※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
※このイベントは7/21に行われたものです。
毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。
・AnBぷれみあむぅ presents 『第63回イカすアキバ天国』@池袋mono
https://ameblo.jp/hitode0014/entry-12399479291.html
昼は石井利佳の劇的な優勝で幕を閉じた。
その石井利佳だが、早速、次回初出場に備えてという事で「ぢゃ☆ベストテン」を見学していた。
既に彼女自身、次回に向けての心構えは万全である。
そんな石井利佳が初めて目にした「ぢゃ☆ベストテン」は彼女のみならず、多くの客層が驚きを目の当たりにする展開となった。
驚きと波乱の展開が続出する中、頂天に立ったのは……。
真夏の一大決戦!「ぢゃ☆ベストテン vol.63」の様子をレポート致します。
(だいぶ遅くなってすまんです)
●開演前
昼が閑散としていたのと対照的に、夜は相変わらずの盛況だった。
毎回出演者が変わる昼に対して、ほぼ毎回レギュラーが揃う夜とではどうしても差は出てきてしまう。
(もっともほぼ毎回、確実に一組入れ替わるのだが)
開演少し前の時間には、ほぼほぼ会場も満員。
一通り出演者の宣伝VTRも終わり、諸注意を経てOPへと移る。
OP映像のラスト、爆発音と共に現れる司会の石崎姉妹……。
あをいちんは前回お休みなので久々である。
ここで「石崎姉妹」というネーミングに少しツッコミが入りかけたのは置いといて(笑)
(注釈:あをいちんは今年4月に結婚されて、結婚後は初の登場でした)
ルールの説明の際、背中に投票ルールが書かれたTシャツを着ている皆様だけで5人並ぶという奇妙な光景(笑)を経て、いよいよ本編へと移る。
本編、トップバッターで登場するのは、前回昼を優勝した(はずの)「アキ天キング」である。
●本編
・昇格組:クレヨンゆーち
【セットリスト】
1.「晴れのちジェットコースター」
2.「パーフェクトワールド」(トラフィックライト。)
3.「アイヲウタウヨ」
昼に「アキ天キング」として登場した……「影武者」クレヨンゆーち(笑)
まさかの昼夜連続登場となった(笑)
(夜は本人登場と思っていたのですが……)
セットリストは昼を踏襲した感じの三曲。
なお二曲目「パーフェクトワールド」クレヨンゆーちの別名義での作詞した楽曲となっている。
MCでは「バレてない」とバレバレの「影武者」アピールと(笑)「9/04」の「クレヨンの日」アピールを欠かさなかった。
こうして挨拶代わり(?)となった昇格組のステージは終了。(影武者だったけど)
次回以降どうするのか気になりますが(笑)……まぁそれはそれという事で(笑)
なおこの「影武者」クレヨンゆーちについては、別人ですが「クレヨンゆーち」名義で出演しているのでルール的にはセーフとの主宰判定。
名義が同一であれば問題がないとの見解が改めて説明されました。
(もっとも実の姉なので全くの赤の他人じゃなかったのもあるかと思いますが)
……いよいよここからランキング。
その前に会場では発表されていないが、前回の脱落者……。
・11位:MicA(↓4/3730点)
無念の二度目の脱落となったMicA。
半年のブランクを取り戻すべく、しばらくはイベント再挑戦を封印して頑張る方向とのことです。
そしてここからいよいよランキング。
まず読み上げられた10位は……。
・10位:ソラ豆琴美(NEW/3860点)
【セットリスト】
1.「発芽たいそう第1」
2.「君は空、僕は星」
3.「忠実な努力が実を結ぶ」
初ランクインは10位からのスタートだったソラ豆琴美。
脱落したMicAとも130点差という僅差でいきなり崖っぷちからのスタートとなった。
前回がカヴァーオンリーだったが、今回はオリジナル構成。一曲目「発芽たいそう第1」からスタート。
しかしMCでは10位だった事に言及。このままではいけないと一旦楽屋に掃けて……水着姿になって登場!
