※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
「夏が来る!」
例年のこの時期なら、そう言うのであるが、今年はどうも梅雨が長引いている。
7月に入っても夏らしい暑さを感じないまま、この日を迎えた感はある。
しかし……池袋monoはこの日「二ヶ月に一度」季節に関係なく、この日も「熱い」日を迎えた。
昨年の今頃は「平成最後の夏」と大騒ぎしていた世間だが、今年は「令和初」の夏である。
そんな「令和夏」最初の「イカすアキバ天国」は果たして、どのような結果となったのか……!?
イベントが迎える12回目の夏……。
「第69回イカすアキバ天国」の様子をレポートいたします!
●開演前
開場前から熱心な客は数名、会場前の喫煙所に待機していた。
余談であるがこの喫煙所、条例の影響で近日中(遅くとも来春)に撤去されるとか……。
非喫煙者の自分が言うのもなんだが、フロア以外で客が集まれる場所として貴重。
すぐ裏の楽屋に会話が筒抜け(汗)になる点さえ気を付ければ、今後も何らかのスペースとして残して欲しいと思う次第。
(もっとも本来、共用スペースなので長居は無用な場所なのであるが)
ここで関係者や一部の客層と会話している間に開場。
場内にはいつもの通り、出演順決定アミダくじの様子が流れている。
やがて場内は諸注意からOP映像に移行。
OPアクトとなる。
●OPアクト
・FICE
【セットリスト】
1.「猫癒」
この日は「猫癒」から開始。
なのだが俗にいうFICE隊も某KOU吉一人の状態……。
最近、OPアクトにFICE隊がほぼほぼいないのは絵面として寂しい限りである。
確かにFICEの出番はここだけだし、敢えて間に合わせなくても……という気持ちは分かるが、どうも昼についてはFICE隊の気概を感じられない。
ただこれ以上意見するのも、レポートの内容からそれるのでこの辺りにしておく。
このようにややまばらな客層の中、OPアクトを終わる。
この時点で客の数は正直、10人いくかいってないかか……。
司会も兼ねるFICEからのルール説明、諸注意を経ていよいよ本編開始と相成る!
●本編
・1番手:HAL(源川はるか)(出場:2回目)
【セットリスト】
(以下、メドレー)
1.「時には昔の話を」(加藤登紀子)※冒頭1コーラス
2.「さくらんぼ」(大塚愛)
3.「ロマンティック 浮かれモード」(藤本美貴)
4.「スクランブル」(堀江由衣 with UNSCANDAL)
5.「ハッピー☆マテリアル」(麻帆良学園中等部2-A)
6.「天罰!エンジェルラビィ~ですver~」(UNDER17)
7.「檄!帝国華撃団」(真宮寺さくら(横山智佐)&帝国歌劇団)
8.「正義~FICEのテーマ~」(FICE)
9.「時には昔の話を」(加藤登紀子)※終盤1コーラス
本来なら別の出演者のエントリーだったが、キャンセルが出た際、手を挙げたのが……彼女、HAL(源川はるか)である。
過去に(旧)本編で活躍した「百合花 -eureka-」でお馴染み。以前、ソロで出演経験があるが、このイベントにはなんと6年ぶりの登場となる。
そんな彼女のステージだが、15分間、なんとメドレーである。MCなしで上記楽曲をほぼほぼワンコーラス(もしくは+落ちサビ)で歌うという流れである。
「時には昔の話を」(加藤登紀子)の冒頭1コーラスの後は、大体、2000年代前半~中盤の俗にいう界隈で人気のあったカヴァーソングが並ぶ。
私自身、ちょうどこの界隈に入ってきたばかりで、尚且つ当時の推しもオリジナル出来るまではカヴァーしていた楽曲も多く懐かしさがこみ上げた。
FICEをカヴァーした後で、最後どうなるかと思ったら……再び「時には昔の話を」(加藤登紀子)に戻って閉めるという構成になっていた。
