【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第73回イカすアキバ天国』@池袋mono
※このイベントは3/21に行われたものです。
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
春も近づく今日この頃。
今年は暖冬だった影響もあり、例年より早く暖かくなったところも。
一方で花粉症も厳しい季節、そこんところはなんとかしたい。
……だが今年は花粉症よりも恐ろしい、コロナウイルスが世間を騒がしている。
連日の報道にあるように、その影響は各所で広がっている。
それは「ライブイベント」が行われる、ライブハウスにも影響が及んでいるのは、連日のニュースでも周知の事実だろう。
この未曾有の状況に、今回の開催が危ぶまれただろう……。
結論から言うと、今回の中止、延期は免れた。
会場である池袋monoの徹底した除菌対策、そして営業を続けるという努力が実を結んだもの結果だと思う。
一客の立場ではありますが、池袋monoには感謝しきりです。本当にありがとうございました。
※このイベントは3/21に行われたものです。
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
春も近づく今日この頃。
今年は暖冬だった影響もあり、例年より早く暖かくなったところも。
一方で花粉症も厳しい季節、そこんところはなんとかしたい。
……だが今年は花粉症よりも恐ろしい、コロナウイルスが世間を騒がしている。
連日の報道にあるように、その影響は各所で広がっている。
それは「ライブイベント」が行われる、ライブハウスにも影響が及んでいるのは、連日のニュースでも周知の事実だろう。
この未曾有の状況に、今回の開催が危ぶまれただろう……。
結論から言うと、今回の中止、延期は免れた。
会場である池袋monoの徹底した除菌対策、そして営業を続けるという努力が実を結んだもの結果だと思う。
一客の立場ではありますが、池袋monoには感謝しきりです。本当にありがとうございました。
開催は決まったものの、イベントの開催に大きな影響は与える結果となった。
当初の出演者もコロナウイルスの影響で2組が出演辞退。
主宰身内から2組代打出場になるなど紆余曲折があった。
そして夜も……。
いつもと違う春の池袋。
果たしてそんな中で勝ち名乗りを受けたのは……「第73回イカすアキバ天国」の様子をレポートいたします。
●開演前
前述の通り、コロナウイルスの影響はあったものの、この昼の部「イカすアキバ天国」においては思ったほど影響はなかった。
失礼な言い方かも知れないが、夜の部と比べたら、元々の客の出足が鈍いイベントである。
さほど通常営業と変わらず、10人いくか、いかないかの客足が開演前から集まった。
いつものように流れる諸注意とOP映像。
そして始まるOPアクト……。
そうここまで、コロナの影響を感じない、いつも通りの「イカすアキバ天国」の風景が見る事が出来た。
●OPアクト
・FICE
【セットリスト】
1.「猫癒」
OPアクトは「猫癒」
この日も客層後方待機から始まったが、最終的にはFICE関係の客層はほぼ全員前方に出る形となった。
改めて司会兼主宰のFICEから挨拶がある。
やはりコロナウイルスの影響についても言及しており、またいつもと違い、途中で換気が入る事も発表されるなどした。
だがそれ以外はほぼいつもと変わらない、諸注意と投票ルールの説明が行われ、イベントの幕は上がろうとしていた。
いよいよ本編。
トップバッターは……代打出場となった、あの男の登場である。
●本編
・1番手:Benjamin(初出場)
【セットリスト】
1.「Self Control」(TM NETWORK)
2.「サボテンの花」(財津和夫)
3.「一升!」(Bevtirce e Goloso)
トップバッターに出てきたのは、現在、夜の部「ぢゃ☆ベストテン」の司会でお馴染み、ベンジャミン西国分寺JRの中の人、Benjamin。
このイベントには、ユニット・Bevitrice e Golosoで戦った、約4年ぶりの登場となった。
冒頭からどこかで聴いた事のある某タレントのフレーズをパクり……いや、インスパイアされたような口調で語るBenjamin(笑)
一曲目「Self Control」(TM NETWORK)は良かったが、二曲目「サボテンの花」(財津和夫)については……微妙に歌詞が(爆)
昨今、薬物で逮捕される芸能人の話題から、こうなった訳だが……これ以上、自分の口から何と説明すればいいのか(困惑)
ラストはそれでもうまく締めて(?)ユニット時代の楽曲「一升!」で締めるという構成。
ギリギリのラインを攻めたMCで会場を盛り上げたBenjamin。
約4年ぶりの出場はトップバッターとしての役目をしっかり果たす内容となった。
・2番手:Ryouga(初出場)
【セットリスト】
1.?