そして「特技を見せます」という事で、二曲目「君は空、僕は星」を歌いながら着物の着付けをする(笑)
よく着物を脱ぐなどの演出はあるが、その逆は珍しい(笑)
こうして着物を着付け終わった後で、ラスト「忠実な努力が実を結ぶ」を歌って終了となった。
今回から本格参戦となったソラ豆琴美。いよいよ本領発揮……といったところか……。
・9位:FICE(↓3/4930点)
【セットリスト】
1.「神様」
2.「願い」
3.「伴奏」
FICEですが昼に引き続き、氷がこの日は不在。
よっていつものFICEではなく、炎、響己の「ふぉっくす」の二人に、アコースティックギターの金色樽兵衛を迎えアコースティック編成でお送りする……事になった。
……が、ここは普通に終わらないのがFICE。バックにはヨガダンサー(?)と称した、あをいちん、にゃもの「着ぐるみダンサーズ」が待機する……。
これが「罠」だった(笑)
セットリストは上記三曲をアコースティックギターの調べに乗って、炎、響己が美声を響かせる。
一方、その後ろではあをいちんがヨガの動きのみならず有酸素運動を加えていく(笑)
振りコピを得意とするFICEの客層だが、あをいちんの尋常じゃない体力についていけなかった。(同じダンサーズのにゃもも後半はバテていた)
結果……終わった際にはアコースティック編成とは思えない死屍累々の客層の姿があった(笑)
以上、氷なしでも凶悪なFICEのステージでした。
・8位:USAXA!(↓5/5380点)
【セットリスト】
1.「万歳!姫さま御中」
2.「阿修羅乙女奇譚」
3.「いくぜ!ましょっい祭り」
前回、初のベスト3からの大きく後退。
今回は四人編成になってからは初の「ぢゃ☆ベストテン」となる。
今回のセットリストは和風よりのセットリスト。
前回は体調不良で欠席だったリサたんを中心としたUSAXA!のチームワークが光る演出が目立った。
二曲目「阿修羅乙女奇譚」での(双子じゃなくなった)ダンサー・セリカの身体能力の高さ(特に人間マイクスタンドの芸当)は光るものがった。
三曲連続構成でラストにMCを長めに話すという、このイベントでは結構お馴染みの構成にて無事終了。
そして佐藤氏はこのMCの中で力強く「下剋上」を宣言した。
8位まで後退したUSAXA!……果たして、宣言通りここから巻き返しとなるか!?
・7位:まかべまお(↑1/5800点)
【セットリスト】
1.「あの夏の花火」(DREAMS COME TRUE)
2.「閃光花火」
3.「愛いっぱいせいいっぱい」(中川翔子)
今回も艶やかな浴衣姿で登場したまかべまお。
さて順位的には奮わなかったものの、今回、まかべまおはある一つの大記録を達成した。
「連続エントリー記録」
2012年1月・vol.24の初出場から数えること今回が40回目!
脱落する事なく、40回連続の出場を今回果たした。足掛け六年八ヶ月……まさに「継続は力なり」を地で行く大記録を達成した。
本人もこの記録を認識しており、非常に嬉しい胸中をMCで語っていた。
そんな感謝の気持ちを込めて、三曲目に「愛いっぱいせいいっぱい」(中川翔子)を選曲。
これからもイベントの大ベテランとして頑張っていく趣旨の発言をして、大きな拍手の中、まかべまおのステージは終了した。
・6位:みでぃ(↑3/5900点)
【セットリスト】
1.「LOVEv暴走中」
2.「4th Fire」(KOF'97)※BGM
3.「The Origin of Mind」(KOF'97)※BGM
4.「亡國覚醒カタルシス」(ALI PROJECT)
某格闘ゲームのコスプレをして登場したみでぃ。
一曲目「LOVEv暴走中」で普通にスタートしたと思ったが……。
ここでBGMが流れて、ステージの袖から、これもまた某格闘ゲームのコスプレをした女性が登場。
彼女の名前は結月里奈。「女流緊縛師」として活動している。
そんな彼女がBGM二曲分を使って……みでぃを縛っていく……。
こうして縛られた彼女がラストに「亡國覚醒カタルシス」(ALI PROJECT)を熱唱してステージは終了。