ほんの少し前の「昔の話」を見事に15分で体現した彼女のステージ。冒頭にも関わらず、少し熱い気持ちがこみ上げてきた。
こうして6年ぶりに登場のHAL(源川はるか)。見事な構成でイベント冒頭を盛り上げてくれました。
・2番手:ふたぐちぴょん(出場:7回目/3位:1回)
【セットリスト】
1.「ピョンピョン☆ヲタクナイト」
2.「はぜレディ」
3.「EXPERIENCE」
前述のHAL(源川はるか)が黒一色のゴスロリ調の衣装から一転、鮮やか(?)なピンク調の衣装に身を包んで登場した「おじさんアイドル」ふたぐちぴょん。
一曲目から自身のオリジナル「ピョンピョン☆ヲタクナイト」からスタート。
しかし見たくもない、おっさんのパンチラが何度も目に入って猛毒である(爆)
そんなパフォーマンスはさておき(爆)この日はオリジナル楽曲のみの構成。
二曲目は千葉県市川市のご当地ソング(を目指している)「はぜレディ」千葉県民なら思わず分かるワードが随所に散りばめられていた。
ラストは今どきのアニソンに多いであろう歌詞を書き連ねた「EXPERIENCE」
確かに言われてみれば……という彼なりの昨今のアニソンに対する皮肉もこもった楽曲に仕上がっていた。
こうしてふたぐちぴょん、7回目の出演終了。自身のオリジナルのみで勝負した15分間となった。
・3番手:明石朔夜(出場:5回目/3位:1回)
【セットリスト】
1.「風花」
2.「オレンジデイズ」
3.「もう1回」
黒髪ロングの美少女、明石朔夜。だが今回は冒頭から謝る。
その理由は自身の推しである亀井絵里(元・モーニング娘。)が好きすぎてそんなトークを先ほどまで楽屋でしていたとかそんな理由。
そんな心境のまま、冒頭の二曲を歌いきった明石朔夜。今思うと非常に熱がこもったいい歌い方をしていたが、これも愛ゆえか(笑)
その後のMCでも引き続き、亀井絵里の愛を語り続ける(笑)MCの間は亀井絵里に対する愛に関するエピソードがわんさか出る(笑)
自身が梅干し苦手なのに、亀井絵里が梅干し好きだから、梅干しをつけている話など(笑)……朔ちゃん、愛が止まらない(爆)
引退後、一切、メディアへの露出が無い亀井絵里を思いながら、ラストに歌ったのが「もう1回」
彼女の代表曲ではあるが、亀井絵里に「もう1回」会いたい気持ちを思いながら歌ったのか、かなり気合が感じられた。
こうして明石朔夜のステージは終了。8月に周年あるはずなんだが、その宣伝すらなかった(笑)
・4番手:のうさぎゆん(出場:4回目/2位:2回)
【セットリスト】
1.「ウサミミノススメ」
2.「のうさぎ体操」
3.「ウサミミ戦隊ネコレンジャー」
またまた静岡からやってきた「侵略者」のうさぎゆん。ロリータファッションに身を包み登場。
一曲目から「ウサミミノススメ」で早速、会場全体をのうさぎワールドに染めていく。
二曲目は「のうさぎ体操」のうさぎゆん的ラジオ体操?と言ったところか。
なおMCにおいては、前回出場時(第67回/今年3月)優勝出来なかった原因(敗因?)と称し、うさ耳を装着した事を強調(笑)
これで優勝するぞー!と元気にアピールしてラストは「ウサミミ戦隊ネコレンジャー」
以前から疑問に思っていたが、ウサミミなのに「ネコレンジャー」とは……いや疑問に思ったらこちらの負けか(笑)
こうしてのうさぎゆんの(騒がしい)ステージは終了。
自身は体調がやや悪かったようだが、その様子を見せずこの日も元気にステージを披露してくれました。
・5番手:石井利佳(3週目/出場:9回目/優勝:2回)
【セットリスト】
1.「VENUS」(BANANARAMA)
2.「ラブ・モーションNo.9」
3.「Can't take my eyes off you」(Boys town gang)