2.「hare」
3.「ロ・ロ・ロ・ロシアン・ルーレット」(中原めいこ)
イベントに初出場のRyouga。都内を中心に活動するソロシンガーで、数年前には「ネクストブレイク次世代シンガー」として某サイトで紹介されたとか。
その肩書に違わぬ歌唱力を披露して、冒頭から客層の耳を虜にする。
しかし彼女が気になったのはMCに関して。
トップバッターのBenjaminのステージを楽屋で拝見して、自分も面白い話をしないといけないのか……とテーマを模索(笑)
これはこれで面白い話だったけど、本来お話したい内容がどこか行ってしまった様子(笑)
それでもオリジナルの「hare」、最後は懐かしい「ロ・ロ・ロ・ロシアン・ルーレット」(中原めいこ)で締めるという構成だった。
ステージ後の絡みMCでは、実は活動そのものは結構前から行っていたという話に。
本格化したのはここ数年との事だが……果たして初出場でどこまで行ったのか!?
・3番手:明石朔夜(出場:6回目/3位:2回)
【セットリスト】
1.「明日天気」
2.「Aurantium」
3.「未来へ」
今回出場メンバーの中だと最多キャリアになる明石朔夜。この日はロングスカートの衣装で登場する。
楽屋に出た瞬間から、一曲目「明日天気」を歌い始めるという構成。
以後、MC無しのノンストップで二曲目「Aurantium」、そしてラストの「未来へ」と続く構成になっている。
一曲目がキャッチーでポップな曲調だったのに対し、二曲目は静かなバラード。そしてまた三曲目は明るめに戻るという起伏のある構成だった。
こうして無事にステージは終了し、明石朔夜の歌を十二分に堪能させてもらった。
しかし絡みMCでは楽屋トークの面白さを指摘されて、今回、MCが無かったのを残念がられた明石朔夜。
本人もこの指摘は意外だったようだが、ここでのMCでも不思議な感じを醸し出していた。
果たして今回の構成が吉と出たか、凶と出たか……それは結果のみぞ知る。
・4番手:御崎響己(出場:5回目/2位:1回、3位:2回)
【セットリスト】
1.「さくら、さくら」
2.?
4番手に登場は御崎響己。このイベントだとただ「響己」、もしくはFICEのコーラス「ひびぃ」などの方がお馴染みか。
昨年に苗字がついて現在の名前となったが、このイベントにもソロとしては約4年ぶりの出演となった。
だが彼女の独特の世界観はより深みを増しており、今回は非常にそれが色濃く反映されるステージとなった。
暗くなったステージに和服に狐の耳をした響己が一人、灯籠が一つ、書物に書かれた文字を低く、ひっそりと淡々と語る。
やがて語り終えると、次に「さくら、さくら」を歌い出す。
これも歌い終えて、最後は明るい曲調となりステージは終了した。
やがて明かりが戻ると、夢か幻の世界から、ようやく現実に戻ったような……そんな錯覚に見舞われた。
観る者、そして聴く者全てが彼女の作り上げた独特の世界に、皆が引き込まれたステージだった。
なおここで会場はコロナウイルスの対策として換気タイムを敢行。
同時に司会のFICEからは再度、投票ルールの説明が行われる。
換気タイム終了後、後半戦からイベントは再開する!
・5番手:こんみなほ(初出場)
【セットリスト】
1.「MajiでKoiする5秒前」(広末涼子)
2.「Anotoki no Boku」
3.「縁」(?)
こちらも諸事情による代打出場。夜ではアコールノートでお馴染み、こんみなほ。
一曲目が「MajiでKoiする5秒前」(広末涼子)だが、これは恐らく、かつてアコールノートが5番手が多かった事に由来する(笑)
そして今回も5番手だった彼女なのだが(笑)そんな彼女、実はソロでのオリジナルは無いとの事。
そこで今回、実は温めていた一曲を初披露するに至ったという。
タイトルは「Anotoki no Boku」彼女が数年前、AnB(ぷれみあむぅ)に初出場した後に書いて温めていた歌詞という。
アコールノートの相方・みどりのギターの演奏だけが流れる会場内に、出来立ての歌を歌う、こんみなほの姿がそこにあった。
ラストはソロで良く歌う「縁」を熱唱して終了。
ソロでは初となったこんみなほのステージ。アコールノートとはまた違った魅力に溢れているステージだった。
・6番手:水鏡響(初出場)
【セットリスト】
1.?
2.?
3.?
