昨年、自分は自身のライブレポート内で、所謂「バースデーライブ」をこのように表現しています。
『「生誕ライブ」というのは一種のバロメータであるという事。
長く活動している人ほど、毎年のように生誕ライブを行う事が多く、その開催自体がステータスになっている部分もあると思う次第。
また前年と比較する事で、その出演者の一年間の歩みなり、成長なりを「形」として実感する絶好の機会です。
そしてファン層の顔ぶれや人数の変化が如実に現れ、愛情が最も試されるのも「生誕ライブ」ならではと思う次第です』
……一年経ってこの文面を読み返し、自分が言ったこの言葉に間違いはないと思った次第です。
この日の主役・鈴音ひとみ。
彼女は昨年6月から一年間。劇的な環境の変化があった。
最も大きいのは昨年末にて所属していた事務所を退所した事。
それに伴い現在はフリーランスで活動している。
これまでついていた事務所のバックアップが無い状況だが、彼女は昨年と同じく渋谷WOMBにて生誕主催ライブ、そしてワンマンライブを行う事を決断した!
果たして、一年の時を経て、彼女……そして支えるファンにとって、どのような景色が広がったのか!?
昼の生誕主催「ひとまつり2019」、そして夜「全国UHHD化計画☆狼煙!」の様子を連続してレポート致します!
○開演前→入場
個人的に渋谷の地に降り立ったのは、開場少し前の11時頃。
急いで会場に向かう途中、見覚えのあるパーカーやTシャツの一団が……。
そう鈴音ひとみの一部のファンが渋谷駅近辺で集まり、集団で会場に向かっている最中に出くわしました(笑)
自分もその集団についていき、そのまま会場入り。
一年ぶりとなる渋谷WOMB。
前回は会場の広さに入場早々圧倒された思い出がありますが、今回は自分の中ではそこまで圧倒される事もなくすんなり入れました。
むしろ心の中では「ただいま」とつぶやいていたかも知れない。
だが一年前と違い、入場した時、既に会場の中にいる客の数が圧倒的に多かった。
そして前回以上に多くのカラフルなTシャツの海がそこに広がっていた。
それもそのはず。
今年の昼の主催ライブは前回の倍以上にあたる10組の出演者に声をかけていた。
既に始まる前からワクワクが止まらない会場内。
ただ個人的に前物販があったので並ぼうと思った矢先……。
会場内に聞き覚えのあるチャイムの音が鳴り響いた……!
そう!これこそ「ひとまつり2019」開始の合図だった!
●ひとまつり2019
・鈴音ひとみ(OPアクト)
【セットリスト】
1.「H☆T☆M」
先程響いたチャイムの音は一曲目に歌った「H☆T☆M」の前奏部分のもの。
数年前はこの楽曲を頭に持ってくる事が彼女のセットリストにおける基本パターンだった。
今はそれがだいぶレアケースになってきている事を考えると、彼女自身のライブにおけるセットリストの幅やパターンの拡がりに気付かされる。
……が、そんな事は抜きにして楽しい(笑)
やはりイベントの一番、最初の最初はこうでないといけない!
そう……久々にタオルを回しながら片足を上げながら思っていた(笑)
「H☆T☆M」を歌い終えた鈴音ひとみ。
会場の客層に挨拶を経て、簡単な諸注意を説明。
いよいよ本編の幕が開ける!