まさに夜に相応しいアダルティーな雰囲気を醸し出し、みでぃのステージは終了した。
しかし……縛られたみでぃ。手がうまく使えないため、楽屋に入るのに一苦労して会場からの笑いを誘っていた(笑)
こうして前半戦は終了。
ここから後半戦突入で5位発表となるが、ここでどよめきが起きる……。
・5位:デカシャツ喫茶(↓3/5960点)
【セットリスト】
1.「ミラージュ」
2.「Answer Beat」
3.「before daybreak」
多くの客層が驚いた!デカシャツ喫茶、約三年ぶりのベスト3からの陥落。
昨今は優勝ないし2位の常連だったために、この位置での出場は誰もが予想できなかっただろう。
だがある意味、順位はお構いなしなのが、この二人。
この日も登場して一曲目「ミラージュ」をこの日発売された音源を片手に振り回しながら熱唱するパフォーマンスを見せた。
まぁらしいと言えば、らしい(笑)
この後はその音源から「Answer Beat」、「before daybreak」のそれぞれ別バージョンを披露。
5位になってもただでは起きないデカシャツ喫茶の愉快なステージは終了。
果たしてここからの巻き返しはなるだろうか……。
・4位:神木祐希(↑1/6380点)
【セットリスト】
1.「ブギートレイン'03」(藤本美貴)
2.「OK!」(松本梨香)
3.「Yeah!めっちゃホリデイ」(松浦亜弥)
1ランクアップで一見すると順調そうな神木祐希。
しかしセットリストを見て違和感を感じた方も多いのではないだろうか……。
カヴァーオンリーの構成。
実は今年6月にデビュー以来の事務所を退所。それに伴いオリジナル楽曲が使えなくなってしまったのである。
これまでオリジナルと「神木の紙芝居」をはじめとする構成で勝負してきた彼女にとっては大きなダメージである。
今回のMCでもその件について言及していたが、悲壮感が漂っていた……。
オリジナルを失った神木祐希。果たして起死回生の策はあるのか……。
ランキング以外でも今後の動向に注目が集まる神木祐希のステージでした。
・3位:清水舞美(↑7/6690点)
【セットリスト】
1.「昇華」
2.「礎」
3.「花の魁、花の殿」
前回10位からの7ランクアップの大躍進を遂げた清水舞美。
恐らくデカシャツ喫茶のベスト3陥落の次にインパクトが大きかっただろう。
そんな彼女、20分のステージだが三曲構成。
一曲目の「昇華」が7分超のため、この楽曲に大きく割いたのが理由である。
しかしベスト3に入ったら歌いたかったと以前から公言しており、彼女にとっては念願が叶った形となった。
その後、二曲は比較的アップテンポの楽曲を持ってきて大いに盛り上げて終了。
彼女自身にとっては「ぢゃ☆ベストテン」の最高順位も更新する形となり、非常に充実した内容。
今後のランキングにおいても勢いがつく結果と、そして素晴らしい内容のステージとなった。
・2位:大和撫子 百合(↓1/8350点)
【セットリスト】
1.「FUTURE WORLD」
2.「夏色」
3,「Strength」
4.「百花繚乱」
残念ながら初優勝からの連覇とはならず。
しかしここで歩みを止めないのが、大和撫子 百合らしいというか……。
二曲目に新曲「夏色」を初披露。
昨今、ソロにおける新曲の作成ペースの早さは目を見張るものがある。
またこの日の衣装も新衣装となっており、色合いといい雰囲気といい、彼女の良さが前面に出ている素晴らしいデザインとなった。
なおMCでは「(優勝者のために)空気なんか残さないんだからね」と言い、酸欠を予告(笑)
だけどそれでもステージの最後には、この後登場する優勝者に向けて初優勝を祝う一言を言ってステージを去っている。
彼女らしいかわいらしさと、強かさ、そしてツンデレな面が強調された、ある意味で「らしい」ステージとなった。
・1位:石戸なつみ(↑3/9020点)
【セットリスト】
1.「WHITE OUT」
2.「トライアングル」
3.「SKY BLUE」
4.「P♥G♥R」
5.「暁契」
遂に悲願成就!石戸なつみ、念願の「ぢゃ☆ベストテン」初優勝!