こちらもイベント初出場、水鏡響(みかがみ きょう)長身の女性なのだが、その素顔は冒頭は仮面に隠されていた。
黒いフードを被ったその姿は、どこか神秘的で掴みどころが無かった。
冒頭歌い終えて、仮面を外す時……片目のつけまつ毛が取れた(汗)するともう片方のつけまつ毛も取った(笑)
そして独特のMCを展開。それとなく彼女が活動するフィールドは分かったのだが……それでもやっぱり掴みどころはない(汗)
このまま結局ラストまで歌い終えて、初のアキ天のステージは終了となった。
FICEとの絡みMCによると、FICE・炎の中の人(神楽坂エリー、ひびえんでぃんぐ)での共演歴があった模様。
ただビジュアル系志向なのに、アニソンライブを主宰するなど、絡みMCを聴いていても不思議な人物像が明らかとなり謎はますます深まった。
炎や一部客層からは「水鏡姐さん」と呼ばれた、水鏡響。またこのイベントに不思議な人が現れた……。
・7番手:純愛★純情倶楽部(出場:4回目/2位:2回)
【セットリスト】
1.「LOVEさりげなく」(太田貴子)
2.「六本木純情派」(荻野目洋子)
3.「恋の街KOMAGOME」
2018年、このイベントに颯爽の如く現れて、2位:2回を獲得する活躍を見せた純愛★純情倶楽部。
昨年(2019年)は諸々の事情で、主にそれぞれのメンバーが妹分ユニット・中板橋へそりんちょ!のサポートメンバーだったが……。
今回、約1年ぶりの復活となった!その復活のステージが今回、しかもトリという事で驚きを隠せない二人。
しかし駆け落ち中の二人という設定はメチャクチャ生きており、曲の前振りの(言い方はアレだが)しょうもないコントも健在(笑)
昭和感が滲み出るものの、キレのあるダンスも健在で、そのブランクを感じさせないステージを見せた。
恒例の何かの記念日という事で物を配る習慣も(笑)ひっくるめて、久々にあの二人が帰ってきた!感が満載のステージとなった。
こうして約1年ぶりの純愛★純情倶楽部のステージは終了。
どこか久々の中にも、確かなものを見せつけ、復活を印象付けるには十二分なステージだった。
……以上、全7組のステージが終了し投票タイム。
気が付けば、平時と変わらぬ客足となっており、客層が次々に投票する。
そして投票が締め切られて、集計に移る。
果たして今回の結果は……。
●ゲスト
投票の集計中にゲストコーナー。
ゲストは前回「第72回イカすアキバ天国」を勝ち抜いた、藤嶋ちづる。
・藤嶋ちづる
【セットリスト】
1.?
2.?
3.?
4.?
5.「My dear Passion」
6.「Catch the Moment」(LiSA)
セットリストの情報、本当に欲しいわ(汗)
MCでもあまり楽曲紹介もしないし、どこにも載ってないから覚えられない(汗)
(それでも後ろ二曲はしっかり覚えている・笑)
さてそんな彼女ですが、歌っている時は流石である。
前回も高く評価された歌唱力を武器に、小さな体からは想像できないパワフルな歌唱力を見せてくれる。
しかしMCでは……歌っている時とは別人のようにちょこちょこ動く仕草が印象的な、まるで小動物的な動き印象的だった。
そして早くも夜に向けて、ビビっていた(笑)
ただその動作や仕草は非常に愛嬌のあるもので非常に楽しく拝見させてもらった。
なおこれまでの人生において、30分以上のステージの経験が無いため、今回のステージを自分の中で「15分×2」として臨んだとの事(笑)
このような独特の発想もあり(笑)そんなこんなでゲストのステージをしっかりこなした。
終わってみれば堂々としているものだったが、非常にビビり過ぎているキャラが妙に印象的な藤嶋ちづるのステージだった(笑)
●表彰式(投票結果→ED)
ゲストコーナーを経て、いよいよ結果発表。
1、2位は僅差、3~5位が団子状態だったという今回。
今回の戦いを制したのは……。
・純愛★純情倶楽部
約1年ぶりの復活のステージを見事に優勝で飾った。
この結果には本人たちは驚きつつも、4月以降、決まっていなかった予定がこれで増えた事にもなり喜んでいる姿が印象的だった。
続いて2位に入ったのは……。
・御崎響己
ソロ出場は約4年ぶりだったが、見事に結果を残した。
実はこれでソロでも2位は2回目。3位も2回達成しているので、シルバーコレクター、ブロンズコレクター共にリーチとなった(笑)
そして団子状態から抜け出した3位に入ったのは……。
・こんみなほ
代打出場で見事に入賞を果たし、主宰・FICEの期待に応える形となった。