俗にいう「3周目」これまでこのイベントでは優勝:2回を飾った石井利佳。
前回夜「ぢゃ☆ベストテン vol.68」では残念ながら脱落したものの、優先出演権を行使して再び「アキ天」出場となった。
オールディーズを標榜する彼女らしく、一曲目と三曲目は往年の名曲をカヴァーするという構成。
「VENUS」は色んな方が歌っているバージョンがあるが、BGMからしてBANANARAMAのものと判断。
なお三曲目は邦題である「君の瞳に恋してる」の方が有名か。
間にはきちんとオリジナル「ラブ・モーションNo.9」を挟んで、自身のオリジナルも忘れない隙の無い構成となった。
こうして石井利佳にとって「3周目」通算で9回目の出演は終了。
果たして三度「ぢゃ☆ベストテン」の舞台に立てるのか……その結果が注目される。
・6番手:中板橋へそりんちょ!(出場:3回目)
【セットリスト】
1.「ナカイタファイタァァァ!」
2.「デリケートに好きして」(太田貴子)
3.「戦え!なかいたへそマスク」
前回出場時(第67回/今年3月)に、司会のFICEに衣装につなぎを作っていいか許可を求めていた中板橋へそりんちょ!
今回はそのつなぎにTシャツという衣装で登場。冒頭はステージに立った三人が狼の被り物をして旗を振るという演出だが……。
一曲目「ナカイタファイタァァァ!」でその被り物を脱いで、思わずセンターのメンバーに注目が行った!
そこに立っていたのは……あの「純愛★純情倶楽部」の桃子!既存メンバーのゆい、小林と共に軽快な振付を披露する。
当然の如くMCでは既存メンバーからのツッコミが入る彼女。「サポートのサポート」を称する桃子だが、二曲目は彼女のソロ。めっちゃ中心張っている。
また純愛★純情倶楽部の時の如く、ものボケをかますなど、そのクオリティは相変わらず。
ラストは実在するプロレスラー、なかいたへそマスクのテーマソング「戦え!なかいたへそマスク」で締めて終了。
こうしてまたまた強力なサポートを得た中板橋へそりんちょ!果たしてどうなるのか!?
・7番手:椿英(出場:3回目)
【セットリスト】
1.「嘘吐きだね。」
2.「RESCUE ME」
3.「吹っ切れた」
トリに出演はこのイベントに約2年ぶりの登場となる椿英。
一曲目「嘘吐きだね。」から、そのハイトーンボイスを遺憾なく発揮。会場をその歌声で包み込む。
二曲目「RESCUE ME」をスタイリッシュに歌いきった後、MCに入る。
この時のMCでは、最近、付き合っていた恋人と別れた話とその前後の顛末を語る。二曲目「RESCUE ME」もそんな中生まれた楽曲らしい。
しかしその後、色々あって怒りの感情を持つ事態に至り……作ったのがラスト「吹っ切れた」
優しい歌声とは裏腹に、歌詞の端々から感じる彼の怒り、或いは悲しみとも言える感情がこもっていた。
こうして椿英、2年ぶりの出演は終了。
きれいな歌声のみならず、感情もむき出しにしてステージは見応えがあった。
……以上、全7組のステージが終了し投票タイム。
客層が次々に投票していきます。
そして投票が締め切られて、集計に移ります。
果たして今回の結果は……。
●ゲスト
その前にゲストコーナー。
今回は前回「第68回イカすアキバ天国」を優勝した雪うさぎ楽団。
80年代~90年代アイドル楽曲を得意する彼女のセットリストに注目が集まりました。
・雪うさぎ楽団
【セットリスト】
1.「NEW SEASON」(森高千里)
2.「One Night in Heaven~真夜中のエンジェル~」(Wink)
3.「恥ずかしい夢」(中嶋美智代)
4.「スマイル・フォー・ミー」(河合奈保子)
5.「構って…」
6.「あの日あの時」
冒頭三曲は連続。
彼女を知る人なら予想の範疇だったのではないかと思う。