一曲目にいきなり「WHITE OUT」からスタート。
そしてこの日の衣装は……そう「イカすアキバ天国」に初出場した時の衣装だった。
本人も久々に着るようで、サイズがあっているかどうか心配だった模様である。
その直後、彼女の口から発せられたのは……「卒業」の二文字だった。
曰く「このイベントで優勝を決めたら『卒業』すると決めていた」と……。
「イカすアキバ天国」の挑戦から約五年……悲願が達成されたこの日は、石戸なつみにとって最後の「ぢゃ☆ベストテン」のステージとなった。
その後、残り四曲はただひたすら盛り上がる。
セットリストを見ても、前半二曲が現在の(所属事務所社長でもある)小林裕明プロデュース前で、後半三曲が小林裕明プロデュースなのも彼女の歴史を感じる構成となった。
途中、何度か声が詰まりかける石戸なつみ。
しかしここで涙は一切流さず、最後の「暁契」までしっかりその歌声を届け続けた。
……こうして石戸なつみ「ぢゃ☆ベストテン」最後のステージは終了。
約五年間における、彼女の想いと成長、それらが全て詰まった、このイベントにおける彼女の集大成とも言える……素晴らしいステージでした。
こうして全出演者のステージが終了。
石戸なつみ卒業につき「脱落」が無いため、平和な物販タイムを迎えイベントは終了しました。
●総括及び短評
石戸なつみの初優勝、そして卒業が最大のハイライトでしたが、清水舞美の初ベスト3、まかべまおの「連続エントリー記録」達成など多くの注目点がありました。
一方でデカシャツ喫茶、USAXA!の2組がベスト3陥落となり、波乱の展開に拍車をかけた部分もありました。
・優勝:石戸なつみ
悲願の初優勝にして、AnBラストステージ。約五年間の集大成とも言える見事なステージでした。
AnB初出場の時からずっと観てきましたが、本当にいい歌い手に成長した……そう感じる内容でした。
この五年間、彼女にとってはこのイベントは成長の場であったと思います。
もっとも今回のように嬉しい瞬間よりは、苦しかったり、悔しい出来事の方が多かったような印象もあります。
脱落も経験したし、イベントにおける「後輩」たちが先に「ぢゃ☆ベストテン」を優勝するのも横目で見てきたり……本当にイベントの順位だけ見れば苦労してきたと思います。
それ故、今回の初優勝のステージは、これまで称賛されるべき優勝だと思います。
きちんと自分を信じていれば、いつか必ず道は開かれる事を最後に証明できたと思います。
個人的には連覇なり、年間最多勝なり狙って、もっと「女王」の座を突き詰める彼女を見たかった気がしますが、でも今の彼女の活動、方向性を顧みるとここでイベントを卒業するのも一つの区切りとして良かったのかも知れません。
ただ……次回から彼女、そして彼女を愛し、イベントも盛り上げてくれた固定ファン層「石戸組」がいなくなる事は一抹の寂しさを覚えます。
それでもこの優勝を糧に、次のステージに進む石戸なつみを、一イベントファンとしてはこれからも応援したいし、送り出してあげたいと思う次第です。
最後に……おめでとう!
そしてさようなら「ぢゃ☆ベストテン」20代目王者・石戸なつみ!
その熱い勇姿を決して自分は忘れない。
・2位:大和撫子 百合
初優勝からの連覇ならず。簡単に事は運ばなかった印象です。
もっとも前回の初優勝をキッカケに、イベントの順位的には殻を破った感はあります。
実際に点差を見て3位以下をきっちり突き放しての2位なので、今回に至っては力負けという印象はありません。
特に感心するのはここのところ毎回、新しいものを取り入れては出してくるというスパンの早さ。
新曲しかり、新衣装しかり……ソロになってから特にこのあたり、積極的な印象を持っています。
この絶え間ない努力があるからこそ、ソロになってからも常にベスト3圏内にいられると思います。
本当に彼女の継続性や努力には頭が下がりますし、学ぶ点が非常に多いです。
でもその一方で新曲や新衣装なども、毎回のように継続するには難しい点はあるので、これらが尽きた時、どう乗り切るのかというのも注目したいところです。
もっとも彼女の事ですから、常に何か「新しい事」を考えて実行に移すと思うので、大きな心配はしていませんが。
今回こそ石戸なつみの前に2位だったものの、悲壮感は感じない結果。
次回以降の巻き返しは大いに期待したいと思います。
・3位:清水舞美
これまでの下位常連っぷりを考えると大躍進となった初のベスト3、お見事でした。