最後は「愛鯛」で純愛★純情倶楽部の優勝を祝い「第73回イカすアキバ天国」は終了となりました。
●総括及び短評
終わってみれば、イベントでの実績がある出演者が上位を占めました。
代打出場だった、こんみなほについてはアコールノートの経験値もあったかと。
・優勝:純愛★純情倶楽部
まずは約1年ぶりの復活にして、優勝おめでとうございます。
2018年に2位を2回取っていた実績を考えると、そこまで驚きの結果では無いけれど、しっかり勝った感があります。
唯一、ブランクが心配されたけれど、良く考えれば中板橋へそりんちょ!での活動があったから、ステージの勘が鈍っている事は無かったのかも知れませんね。
何度も言うようだけど、約1年ぶりとは思えない、曲前のコントも含めて、いつも通りの事がいつも通り出来ていたのが勝因と思います。
もっとも今回、優勝したから……と言って、手放しで喜べるかと言われるとそうでもなく……。
気になったのは4月以降のスケジュール。今回、優勝した事で5月の出場は決まったけれど、聞いたところによるとそれ以外では4月に一本あるだけ。
これからもっと二人のステージの練度を高めていきたいところだが、大丈夫だろうか。
昼では抜きん出た実力があっても、夜で跳ね返されるパターンがあるのがこのイベント。
正直、彼女たちのステージがどこまで通用するかと言われると未知数だし、夜を知らないまま挑むのは結構大きなハンデになると思う。
だがそんな悲観論ばかり言っても仕方ないので、二ヶ月後に向けて、どれだけ完成度を上げ、また新たな要素を取り込んでいくかが大きなカギになると思う。
何はともあれ、まずはここを優勝して劇的な復活を遂げたのはいい事なので、これをキッカケに二人には飛躍して欲しい。
改めて優勝、おめでとう!
主宰身内から2組代打出場になるなど紆余曲折があった。
そして夜も……。
いつもと違う春の池袋。
果たしてそんな中で勝ち名乗りを受けたのは……「第73回イカすアキバ天国」の様子をレポートいたします。
●開演前
前述の通り、コロナウイルスの影響はあったものの、この昼の部「イカすアキバ天国」においては思ったほど影響はなかった。
失礼な言い方かも知れないが、夜の部と比べたら、元々の客の出足が鈍いイベントである。
さほど通常営業と変わらず、10人いくか、いかないかの客足が開演前から集まった。
いつものように流れる諸注意とOP映像。
そして始まるOPアクト……。
そうここまで、コロナの影響を感じない、いつも通りの「イカすアキバ天国」の風景が見る事が出来た。
●OPアクト
・FICE
【セットリスト】
1.「猫癒」
OPアクトは「猫癒」
この日も客層後方待機から始まったが、最終的にはFICE関係の客層はほぼ全員前方に出る形となった。
改めて司会兼主宰のFICEから挨拶がある。
やはりコロナウイルスの影響についても言及しており、またいつもと違い、途中で換気が入る事も発表されるなどした。
だがそれ以外はほぼいつもと変わらない、諸注意と投票ルールの説明が行われ、イベントの幕は上がろうとしていた。
いよいよ本編。
トップバッターは……代打出場となった、あの男の登場である。
●本編
・1番手:Benjamin(初出場)
【セットリスト】
1.「Self Control」(TM NETWORK)
2.「サボテンの花」(財津和夫)
3.「一升!」(Bevtirce e Goloso)
トップバッターに出てきたのは、現在、夜の部「ぢゃ☆ベストテン」の司会でお馴染み、ベンジャミン西国分寺JRの中の人、Benjamin。
このイベントには、ユニット・Bevitrice e Golosoで戦った、約4年ぶりの登場となった。
冒頭からどこかで聴いた事のある某タレントのフレーズをパクり……いや、インスパイアされたような口調で語るBenjamin(笑)
一曲目「Self Control」(TM NETWORK)は良かったが、二曲目「サボテンの花」(財津和夫)については……微妙に歌詞が(爆)
昨今、薬物で逮捕される芸能人の話題から、こうなった訳だが……これ以上、自分の口から何と説明すればいいのか(困惑)
ラストはそれでもうまく締めて(?)ユニット時代の楽曲「一升!」で締めるという構成。
ギリギリのラインを攻めたMCで会場を盛り上げたBenjamin。
約4年ぶりの出場はトップバッターとしての役目をしっかり果たす内容となった。
・2番手:Ryouga(初出場)
【セットリスト】
1.?