一曲目の森高千里は先日、自身がライブを観に行くほどのファン(確か鴨川とか結構遠かったような)
Winkも良くカヴァーするので想定内。しかし選曲が毎回渋い。
個人的に中嶋美智代(現・中嶋ミチヨ)は驚く。ただし彼女に関してはアイドルというよりは元ロッテ・サブローの奥様という印象の方が強い(笑)
(ここは野球ファンあるあるで。申し訳ない)
四曲目「スマイル・フォー・ミー」(河合奈保子)はタイトルが上がると一部客層から「おお」という声も上がっていた。
その後、ラスト二曲は自身のオリジナル楽曲。
共に前回「第67回」で披露した二曲である。
こうしてしっかり自身の持ち味をアピールした30分のステージは無事終了。
夜「ぢゃ☆ベストテン」が楽しみになるステージでした。
●表彰式(投票結果→ED)
ゲストコーナーを経て、いよいよ結果発表。
前回が団子状態だったが、今回、優勝と2位はそれなりに抜けていた模様。
その結果、優勝を掴んだのは……。
・石井利佳
……強い!
「3周目」初回にして、速攻で二度目の「返り咲き」……そして「アキ天」3回目の優勝を決めました!
そして今回の優勝で、小泉千秋以来となる「二代目トロフィーコレクター」を襲名!
三度「ぢゃ☆ベストテン」に駒を進める事が決まった。
続いて2位に入ったのは……。
・中板橋へそりんちょ!
こちらは3回目の出場にして、嬉しい初入賞。
着実に彼女たちの認知度と実力が評価されての結果と言えるでしょうか。
そして3位に入ったのが……。
・明石朔夜
自身にとって二度目の3位獲得!
……なのだが、亀井絵里の愛を押し出し過ぎた内容を恥じて(恥ずかしがって?)か、読み上げ直後は土下座してました(笑)
こうして石井利佳、自身3回目の優勝を決め、ラストは「愛鯛」で締めて「第69回イカすアキバ天国」は幕を閉じました。
●総括及び短評
初出場なしとなった「第69回」でしたが、石井利佳が実力を見せつけた形でしっかり制した感があります。
・優勝:石井利佳
このメンバーだと格が違ったか……圧勝って感じではないけど、盤石の安定感でしっかり優勝したという印象があります。
本人曰く。これまで優勝を目指すが故に色々、創意工夫を繰り返したという事でしたが、それを敢えて無しにして臨んだとの事。
裏を返せば、がっぷり四つで構えての勝負だったと思う次第です。
それでしっかり勝つのだから、実力は本物である事の証明になったと思う次第。言葉が適当かどうかは別にして「横綱相撲」と言えるものではないでしょうか。
またオールディーズの路線がしっかり根付いて、それも彼女の実力に伴ってきた感じもします。
今回の客の入りからして、個人的には優勝ラインは3000点台と思っていましたが、約4500点を取っての優勝なので文句なしかと思います。
それと昼では「連続出場記録」を持つ彼女だが、今回、3回目の優勝で「二代目トロフィーコレクター」を襲名。
この「トロフィーコレクター」は、第35回(2013年11月)で3回目の優勝を果たした小泉千秋の発言「私は同じトロフィーを三つ持っている」を端に生まれた称号。
その小泉千秋以来、約5年半ぶりに「二代目トロフィーコレクター」として石井利佳はイベント史に名を刻む事となりました。
裏を返すと、俗にいう「3周目」に挑戦する出演者がここまであまり存在しなかったのもあるが、石井利佳は持ち前の負けん気の強さでそのあたりの壁を次々に破っているのは見事としか言いようがない。
一方で今回の優勝で石井利佳が昼でやり残した事はほぼほぼ無くなったと言って過言ではない。
こうなると次こそは夜での定着を狙う戦いが新たに始まる。
最初はやむを得ない事情での卒業、二回目は脱落という結末を辿った石井利佳だが……果たして三回目の夜はどうなるのか!?