※なおここから出演者を簡単に紹介していきますが、出演者多数につきセットリストは鈴音ひとみ以外は省略させていただきます。
・水崎愛莉菜
昨年「ひとまつり2018」にも本編のトップバッターとして出演。
今回も(本編の)トップバッターで、二年連続トップバッターという大役を果たす。
透き通るような歌声と「ハイパーミックス」は健在だった。
なおこの日の衣装は某ユニットと被ったため見納めだったらしい。
・虹の架け橋
仙台から出演。元々はユニットだったが、現在は実質ソロ。
個人的に初見。遠征しない自分のような者にとっては、地方のアイドルはなかなか見る機会が無いから貴重。
わざわざこのように仙台から駆けつけてくれただけでも感謝。
固定ファン層もの応援の熱さが伝わってくる。これからも仙台の地を中心に頑張ってほしい。
・キセキレイ
鈴音ひとみとは数年前はツーマンライブを共催するほどの間柄。
都内における活動初期からの盟友と言って過言ではなく、今回呼んだのも納得。
個人的に最近、見かける機会は少なかったが相変わらずいい歌を歌っている。
近々、ミニワンマンもあるらしいので頑張ってほしいところ。
・愛野可奈
鈴音ひとみをして「東京における先生」と言われる、かなかなこと愛野可奈。
この日は黄色の衣装が印象的。彼女は暖色系の衣装が良く似合う。
固定ファンも、鈴音ひとみの客層とも顔見知りが多くて安心感が強い。
安定した楽曲の世界観とステージで、安心して楽しめました。
・明根凛
ライブの熱さで言ったら今回の出演者の中では随一の明根凛。
今や名物と言っていい旗を振り回しながらの歌う姿も様になっている。
三曲目「Loser's Laughter」の盛り上がりは、会場の一体感を増した感がある。
なお彼女の7/14のBDライブには鈴音ひとみもダンサーで出演予定とか……これは楽しみである。
・松山あおい
「クリエイティブうたのおねえさん」こと松山あおい。
とても濃いキャラクターの彼女だが、なんとこの日急遽、鈴音ひとみとコラボが実現!
まさか鈴音ひとみが象のぬいぐるみを持ってパオパオして「調教完了」と言うとは(笑)
(訳が分からない方、想像して笑ってください)
面白かったので個人的には有りです。
・水森由菜 with つるぴかりん
「自虐系アイドル」と称し、プロレスラーとしても活躍する水森由菜。
バックダンサー・つるぴかりん(現在は一人)を引き連れて登場。
相変わらずMCにおいても自虐を貫いているが、楽曲は比較的正統派。
これからも女子プロレスラーとしても、アイドルとしても頑張ってほしい。
・燃えこれ学園
昨年は「萌えこれ学園」として出演。この日は熊野はる、當銘菜々、佐々木千咲子の「生徒会メンバー」で出演。
本来は10人という大所帯グループだが、精鋭三人によるキレキレの歌とダンスを見せて会場を魅了する。
最後の一曲では鈴音ひとみをステージに呼んで一緒に祝うというイキな演出も。
少人数でも素晴らしい燃えこれ学園。三人で10人分のお祝いをしてくれました。
・LuCiFeR
佐賀からやってきた二人組ユニット。しかも今回が東京初遠征!
以前、鈴音ひとみがメンバーの生誕ライブに出演したのが、今回の出演のキッカケ。
黒い衣装でスタイリッシュな美人さん二人のユニットで、東京にはいない感じのカッコ良さが印象的だった。
また見てみたい二人。ちなみに彼女たちは「堕天使」という設定のためライブ出演を「降臨」というのが正しいらしい。
・空野青空
北陸地域を代表するソロアイドル。名前だけは以前から(個人的に)知っていました。
ステージを見たのは今回が初でしたが、歌も、振りつけも、また自身の設定やファンの呼び方など、全てにおいて完成度の高さに驚きました。
初見でここまで完璧な娘を観たのはあまり記憶にない。この出来なら全国区に近い知名度の高さと人気も納得。
そんな訳で……この日一日だけで、彼女の口癖の「ありがたし!」は覚えました(笑)またの機会に拝見したい!
・鈴音ひとみ
【セットリスト】
1.「Peach」
2.「Rising Hope」(LiSA) ※Nao+ とコラボ。
3.「Sinfonia」
主催ライブ、ラストで登場するのは、もちろん主役の鈴音ひとみ!
パステルカラーの配色がまぶしい、Tシャツのイラストにも採用されたあの衣装で登場!