2.「hare」
3.「ロ・ロ・ロ・ロシアン・ルーレット」(中原めいこ)
イベントに初出場のRyouga。都内を中心に活動するソロシンガーで、数年前には「ネクストブレイク次世代シンガー」として某サイトで紹介されたとか。
その肩書に違わぬ歌唱力を披露して、冒頭から客層の耳を虜にする。
しかし彼女が気になったのはMCに関して。
トップバッターのBenjaminのステージを楽屋で拝見して、自分も面白い話をしないといけないのか……とテーマを模索(笑)
これはこれで面白い話だったけど、本来お話したい内容がどこか行ってしまった様子(笑)
それでもオリジナルの「hare」、最後は懐かしい「ロ・ロ・ロ・ロシアン・ルーレット」(中原めいこ)で締めるという構成だった。
ステージ後の絡みMCでは、実は活動そのものは結構前から行っていたという話に。
本格化したのはここ数年との事だが……果たして初出場でどこまで行ったのか!?
・3番手:明石朔夜(出場:6回目/3位:2回)
【セットリスト】
1.「明日天気」
2.「Aurantium」
3.「未来へ」
今回出場メンバーの中だと最多キャリアになる明石朔夜。この日はロングスカートの衣装で登場する。
楽屋に出た瞬間から、一曲目「明日天気」を歌い始めるという構成。
以後、MC無しのノンストップで二曲目「Aurantium」、そしてラストの「未来へ」と続く構成になっている。
一曲目がキャッチーでポップな曲調だったのに対し、二曲目は静かなバラード。そしてまた三曲目は明るめに戻るという起伏のある構成だった。
こうして無事にステージは終了し、明石朔夜の歌を十二分に堪能させてもらった。
しかし絡みMCでは楽屋トークの面白さを指摘されて、今回、MCが無かったのを残念がられた明石朔夜。
本人もこの指摘は意外だったようだが、ここでのMCでも不思議な感じを醸し出していた。
果たして今回の構成が吉と出たか、凶と出たか……それは結果のみぞ知る。
・4番手:御崎響己(出場:5回目/2位:1回、3位:2回)
【セットリスト】
1.「さくら、さくら」
2.?
4番手に登場は御崎響己。このイベントだとただ「響己」、もしくはFICEのコーラス「ひびぃ」などの方がお馴染みか。
昨年に苗字がついて現在の名前となったが、このイベントにもソロとしては約4年ぶりの出演となった。
だが彼女の独特の世界観はより深みを増しており、今回は非常にそれが色濃く反映されるステージとなった。
暗くなったステージに和服に狐の耳をした響己が一人、灯籠が一つ、書物に書かれた文字を低く、ひっそりと淡々と語る。
やがて語り終えると、次に「さくら、さくら」を歌い出す。
これも歌い終えて、最後は明るい曲調となりステージは終了した。
やがて明かりが戻ると、夢か幻の世界から、ようやく現実に戻ったような……そんな錯覚に見舞われた。
観る者、そして聴く者全てが彼女の作り上げた独特の世界に、皆が引き込まれたステージだった。
なおここで会場はコロナウイルスの対策として換気タイムを敢行。
同時に司会のFICEからは再度、投票ルールの説明が行われる。
換気タイム終了後、後半戦からイベントは再開する!
・5番手:こんみなほ(初出場)
【セットリスト】
1.「MajiでKoiする5秒前」(広末涼子)
2.「Anotoki no Boku」
3.「縁」(?)
こちらも諸事情による代打出場。夜ではアコールノートでお馴染み、こんみなほ。
一曲目が「MajiでKoiする5秒前」(広末涼子)だが、これは恐らく、かつてアコールノートが5番手が多かった事に由来する(笑)
そして今回も5番手だった彼女なのだが(笑)そんな彼女、実はソロでのオリジナルは無いとの事。
そこで今回、実は温めていた一曲を初披露するに至ったという。
タイトルは「Anotoki no Boku」彼女が数年前、AnB(ぷれみあむぅ)に初出場した後に書いて温めていた歌詞という。
アコールノートの相方・みどりのギターの演奏だけが流れる会場内に、出来立ての歌を歌う、こんみなほの姿がそこにあった。
ラストはソロで良く歌う「縁」を熱唱して終了。
ソロでは初となったこんみなほのステージ。アコールノートとはまた違った魅力に溢れているステージだった。
・6番手:水鏡響(初出場)
【セットリスト】
1.?
2.?
3.?