これまで以上に厳しい戦いになる可能性は十二分に考えられ、その点の覚悟はいるかも知れない。
だけど今は……優勝、おめでとう!
・2位:中板橋へそりんちょ!
出場3回目での初入賞は立派。彼女たちが着実に成長している証でもあるとこの結果を捉えています。
今回「サポートのサポート」で入った桃子の出来栄えは流石。(本人は敢えて別人と名乗るが)「純愛★純情倶楽部」でのクオリティ見れば納得の出来である。
ゆい、小林個々のパフォーマンスも以前と比べ、動きに硬さが抜けているのが見受けられる。
今回出演しなかった既存メンバーもそれなりに成長しているものと信じたい。こうして見るとメンバー個々のレベルアップは傍目にも分かりやすかった。
しかし次の課題はグループ全体としての成長になってくると思う次第。
特に今回は桃子自身が半年ぶりという事で、実質初へそりんちょ!だったため、グループとしてはどうなのか……と思うところも。
本来であればオリジナル楽曲も増えており、その気になれば、オリジナルオンリーでもいけるはずなのだが、二曲目が桃子ソロでの単品カヴァーだったのは、まだ彼女たちがユニットとしては「完全体」でない事の裏返しか……。
(恐らく桃子を加えた構成で、今回披露しなかったオリジナルの練習をしていなかったか、もしくはまだ披露出来ない段階と察する)
また現状、サポートにこれまで入った蘭丸、桃子の共に「純愛★純情倶楽部」がクオリティが高く、既存メンバーの存在感がまだ伴っていないところもある。
しかしこればかりは既存のメンバーが彼女たちがいる間に成長をしていく事で補っていくしかないだろう。
実は司会のFICE・炎は絡みMCで似たような事を言及している。既存メンバーがそれに気づくかどうか……。
それはさておき、それでも2位に入ったのは努力の賜物だと思う。今後の成長に期待して、今後の彼女たちも楽しみにしたいと思います。
初入賞おめでとう!
・3位:明石朔夜
終始、亀井絵里ヲタがそこにいた(笑)
もっとも面白かったので客層としてはとてもアリだったんだけど……ただ明石朔夜本人が表彰式で土下座した背景からすると、あれは「素」が出過ぎた事に対する反省か。
その点については客としては全く気にしていないし、むしろそういう彼女に親近感も覚えたし楽しかったから評価されたのだと思う。
しかし話を聞く限り非常に真面目な娘である。
彼女の中で「出演者」としての自分、もしくは「ステージの上の明石朔夜」はこうあるべきという理想像があり、それとかけ離れたものであれば……と想像する。
恐らくこればかりは客や、他の人が「これでいい」と言っても、彼女自身が納得しないのだろう。
物販でも彼女の話を聞いてみたら、自分の内側、内面が出過ぎたという趣旨の言葉を語っていた。
ただ皮肉にもそれが、今回、自身が納得するしない関わらず二度目の3位という結果だったので、戸惑いもあったのではないか……と想像する。
とにかく客層としては彼女の3位は立派だと思うし、その点においてはポテンシャルが評価されたと思って、もっと喜んでいいと思っている。
それでも彼女自身が納得しないというのであれば、彼女自身がステージの上で納得のいくステージを常に心がけて今以上に成長して還元するべきだと思う次第。
重要なライブの告知を一切せず(笑)愛を語った事はヲタとしては正解。でも出演者としてはどうなの?とも思う部分もあった。
ただ何度も言うようだけどステージの内容は悪いものじゃなかったので、自信をもって今回の3位入賞は喜んで欲しいと思う。
二度目の3位、おめでとう!