(この説明で分からなければ、萌生めぐみのイラストか、今年のヨコハマカワイイパークでの写真を参照に)
ここでは一曲目に「Peach」からスタート。非常に楽しそうに歌う彼女の姿が印象的だった。
続いて二曲目に行く前にゲスト登場。
登場したのNao+(なおたす)鈴音ひとみとの共演も多々ある彼女だが、この主催ライブ数日前に急遽コラボが決定しての登場となった。
なお赤や黒と行ったイメージの強い彼女だが、この日発売の新作鈴音ひとみTシャツに身を包んでの登場。
ミントグリーンのNao+がまず珍しかった。
そんな二人で歌ったのは、LiSAの「Rising Hope」
この日、鈴音ひとみが歌った唯一のカヴァー曲となったが、会場を大いに盛り上げるのに一役買った。
Nao+の出番は以上で終了。
コラボも終えてラストは「Sinfonia」を歌い上げてしっかりと締め。
こうして昼の「ひとまつり2019」は無事終了した。
この後、物販タイムに突入。
どこの物販も多くの人で列が出来ていたが、特に鈴音ひとみのチェキ撮影列は長く、物販終了時刻でも完全撤収時間まで間に合わないくらいに多くの人が並んでいた。
物販時間終了後、短いインターバルに入る。
個人的には別会場から合流した某まっしー君と某飲食店で腹ごしらえをする。
そして開場予定時刻に合わせて会場に戻る……。
会場に戻った際には既に入場は始まっていたものの、長蛇の列にしばし入場を待たされる。
程なくして、つい一時間前まで居た会場に再び入る。
するとどうだろう……。
一時間前は色とりどりのカラフルなTシャツの群れだった客層が、この時はほとんどミントグリーンに染まっていた。
この景色を見て、昨年のBDワンマンライブのサブタイトルを思い出した……。
「ミントグリーンの海原を見よ!」
まさにこの時、会場に広がっていたのは「ミントグリーンの海原」そのものだった。
その海原の中に自分は大きな期待を胸に抱き、飛び込んで行った……!
●全国UHHD化計画☆狼煙!
開演時間と共に一瞬、会場は暗転した。
スクリーンに映し出されるOP映像。
映像が終わり程なくして登場したのは、この日の主役・鈴音ひとみ。
衣装はこの日発売されたミニアルバム「SELECTED NOTE」のジャケットに使われている衣装。
昼のパステルカラーを基調とした衣装とは、非常に対照的な色遣い。
紺を基調とした衣装が、彼女のスタイリッシュな一面を非常に際立たせた。
1曲目から早速、ミニアルバム「SELECTED NOTE」より「キグルミ世界」を熱唱。
ミニアルバムの衣装から、楽曲の発信。
いきなり鈴音ひとみが新たな一面を我々に見せつける攻勢で仕掛けてきた。
序盤はミニアルバム「SELECTED NOTE」からの選曲が多めになる。
3曲目「Believe in...」、4曲目「~破滅的理想論~」は共に「SELECTED NOTE」からの選曲となる。
このままミニアルバムからの楽曲構成で行くと思いきや5曲目からは既存曲中心の構成に切り替る。
6曲目には昼でも歌った「Peach」なども入れて、前半はポップ系、ロック系な盛り上げる系統の楽曲が中心となってくる。
10曲目「Re:」からは三曲連続でバラード。
ここで熱気を帯びていた会場は、やや静かになり彼女の歌声に耳を傾ける……。
バラードを終えると再び熱気を帯びたステージに戻り、14曲目「行くぜっ!!UHHD☆」で再びテンションが上げにかかる!
ここまでの構成は例えるならジェットコースターのようでもある。
その「行くぜっ!!UHHD☆」の後、ここで一旦、鈴音ひとみがステージから去る。
その間もBGMで流れる「what color?」で盛り上がる客層。
ロビーのテンションが落ちる様子は全くと言っていいほど無い。
「what color?」のBGMが途中で途切れたところで、鈴音ひとみが再び登場。
和服のような衣装に着替え、15曲目「コイハナビ」を歌い上げる。
そして「コイハナビ」を歌い終えると、和服を脱いで今度は赤いネクタイとスカートの姿に。
(恐らく「SELECTED NOTE」の衣装の紺色の上着を脱いだものと考えられる)
そのまま16曲目「プラスティック♯シンドローム」、17曲目「Sinfonia」を歌い上げる!