こちらもイベント初出場、水鏡響(みかがみ きょう)長身の女性なのだが、その素顔は冒頭は仮面に隠されていた。
黒いフードを被ったその姿は、どこか神秘的で掴みどころが無かった。
冒頭歌い終えて、仮面を外す時……片目のつけまつ毛が取れた(汗)するともう片方のつけまつ毛も取った(笑)
そして独特のMCを展開。それとなく彼女が活動するフィールドは分かったのだが……それでもやっぱり掴みどころはない(汗)
このまま結局ラストまで歌い終えて、初のアキ天のステージは終了となった。
FICEとの絡みMCによると、FICE・炎の中の人(神楽坂エリー、ひびえんでぃんぐ)での共演歴があった模様。
ただビジュアル系志向なのに、アニソンライブを主宰するなど、絡みMCを聴いていても不思議な人物像が明らかとなり謎はますます深まった。
炎や一部客層からは「水鏡姐さん」と呼ばれた、水鏡響。またこのイベントに不思議な人が現れた……。
・7番手:純愛★純情倶楽部(出場:4回目/2位:2回)
【セットリスト】
1.「LOVEさりげなく」(太田貴子)
2.「六本木純情派」(荻野目洋子)
3.「恋の街KOMAGOME」
2018年、このイベントに颯爽の如く現れて、2位:2回を獲得する活躍を見せた純愛★純情倶楽部。
昨年(2019年)は諸々の事情で、主にそれぞれのメンバーが妹分ユニット・中板橋へそりんちょ!のサポートメンバーだったが……。
今回、約1年ぶりの復活となった!その復活のステージが今回、しかもトリという事で驚きを隠せない二人。
しかし駆け落ち中の二人という設定はメチャクチャ生きており、曲の前振りの(言い方はアレだが)しょうもないコントも健在(笑)
昭和感が滲み出るものの、キレのあるダンスも健在で、そのブランクを感じさせないステージを見せた。
恒例の何かの記念日という事で物を配る習慣も(笑)ひっくるめて、久々にあの二人が帰ってきた!感が満載のステージとなった。
こうして約1年ぶりの純愛★純情倶楽部のステージは終了。
どこか久々の中にも、確かなものを見せつけ、復活を印象付けるには十二分なステージだった。
……以上、全7組のステージが終了し投票タイム。
気が付けば、平時と変わらぬ客足となっており、客層が次々に投票する。
そして投票が締め切られて、集計に移る。
果たして今回の結果は……。
●ゲスト
投票の集計中にゲストコーナー。
ゲストは前回「第72回イカすアキバ天国」を勝ち抜いた、藤嶋ちづる。
・藤嶋ちづる
【セットリスト】
1.?
2.?
3.?
4.?
5.「My dear Passion」
6.「Catch the Moment」(LiSA)
セットリストの情報、本当に欲しいわ(汗)
MCでもあまり楽曲紹介もしないし、どこにも載ってないから覚えられない(汗)
(それでも後ろ二曲はしっかり覚えている・笑)
さてそんな彼女ですが、歌っている時は流石である。
前回も高く評価された歌唱力を武器に、小さな体からは想像できないパワフルな歌唱力を見せてくれる。
しかしMCでは……歌っている時とは別人のようにちょこちょこ動く仕草が印象的な、まるで小動物的な動き印象的だった。
そして早くも夜に向けて、ビビっていた(笑)
ただその動作や仕草は非常に愛嬌のあるもので非常に楽しく拝見させてもらった。
なおこれまでの人生において、30分以上のステージの経験が無いため、今回のステージを自分の中で「15分×2」として臨んだとの事(笑)
このような独特の発想もあり(笑)そんなこんなでゲストのステージをしっかりこなした。
終わってみれば堂々としているものだったが、非常にビビり過ぎているキャラが妙に印象的な藤嶋ちづるのステージだった(笑)
●表彰式(投票結果→ED)
ゲストコーナーを経て、いよいよ結果発表。
1、2位は僅差、3~5位が団子状態だったという今回。
今回の戦いを制したのは……。
・純愛★純情倶楽部
約1年ぶりの復活のステージを見事に優勝で飾った。
この結果には本人たちは驚きつつも、4月以降、決まっていなかった予定がこれで増えた事にもなり喜んでいる姿が印象的だった。
続いて2位に入ったのは……。
・御崎響己
ソロ出場は約4年ぶりだったが、見事に結果を残した。
実はこれでソロでも2位は2回目。3位も2回達成しているので、シルバーコレクター、ブロンズコレクター共にリーチとなった(笑)
そして団子状態から抜け出した3位に入ったのは……。
・こんみなほ
代打出場で見事に入賞を果たし、主宰・FICEの期待に応える形となった。
最後は「愛鯛」で純愛★純情倶楽部の優勝を祝い「第73回イカすアキバ天国」は終了となりました。
●総括及び短評
終わってみれば、イベントでの実績がある出演者が上位を占めました。
代打出場だった、こんみなほについてはアコールノートの経験値もあったかと。
・優勝:純愛★純情倶楽部
まずは約1年ぶりの復活にして、優勝おめでとうございます。
2018年に2位を2回取っていた実績を考えると、そこまで驚きの結果では無いけれど、しっかり勝った感があります。
唯一、ブランクが心配されたけれど、良く考えれば中板橋へそりんちょ!での活動があったから、ステージの勘が鈍っている事は無かったのかも知れませんね。
何度も言うようだけど、約1年ぶりとは思えない、曲前のコントも含めて、いつも通りの事がいつも通り出来ていたのが勝因と思います。
もっとも今回、優勝したから……と言って、手放しで喜べるかと言われるとそうでもなく……。
気になったのは4月以降のスケジュール。今回、優勝した事で5月の出場は決まったけれど、聞いたところによるとそれ以外では4月に一本あるだけ。
これからもっと二人のステージの練度を高めていきたいところだが、大丈夫だろうか。
昼では抜きん出た実力があっても、夜で跳ね返されるパターンがあるのがこのイベント。
正直、彼女たちのステージがどこまで通用するかと言われると未知数だし、夜を知らないまま挑むのは結構大きなハンデになると思う。
だがそんな悲観論ばかり言っても仕方ないので、二ヶ月後に向けて、どれだけ完成度を上げ、また新たな要素を取り込んでいくかが大きなカギになると思う。
何はともあれ、まずはここを優勝して劇的な復活を遂げたのはいい事なので、これをキッカケに二人には飛躍して欲しい。
改めて優勝、おめでとう!