もっとも彼女の場合、下位常連ではあったけど方向性はしっかりしてぶれないものはあったので、何かの拍子に上位に上がる可能性はありましたが……。
それが今回、一気に突き抜けたという感じでしょうか。
でもそのぶれない姿勢を一番感じたは一曲目の「昇華」だったと思う次第。
常々、バラードを多めにセットリストに組み込む彼女らしい選曲だったし、この20分の持ち時間をうまく活かした構成だったと思います。
三曲の構成を見ていても彼女らしさは前面に出ていたので、良い意味で清水舞美らしさが出たステージだったと思います。
ただ……大きな変化や驚きがあったかというとそうでは無いので、この点が果たして点数に直結したかはやや疑問。
なので今回は上位進出したけど、次回以降、また下位に戻っている可能性も否定できない一面もあり。
だがここで成果を上げたので、これをキッカケに上位常連になれれば……。
一つの正念場を迎える事になりそうですが、ここで結果を続けて残して頑張ってほしいと願う次第です。
・4位:神木祐希
今回の出演者の中で一番苦境に立たされているのは彼女ではないか。
そう感じるステージでした。
事情があるとは言え、オリジナル楽曲が全く歌えない状況は非常に厳しい。
今回のステージもこれまでの独創性にあふれたステージと比べると、いかにも「普通」に映ってしまう。
今回の順位は前回の「神木の紙芝居」などを踏まえた構成の評価がそれなりに高かったからこそとみており、申し訳ないけど今回に限っては4位相当の内容ではなかった。
それでも彼女を支える客層がすぐには離れるとは思えないものの、このままだと繋ぎ止めるには厳しい状況。
打開策はあるのか?
その一点に尽きる。次回、どのように挑むのか注目はしていきたい。
・5位:デカシャツ喫茶
会場のどよめきが全てを物語った順位と言って過言ではない。
約三年間、ベスト3陥落が無かっただけに衝撃度は計り知れなかった。
しかし時々、上位常連でも何かのキッカケで順位を落とす時があるが、今回はデカシャツ喫茶にとってたまたま「その時」だっただけなのか……。
だが前回も新曲も出していて、この状況なのはやはり意外ではあった。
もっとも彼女たちがこの順位だったからへこたれるという事は無い訳で与えられた順位で、しっかりと「楽しそう」にステージをこなすあたりは流石と思う次第。
3位の清水舞美とは違った意味で「ぶれない」ステージに対するスタンス。これが彼女たちの強みであると感じます。
今回は既存楽曲の別バージョン披露だったが、このままで終わるとは思えない。
次回以降、この順位からの巻き返しの可能性も高く、注目は計り知れない。
・6位:みでぃ
徐々に上げてきているし、コアな客層が付き始めた感はあります。
もっともこのような表現は失礼だが今回のステージの方向性からも、おそらくこのイベントの既存の客層が絶対に被らない。
そのようなステージを実際に展開しているのが、彼女、みでぃという存在だと思う次第。
今回も助っ人に女流緊縛師・結月里奈を呼んだステージは観ている者の興味をそそる内容だったのは間違いない。
ただ今回が3回目の出演ですが、そろそろ彼女のもっている一面は「一通り」垣間見えたと思う次第。
次回の順位と、今後の展開が全く読めないのも彼女くらいではないでしょうか。
果たしてどうなる……その点は注目していきたいと思います。
・7位:まかべまお
順位こそやや低迷しましたが「連続エントリー記録」を見事に達成!
まず脱落せずに出演し続けないと達成できない「40回連続エントリー」という記録は称賛されて然るべきだと思います。
途中、何度か欠席はあっても、この出演者の入れ替わりが激しいイベントで六年八ヶ月もの間、一度も脱落しなかったのは脅威と言わざるを得ません。
優勝からは2015年以来、三年以上遠ざかっているものの、ある一定のところで留まれるのは実力あってこそだと思う次第です。
昨今こそ社長業も多忙で、自身がステージに立つ機会は限られているもののきちんとやる時はやす姿、客層はきちんと見ていると思います。
恐らく今後はその社長業とタレントとしての両立が課題になってくると思いますが、彼女ならきちんとできると信じています。
改めて「40回連続エントリー」という偉大なる記録達成おめでとうございます!
これからも長く、イベントの顔として頑張ってくれる事、心から祈っております。
・8位:USAXA!