……そしてようやく、このワンマンライブ、初のMCが入る!
この時点で手元の時計が指していた時刻は18:15……。
イベントの開演がほぼ定刻の17:00だったはずなので、鈴音ひとみ……なんとここまで17曲を75分(途中、着替えはあったとは言え)ノンストップで歌い上げた!
確かにMCが無いしノンストップなのは気付いていた。
昨年もMC抜きで11曲連続という離れ業をやっていたので、ノンストップは覚悟していた。
まさかそれを上回るとは(笑)
だけどこの最初のMCまでの75分が、今振り返ってもそんなに長く感じなかった。
気付いたら……という印象が非常に強い。
この75分という長さを感じさせない彼女のセットリストの構成と、我々客層の集中力を持続させたステージを魅せるための技術は特筆すべきものがある。
なおこのMCでも「前半終わって、後半入っている」「この後も休みない」という趣旨の発言は我々の度肝を抜くには十二分過ぎた。
こうしてMCを終えて、ライブは再開。
18曲目「マイ☆ヒーロー」から再開したステージはこの後、五曲連続で終盤を迎える。
21曲目「Over the rainbow」では鈴音ひとみファン恒例による「七色のキンブレ」が光る景色を作り出す。
そして22曲目「Strawberry jewel」を歌い上げて本編は終了。
本編終了後、歌い終えた鈴音ひとみに対し、ファンによるプレゼント贈呈式が行われる。
バースデーケーキも運び込まれるなどして、誕生日の雰囲気が満点の中、ワンマンライブは無事終了……。
……するはずが無かった(笑)
流石に20曲以上を休みがほぼ無い状況で応援した来たファンたち。
大なり小なり疲れは見えていたが、力の限り声を振り絞って「アンコール」の大合唱がはじまる!
会場の前から後ろから……「アンコール」の大声援で包まれる。
そしてその声に後押しされるように……鈴音ひとみは再びステージに立った!
ミントグリーンのTシャツに身を包んだ彼女の手には……ウクレレ。
実は今年に入ってからウクレレを弾くようになった鈴音ひとみ。
このウクレレを使って既に一曲作曲もしている。
(この点についてはShowroomなど動画配信を観ている方の方が詳しいだろう)
この日、初めてウクレレで作った楽曲「サイボーグになりたい。」を歌う。
この楽曲の出来については……まぁ、これからに期待という事で(爆)
しかしこれまでステージの上では歌に専念していた彼女が初めて行った弾き語り。
今後の新たな変化という点では見逃せないステージでもあった。
ウクレレ生演奏を初披露した後は、再び通常通り音源でのステージに。
ここでまた「SELECTED NOTE」から「FREESIA」をクールに初披露!
次から次へと新たな一面を、この日の鈴音ひとみは我々の前に惜しみなく出してくれた!
そしてここで代表曲「絆」
会場はこの日一番の盛り上がりを見せる。
場内の声援も、最後の最後まで振り絞るように彼女に送られた!
