【レポート】「ゆきのンち~ワンマン延期ごめんねSP~」(第2部)@下北沢ベイド | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)


今年に入ってから新型コロナウイルスの影響で色んなライブが中止なり、延期など影響を受けている。
 
今回紹介する彼女も、本来ならこの日、ワンマンライブを迎える……はずだった。
 
ユキノユーリ
 
今年でデビュー5年目を迎えるソロシンガー。
プロデューサー・岩出マサユキの下、順調に活動実績を積み重ね、オリジナル楽曲の数は40を超える。
その楽曲はロックテイストな楽曲が中心となっており、時に聴く者の心を熱くする。一方でバラードにおける甘く切ない歌声も印象的だ。
 
彼女自身、やはりイベント出演を中心に活動する歌い手なので、イベント自体が無くなった今年4月以降はもろにその影響を受けたと言って過言ではない。
それでも通販などを通じて新曲を発表するなど、転んでもたたでは起きない姿勢を見せ続けた。
 
本来であれば、9月27日は2020年における彼女にとって、最大のイベントが用意されているはずだった。
 
新宿LOFTでのバンドを率いてのワンマンライプ。
 
彼女史上、最大の会場での、最大の見せ場が待っていたはずだった。
だがこの情勢、彼女自身満足いくものが提供できるとは限らないという理由から、今年の開催は断念に至った。
 
それでも「転んでもたたでは起きない」のが彼女。
この日に少人数ながら、スタジオでのライブイベント実行に踏み切った。
 
これまでもアットホーム系な主催イベントのタイトルにつけられてきた「ゆきのンち」シリーズの番外編。
 
タイトルもズバリ……「~ワンマン延期ごめんねSP~」(笑)
2部制に分かれた今回。自分は当日の都合上、2部に参加しました。
(今回、元々、どちらかだけの参加でお願いされていたので)
 
そんな訳で、当日の様子を簡単にレポートいたします。
 
 
●開演前
 
実は会場到着まで少し迷った。
下北沢ベイド……これまでに馴染みのない会場だったからだ。
 
もっともそれは「客」の立場からすると当たり前で、この下北沢ベイド、ライブハウスではなく「スタジオ」だったからだ。
全くライブイベントも打ってない訳じゃないだろうが、個人的にはリハーサルやレコーディングが主体のスタジオに思えた。
 
更に会場に入って、今回、少人数……20名での開催も納得の会場の広さだった。
 
もちろんワンドリンクなんて無いので、飲み物も持ち込み可だった。
ライブハウスでのイベントに慣れてしまうと、ちょっと感覚は狂うのだが、そんな程よい広さの会場でこれからライブが行われる。
 
会場の一角には、ユキノユーリ手書きのボードが飾られていた。


 
前述、楽曲はロックテイストが中心と言及しているが、本人は非常にかわいらしい容姿をしている。
そしてこの文字、イラストからも分かる通り、非常に柔らかな雰囲気の持ち主でもある。
 
そんな訳で会場にほぼほぼ予約した全員が到着したところで、この日は受付兼PA兼照明兼スタッフとほぼ全ての雑事をこなした、プロデューサー・岩出マサユキの前説が始まる。
ユキノユーリ現場ならではの、緩い雰囲気の中、多少のトラブルがありつつ(笑)ライブはスタートする。
 
 
●本編
 
登場SEに乗せてユキノユーリが登場。
衣装は3月の5周年ワンマンで初披露して以来、お馴染みとなった衣装である。
(後程、チェキを載せるので、そちらを参照にして欲しい)
 
さてこの日のライブ、会場の広さの影響などもあり、椅子席が用意されていた。
もちろん昨今の影響から、声だし禁止、マスク着用は義務付けられている。
 
だがそんな事、彼女にとってはお構いなしだ。
 
一曲目のイントロが流れると同時に、開口一番、ユキノユーリは「立って!」と客に起立を促す(笑)
 
椅子の意味(笑)
 
彼女が歌っている最中はバラードを除き、ほぼこんな感じだった(笑)
 
新型コロナウイルスが蔓延する前と違い、また会場の規模の大きさから、客同士がもみくちゃになって、コールを叫ぶような光景は無かった。
だがその場で起立して、楽曲のリズムに合わせてクラップを打ったり、拳を振り上げたり、また楽曲によっては振りコピをするなど、制限された中で大いに盛り上げようとする、彼女のエンターテイナーとしての側面が大いに感じられる内容となった。
 
以前、別のイベントでのとある出演者の言葉を引用するが「制限された中で出来ない事に目を向けるのではなく、出来る事で楽しむ」という趣旨の事を言っていたのを思い出す。
 
ユキノユーリの今回のライブイベントはまさにそれを体現していたように思う。
 
数曲(大よそ2曲)連続で歌っては、トークを挟む形式で進み、終盤叩きこむという構成だった。
 
気が付けば、自分自身、終盤の方はいつものように汗をかいて彼女を応援している姿があった。
個人的な話ではあるが、3月に行われた5周年ワンマン以来、半年ぶりのユキノユーリ現場である。
それでも体はなんとなく覚えていたというか……序盤に新曲が連発したのが、自分にとってはウォーミングアップ代わりになった気がする。
そして終盤の彼女定番の楽曲で、一気にエンジンが点火した。そんな感じだった。
 
声は出せずとも、気持ちは前へ、前へ。
 
終盤はいつものライブイベントにおける自分と、運動量も応援の量も、そんな大差なかったように思う。
終わった時には、マスクをしていた分、いつも以上に呼吸困難になりながらも満喫していた自分の姿があったと思う。
 
こうして時間にすると小一時間程度だったが、イベントは終了。
 
短い時間ではあったが、半年ぶりの彼女を心行くまで満足して観れた。
 
【セットリスト】
1.「Sure Lights」
2.「スタンダップ!!!」
3.「水彩」
4.「Continues rain」
5.「記憶のカケラ」
6.「メイク」
7.「P.M.P」
8.「For Your Faith」
9.「UTOPiA」
10.「gift」
 
 
●所感
 
もう本編に書いてある通り、自分が「月一ユーリ隊」として通っていた頃と、遜色のない内容を見せてくれた。
 
声が出せない、前に行けない、もみくちゃになれない。
 
それがどうした!?
 
相変わらず熱い空間がそこには待っていた。
正直言うと、今回は椅子があるので、もっと大人しくなるのか、もしくはアコースティック編成になるのかと思っていた自分が間違いだった(笑)
 
油断していた(笑)
だけど満足いった。
 
これが正直な感想である。
 
物販では半年ぶりの再会を心行くまで楽しんだ。
ちなみに当日つけていたマスクを褒めてもらったが、別の推しちゃんの手作りときちんとお伝えする事が出来なかったのだけが後悔(笑)
ハイタッチなどは無かったけど、物販でも自分が知る限りの、ユキノユーリがそこに居て、出迎えてくれたのは非常に嬉しかった。
 
そんな彼女だが「転んでもたたでは起きない」を地で進むように、10月にはアコースティック編成でのライブイベント、また11月にはバンド編成でのプチワンマンが決まっている。
どちらも興味があれば、彼女のSNS、公式サイトなりで情報をチェックして欲しい。
 
物販の最中「月一ユーリ隊、復活だね」と言われた。
正直、まだ状況はわからない(ごめんね。ユーリちゃん)
 
だけど限られた状況下の中でも頑張ろうする彼女の姿を見て、出来る限り、足を運ぶ事が出来れば……。
 
そう思わせてくれるには、十二分に気持ちを焚きつけられる、いいライブイベントでした。
 
ユーリちゃん、お疲れ様!