・2位:御崎響己
ソロとしての出演は約4年ぶりだったけど、全く関係なかったですね。
いやユニットと並行して、ずっと活動はコンスタントに続けていた訳だから、実力の面が落ちる事は考えにくかった。
ただ唯一の不安があったとすれば、ソロでの彼女を拝見する機会が以前よりは減少していたので、その点くらいか。
結果からするとその不安については、今回のステージを拝見して一気に解消された訳である。
以前から彼女を知っている方からすると「いかにも響己」というステージ。
初見の人だと、多少の好き嫌いが別れる可能性はあるが、それを差し引いても、ぐっと自分の世界観に引き込む力は流石といったところ。
このあたりの魅せ方の上手さは一朝一夕で身につくものではない。これまでの全ての活動が彼女の糧になっていると感じている。
今回は残念ながら純愛★純情倶楽部の前に2位だったとは言え、表彰式のコメントを確認する限り、純愛★純情倶楽部とも僅差だった事が伺える。
展開次第では、彼女自身、ソロでは初の勝ち抜けも十二分に有り得た……という事です。
あと一歩、優勝に届かなかったものの、それに迫るステージは魅せてくれたし、個人的にもこの結果には納得です。
今後、出演を続けたら、やはり昼では戦いの中心になれるであろう御崎響己。
近いうちに彼女の「4回目」の夜勝ち上がりを期待してもいいかも知れない……そう思える内容でした。


・3位:こんみなほ
アコールノートとしての印象が強い彼女だけど、オケ音源で歌う姿はまたいつもと違って新鮮に映った。
このイベントの常連客層なら、彼女を良く存じているし(2位の御崎響己と同様)実力面では大方の予想はつきやすかったはず。
もっともこの3位という結果は、どう捉えていいのか……判断は難しいところもある。
ソロとして良くやったと見るか。それともアコールノートの事があるから割引があったと見るか。どちらも考えられる。
アコールノートの色が若干濃い目に出たのは、二曲目「Anotoki no Boku」だろう。
みどりのギターに乗せて歌う姿は、どうしてもアコールノートの姿をダブらせた人も多かったと思う。
ソロとしてはいい戦い方でもあるけど、アコールノートと変わらないと思った人も中にはいたように思う。
また既に夜にいるから……という見方から、必要以上に伸びなかった可能性も十二分に考えられる。
しかし今回は事情が事情なだけに、それなりに特殊な状況下での代打出場だったので、実はこの結果が彼女にとっては一番の着地点だった……かも知れない。
いずれにせよ出演者の数を穴開ける事もなく、またきちんとステージを見せた事は評価するべきだろう。
非常に難しい状況下での出演だったけど、まずはその労を労いたい。そしてこの経験が今後の彼女の活動に活きる事を願う。


・出場1番手:Benjamin
彼もまぁ代打出場なのだけど(笑)まぁこんみなほ同様、しっかりステージを魅せてくれた。
内容に関しては、だいぶ危ないラインを攻めた内容なので(笑)どう評価すればいいか難しいところだけど、彼らしいと言えばらしいステージだった。
ステージ全体の構成については、Bevitrice e Goloso時代から上手かったけど、今回もそれに漏れず。
15分のステージをいかに一本の物語として捉えて演じているかというのが良く分かる。
残念ながら入賞圏外ではあったけど、久々に演者・Benjaminの本領が発揮された好ステージだと思う次第。
やはり夜を知っているだけあって、今回のステージは抜かりなかったね。
あとここからは個人的な話になるが、出演順決定アミダくじで1番手をひいたのは本当に申し訳なかった(笑)
でも会場をあっためるというトップバッターに求められる役割は見事に果たしたと思うので、めっちゃベンさんを褒めておく(笑)


・出場2番手:Ryouga
個人的に初見でしたが、歌唱力は備わっていたので安心して拝見出来ました。
某サイトで「ネクストブレイク次世代シンガー」として取り上げられただけの事はあると思いました。