・1番手:HAL(源川はるか)
6年ぶりの出演でしたし、最近はあまり人前で歌う機会も無かったとの事ですが、今回の構成は素晴らしかった。
彼女がステージに立ち始めた時期と、自分がヲタを始めた時期が割と近いので、今回の選曲は琴線に触れるものばかりでした。
ただのメドレーだったら「懐かしい」で終わっていたところを、最初と最後を「時には昔の話」を挟んだ構成が本当に良かった。
十数年前……確かに振り返れば「昔の話」ですね。
今は今でこの界隈を楽しんでいるけれど、たまには「昔の話」をするのも……そう心から思わせてくれました。
トップバッターでしたが本当に感動したし、一方で出演順が違ったら……例えばトリだったら、どうだったのか?
そんなあれこれを想像しますが、それらを抜きにしても特に自分と同じ頃にヲタを始めた方には観て欲しい渾身のステージでした。
なお写真にある通り、昨年夏刊行の「大辞典」もお渡し出来ました。本当に素敵なステージでした。感動的なステージに感謝!
・2番手:ふたぐちぴょん
本人的には(ある意味ウケなり、アイドル感を)狙っているんだろうけど……衣装で台無し(爆)
申し訳ないけど「おじさん」のパンチラはきつい(爆)正直、見たくもないし興味もない(爆)
そのせいでステージの上を直視できない(したくない)場面が多々あった。
でもこれで一番損しているのは他ならぬ彼自身で、せっかくオリジナル楽曲には一定のセンスがあるのに、これはかなりもったいない。
正直、スカートはもう封印した方がいいと思う。夜でお見かけした際、私服でいる姿を拝見したけど、外見的には割と普通の印象を受けた。
本人的に「普通」は許せないかもしれないけど、楽曲を聴いてもらいたいのであれば、ここで衣装を見直すのも一考ではないかと。
後は当人次第だと思いますが、客の立場として言いたい事は言わせてもらいます。
そんな訳で撮った写真だけど……セクシーアピール、いいから(汗)
・4番手:のうさぎゆん
今回は前回までの勢いがちょっと感じられなかったか。
静岡からの遠征するファンも少なかったし、若干残念だった。
それでも随所に彼女らしい魅力は満載だったかと。初見の「のうさぎ体操」でのゆんちゃんはかわいかった(照)
だけどあんまり「かわいい」と連呼すると、彼女は非常に調子に乗るみたいなので(笑)ほどほどがいいらしい(笑)
キャラクターも面白いし、実はかわいらしいし(あ、また言っちゃった)、結構魅力はある娘なんですけど……。
ただ今回、上位に行けなかったのは、少しこのイベントの客層が彼女のキャラに慣れてきた点もあるだろうか……。
もっとも数回に一回のペースで静岡から遠征に来てくれる彼女の存在は、イベント的にも本当にありがたいし頑張って欲しいところ。
沼津の石井利佳が頑張っているように、静岡を代表するアイドルとして彼女には今後も楽しいステージを期待したいところです。
・7番手:椿英
2年ぶりの登場でも持ち味を発揮したか。
透き通るようなハイトーンボイスは健在で、会場全体を優しく包み込んだ。
一方で二曲目、三曲目では感情がもろに出ていて、彼のまた違った一面が見えるようなステージだった。
上記のように歌唱力の高さ、それに伴う表現力においては真っ当なシンガーとしての素質を遺憾なく発揮している。
ただ2年ぶりだったので、客層のニーズに応えられたかというと、その点は若干怪しい部分も。
恐らく今回、入賞に至らなかったのは、その点はあったかも知れない。
ただし今回、久々に拝見して歌唱力の高さにおいては、この日出演した出演者の中でも随一だったのは誰もが認めるところ。
今後、コンスタントに出演すれば面白いかも知れない。色んな期待をもって今後の彼に注目していきたいと思います。