「絆」で大いに盛り上がった後……この日、正真正銘ラストの一曲「各駅停車」
ミントグリーンのサイリウムが、会場全体を明るく照らしていた……。
そうそれはまるで、ここから先の鈴音ひとみの進むべき道を照らす「道標」だったのではないか……。
あの時を振り返り、そう思う。
こうして鈴音ひとみ生誕ワンマンライブ「全国UHHD化計画☆狼煙!」は、大きな歓声と共にその幕を閉じた。
【セットリスト】
-OP-
1.「キグルミ世界」
2.「Be A Liar」
3.「Believe in...」
4.「~破滅的理想論~」
5.「へたっぴRockstar」
6.「Peach」
7.「トゥインクル・サマー・ラヴ」
8.「光ある場所」
9.「願い星」
10.「Re:」
11.「アメ×コイ。」
12.「いつもの言葉」
13.「キミと、ずっと。」
14.「行くぜっ!!UHHD☆」
BGM~「what color?」(はやきがえ)
15.「コイハナビ」
16.「プラスティック♯シンドローム」
17.「Sinfonia」
-MC-
18.「マイ☆ヒーロー」
19.「Lie or truth~キミは誰のモノ?~」
20.「光の歌」
21.「Over the rainbow」
22.「Strawberry jewel」
-アンコール-
23.「サイボーグになりたい。」
24.「FREESIA」
25.「絆」
26.「各駅停車」
※以上、鈴音ひとみ公式ブログより抜粋。
●総括
昼はひたすら盛大に楽しく。
そして夜はこれからの彼女の活動を燃え上がらせる「狼煙」を上げられた。
そう思います。
昼の主催ライブは恐らく彼女がこれまで共演していた中でも、本当に呼びたい人が中心に呼ばれたと思う。
昨年のゲストが5組に対し、今年は10組。
時間こそ少しいっぱいいっぱいの感はあったけど、彼女が本来やりたかった主催ライブの形はこれだったのかな……というのが見える内容でした。
個人的にはああいう感じは大好きです。
そして夜のワンマンライブは現時点における鈴音ひとみの集大成が観れたと思います。
昨年までは数曲入れていたカヴァーもなく、遂にオリジナルオンリーでの構成になったのは、彼女がある意味で一人のアーティストしても「独り立ち」した証明でもあると感じる次第。
またオリジナル楽曲の数も30を超えた事で、セットリストに組み込まれなかった楽曲も出始めた。
今回歌われなかった楽曲が好きな人にはやや残念な側面かも知れませんが、一方で今回歌われなかった楽曲をまた別の機会に組み込む事で、今回とはテイストの違うワンマンライブの構成を組める可能性も出てきた事は素直に喜ぶ出来事かと思います。
また今回、彼女は非常に多くの、そして幅広い客層を呼んだ印象があります。
客層の大多数を占めるのは俗にいう「ドルヲタ」と呼ばれる男性ファン。
自分もここに含まれると思いますが、普段のブッキングライブでも現れるような若ければ20代から、大よそ40代までの男性ファンがやはり多かった。
この辺りが大いにライブを盛り上げ、また楽しんでいた印象はありますが、この景色は誰もが想像できるところ。
更に彼女の場合、そこに女性ファン層や、中には子供を含め家族総出で応援にきているファン層も見受けられた。
また外国籍の方や「ドルヲタ」よりも高めの年齢層の男性ファンもあちこち見受けられ、彼女の受け皿の大きさを改めて感じた次第。
これはこれまでの鈴音ひとみの活動の成果と思える。
ショッピングモールなどでの活動や、Showroomをはじめとする動画配信サイトでの活動など非常に幅広く活動した結果の表れに感じる次第。
恐らく今後も「ドルヲタ」がファン層の中心を占めると思いますが、それ以外の方々にも訴えかける、そしてファンになってもらう魅力を発信していく事が今後の彼女の成長に繋がっていくと感じました。
そしてその可能性を、今回のワンマンで更に感じさせてくれました。
昨年とは大きく環境が変わった鈴音ひとみにとって、ある意味「勝負」を賭けたワンマンライブ。
昨年までと違い、一部のファンが技術的な側面も含めたスタッフに回るなどして、ファンと共に作り上げた感がある。
これからの鈴音ひとみはどこへ向かうのか……!?
少なくとも自分の目には、支えてくれる客層と共に、ここから先を歩き出す「覚悟」を示した内容であり……。
そして、その第一歩を示すための「狼煙」を上げたのが今回のワンマンライブだった……そう感じました。
願わくば……あと数年後に彼女の活動を振り返った際、そう言えるライブであって欲しい。
そしてその可能性を大いに感じた、素晴らしいステージだった事をここに記し、このレポートを締めたいと思います。