは 10分でも1時間でも

なんとなく 気がすめば良いかな、、、です


そこから 


水気を切ります




私はこのようにし


ペーパータオルで 水気を取って

しばらく放置して 乾かします


これは 綺麗に冷凍しておくため、、、

余分な水分がない方が良いように思いますので




あとは


小分けにして


パックに入れて 冷凍します




この時も 

小房についたままでヨシとします


何故ならば、、、


この時点で房を外す作業は


気を失いそうになるほど

時間がかかります!



冷凍しておいたものを

使う時に 凍った状態で

指ではずすと 驚くほど簡単に取れますので、、


そんな ざっくりした


下ごしらえに 甘んじているわけです



まぁ 記しておくほどの事もないのですが


この山椒を冷凍に入れておくだけで


次のシーズンまでは 安泰❗️安心❗️



ピリリとした刺激と香りは


案外いろいろなものに使えて


ほんの数粒でも ポイッと

お鍋に投入するだけで 


華やいだり

大人びたり

香り立ったり、、、と


ジャパニーズスパイスとして活躍してくれます



今回はまず

取り急ぎ ちりめん山椒




オリーブオイルに漬けて

小枝ついてますけど(^^)笑 平気

これは 香りのついたオイルをお豆腐にかけたり、

サラダに使ったり♫



そして


季節最後の「はちく」が手に入ったので



ちょっと焦げ目がつくくらいに焼き付けてから

実山椒と炊いたもの


そして

こちらは この「はちく」を

くれた うちのスタッフからのリクエストで

作って持参した たけのこと山椒のご飯

秋田の曲げわっぱに入れておくと

お米がなんとも良い感じになります


山椒の葉っぱ🌿を飾ればよかったーと

今頃 思います




蛇足ですが

この 

はちくは孟宗竹のタケノコが終わってからが旬


淡竹と書くようですが


勢いが止まらないことの例え

「破竹の勢い」はこの竹の子の伸び方が

いちじるしい事に由来するとか、、、



この季節

竹の生命力と勢いを いただくと

そのエネルギーまで取り込むような感じがします


そして 

旬を同じくする 竹の子と山椒は

出会いもので 相性がとてもよろしいですね



山椒しごとは

手順はそれほどでなくても


まとまった量の下ごしらえとなれば

時間もかかりますが


旬や季節に向き合う事も


多用 多用と過ぎている毎日の


佳きスパイスとなるのかもしれません



今日は庭に

柏葉アジサイも咲き出しました


緑の鮮やかさに囲まれる季節です