初のベスト3からここまで落ちるとは……イベントの洗礼を浴びた形に。
やはりリサたん不在の前回は響いたか。個人的にはヒロナをうまくフォーカスを当てて乗り切ったと評価していたのですが……。
ただ今回はそのリサたんを中心とし、また四人編成に再編成されたUSAXA!の新たな魅力が垣間見えたいいステージだったと思います。
それにしてもここの楽曲の出すスパンの速さは本当に驚くべきものがある。
ここは彼らの持っている強みであり、毎回、目まぐるしく楽曲に合わせてパターンを変えられる強さがあるように思います。
ただ昇格直後と比べたら、目新しさが失われた点などもあるので、今回の順位に落ち着いてしまった感も否めないのも事実。
だけど佐藤氏が掲げた「下剋上」という言葉は非常に痺れたのもまた事実。
ここからどう巻き返して、USAXA!の魅力を発信してくれるのか、次回以降が楽しみでなりません。
・9位:FICE
まぁ転んでもタタでは起きないというか……やっぱりというか(笑)
FICEは何かアクシデントが起きても、これまでも奇襲なり、そういうので乗り切ったのを何度も見てきている。
今回の構成も恐らく、古くからのファン層にとっては「想定の範囲内」だったと思う。
もし想定外の事があるとすれば、あをいちんの運動量だろうか(笑)
まぁ良くも悪くも、氷不在とはいえFICEらしいステージだったと思う次第です。
もっともこのステージで上位進出は狙えるかというと……(爆)
いや……でも意外とFICEの固定客層以外が大爆笑していたのでわからないな……。
何はともあれ主宰は相変わらず、誰よりもイベントを楽しんでいて何よりでした(笑)
・10位:ソラ豆琴美
少しずつだけど「本性」が現れ始めた……かな?
前回はやはり彼女らしさがなさ過ぎた。むしろ今回の「浴衣の着付け」をするという発想がソラ豆琴美だと思った次第(笑)
普通の思考と「逆」を行く、彼女ならではのステージだったと思う次第です。
今回のステージを観て思ったのは、美人があんなに面白いステージをしたら反則という事(笑)
顔良し、スタイル良し、だけど話している事は面白い(時々、残念)……組み合わせとしては最強だと思います(笑)
ただ今回途中までは、彼女自身、このイベント(特に「ぢゃ☆ベストテン」)の空気をつかみ損ねていた部分があったように思える次第。
今回の客層の反応を見て、どう変わっていくか……。
一気に化けそうだし、そうでもないような……でも観てて楽しみな出演者である事には変わりないです。
・昇格組:クレヨンゆーち
色んな意味で一番評価が難しい出演者。ってか本人じゃないし!(笑)
今回に限って言えば「影武者クレヨンゆーち」と称して、実姉が出てくるというやり方は面白かった。
面白かった……けど、本人じゃない!(爆)
今回こそ卒業があったからいいとして、即脱落の可能性もあったかなりリスキーな出演だったのは間違いない。
このようになった経緯は当方は知らないけど……次回以降も全く読めないので、今回は評価ができないといった方が正しいか。
ただ一つ成功したとするなら「クレヨン日記」復活のアピールは大成功と言っていいでしょう。
イベントに負ける覚悟で、自分たちのアピールをするのに終始したのであれば「影武者クレヨンゆーち」は賭けに勝ったと思う次第です。
さて次回は本物のゆーちが登場するんでしょうか……注目がそこですねぇ(笑)
……こうして「ぢゃ☆ベストテン vol.63」は石戸なつみの初優勝、そして卒業という結果で幕を閉じた。
約五年間、イベントにて様々なステージを見せてくれた石戸なつみ。
これからの活躍を期待せずにはいられない。
どうかイベントOGとして、各所で頑張ってほしいと一イベントファンとしては願うばかりです。
一方でランキング的に波乱も多かった今回。
今回、優勝の石戸なつみが卒業した事で、またまた本命不在の混戦に戻るのは目に見えている。
実は「年間最多勝」争いも、今年は7月現在、全員(神木祐希、デカシャツ喫茶、大和撫子 百合、石戸なつみ)1勝ずつで抜け出した出演者がいない。
こちらも注目が集まる。果たして2009年以来の全員1勝で「年間最多勝」無しも今後あるのか……。
なお最初から最後までステージを見届けた、次回昇格組の石井利佳陣営。
「今回、見ていなかったら、おそらくいきなり脱落していた」と気持ちも新たに夜に臨む決意を新たにした模様……。
2018年も下半期。
戦いも「秋」へと季節は移り替わる。
「ぢゃ☆ベストテン vol.64」
9月15日。
中秋の名月は誰に微笑むのか?