・ゲスト:雪うさぎ楽団
30分たっぷり使ったいいステージでした。
やはり彼女の持ち味は、現状はオリジナルよりもカヴァーなのかな……と思う次第です。
(ここで引き合いに出すのもどうかだけど)鈴木まりえのようにカヴァーとオリジナルのバランスをうまく保っている出演者もいるので、それはそれでいいかと。
ただカヴァーで名曲を歌いきる歌唱力と同じくらい、オリジナルでも何か引き付けるものが出来れば強いかも知れません。
前回、前々回と拝見して、割とオリジナルがカヴァーと比べ(若干)弱い気も。
今回のステージでも、それは感じました。
もっとも自分とは逆にカヴァーの方が好きな客層はそれでいいのかも知れませんが……。
個人的にはカヴァーの出来栄えは及第点だし、現状の彼女を考えれば、これでいいのかな……。
むしろこれを受けて、夜はどうなるんだろう?という印象も同時にもったステージでした。
そろそろ締めに入るところですが、個人的に感じた懸念事項をたまには書こうと思います。
実は客の入りが最近、本当に昼は厳しい。
今回観た限り、十数人だったのではないでしょうか。
自分が今回の優勝ラインを3000点台と予想したのは、ざっと総得点が1万点台の前半から半ばで、7人の出演者で単純計算で割ったら2000点前後になる……という観点から。
もっともその予想は石井利佳が約4500点を集め、実力を見せるつけた事で、予想は裏切られましたが。
確かに昼の入りが少ない……いや厳密には安定しないのは若干致し方ない部分があります。
夜が毎回1組入れ替わるとは言え、それを除けば固定の傾向に対して、毎回、出演者が入れ替わる昼だと計算しにくい点はあります。
だから回によって大入りの回と、今回のように十数人の回と差が激しい事もしばしばですが……。
自分のような昼から夜までイベントを楽しむという「イベントファン」の存在が稀少だと思います。
年間パスポートを買って年に6回×昼夜、イベントに通う……他にどれくらいいるのだろう?FICE隊が数人くらいだろうか。
でも残念ながら、自分のようなイベントそのものに魅せられて通い続けるのが(一般的に考えたら)稀少になるのは仕方ないのかも知れません。
やはり通常は「応援したい出演者」ありきでイベントに通う方が多いので……。
昨今、FICE隊と呼ばれるFICEの固定客層でも、最初からいない方が多いのは、正直、昼の出演者に(回によってですが)魅力を感じていないからこその裏返しにも思えなくもありません。
正直、夜の盛況っぷりと、昼の現状とこの差を観ると、危機感を覚えてしまいます。
もっとも私以上に主宰が覚えているとは思いますが……。
夜ほど盛り上がらなくてもいいから、ある程度、昼も盛り上がらないと、長い目で見ないと将来的にはイベントそのものの衰退に繋がっていくように思う次第です。
どうにかして今、夜で楽しんでいる人たちにも昼に来てもらう工夫なり、もしくは単純に昼の客足を伸ばすために……何か工夫が必要な時期に来ている。
70回を目前に控えて、一客として感じました。
……という事で、昼は石井利佳が自身3回目の優勝を飾り「二代目トロフィーコレクター」を襲名した。
石井利佳にとって3回目の夜、それは定着を目指すための戦いになるものと想像できます。
次回以降の「ぢゃ☆ベストテン」での戦いが大いに楽しみです。
一方、こちらも夜の部「ぢゃ☆ベストテン」ですが……結構、混戦模様でした。
あまりに差がない接戦続きにため息の連続……。
「令和初の夏」を迎えた「ぢゃ☆ベストテン」……一体何があったのか!?
「ぢゃ☆ベストテン vol.69」の様子をは……。
後日!(笑)