ただMCのところでは、ちょっと1番手のBenjaminに引っ張られたところがあったので、あそこはこのイベント初出演ならでは「洗礼」だったと思う次第。
出演順に関しては運の要素が強いイベントなので、今回はそういう意味ではやや運は無かったかも知れません。
もっともそのMCの内容もまあまあ面白かったので、全く悪影響ばかりだった訳じゃないと思うのですが……。
とにかく今回、初めて出演してみて彼女自身が何か感じ取ったなら、それはそれで収穫だと思う次第です。
コンスタントに都内で活動もしているので、これからの成長にも大いに期待。
個人的には少し間を空けて、また拝見したいタイプの出演者なので、再挑戦するなら頑張って欲しいと思います。
・出場3番手:明石朔夜
個人的にはそれなりに高い評価をしていたのですが、思ったより伸びなかったようで……。
ただ今回のようなステージを試みるのは絶対に必要だと思うし、決して悪い挑戦ではなかったと思います。
今回のステージの中で、彼女の色んな表現、そして表情は見れたし、彼女の魅力が溢れていたステージだったのは間違いありません。
強いて挙げると、彼女も出演順には恵まれなかったか。
言い方は悪いけど、その後の御崎響己が結構、ごっそり自分の世界に引き込んだ印象が強いので、明石朔夜自身の印象が残らなかった可能性も。
ただこのイベントにおいて出演順だけは、完全に「運」要素なので、こればかりは何とも言えません。
それと今回はMC無しだったので、MC有りのステージを次回は拝見したいところ。
まだまだ折を見て、再挑戦してくれる気配はあるので、次回以降の出演を楽しみにしております。


・出場6番手:水鏡響
終始、不思議な雰囲気を漂わせた人だった。それが今回のステージを拝見した第一印象。
前述のRyouga同様、彼女も今回が初見ですけど……その掴みどころがないというか……不思議な感じ。
ステージ全体がどうもふわふわしているというか……もっともMCの方がもっと、そんな感じだろうか。
もう何度か彼女を見ている人は、あの雰囲気に慣れている印象はあったけど、まだちょっと慣れないというか……。
総じて評価が一番難しかったのは彼女。
いいとも言えないし、逆にハッキリここが悪いとも言えないし。若干歌唱力に関しては難があったかも知れないが……。
そうじゃないんだよなぁ……何かしっくりくるものが最後まで無かったので、どう評価していいか分からなかった。
ただ主宰のFICE(特に炎)は間違いなく好きなタイプの出演者なので、今回ここに出てきたという点だけは凄い納得した。
・ゲスト:藤嶋ちづる
夜に向けてのウォーミングアップ……というか、完全に本人、夜に向けてのプレッシャーと戦っていたね(笑)
歌えばあんなに堂々としているのに、MCでビビり過ぎ(笑)
ただ今回、30分を経験したのは、彼女自身にとっていい経験になったと思う次第。
でも「15分×2」の考え方で30分のステージ一本をこなそうとしても、それは無理があると一方では思った。
個人的には6曲は詰め込み過ぎ。でもそれがきっとこれまで長時間のライブをこなした事のない、彼女なりの不慣れな一面だったと思う。
これを今後、どう経験を積んで克服していくかは、また彼女自身の問題。
とにかく歌唱面では不安はないものの、MCではめっちゃ不安を感じた(笑)
夜が色んな意味で楽しみだったのは間違いない(笑)
こうして昼は純愛★純情倶楽部が優勝を飾った。
約1年ぶりの復活のステージで、見事に優勝を飾った彼女たちだが、夜ではどのような戦いを見せるのか楽しみである。
一方、夜の部「ぢゃ☆ベストテン」……。
前回はデカシャツ喫茶が優勝を決めたが、果たしてどうなるのか!?
前回2位・大和撫子 百合を始め、他の出演者の巻き返しはあるのか!?
今回で50回連続エントリーを達成するまかべまおのステージにも注目が集まる!
そして夜の部もコロナウイルスの影響が色濃く反映される事に……。
「ぢゃ☆ベストテン vol.73」の様子は……。
後日!(笑)