【レポート】鈴音ひとみ生誕ワンマンライブ@南青山・Future SEVEN | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

出会いというのは「偶然」なのか?
それとも「運命」なのか?
 
いきなりそんなテーマから入ってしまうが、彼女に出会ったのはそのどちらとも言えるような気がしてならない。
 
今回、レポートで取り上げる彼女……鈴音ひとみとの出会いはそのどちらもあったように思える。
実は彼女の存在自体は大よそ2年前から知っていた。
パーソナリティーを務めているインターネットラジオ番組「WEST EIGHT PRINCE」(現在は後番組の「WEST EIGHT PRINCE Ⅱ」)内にて、パーソナリティーだった、まっしーがやたらその当時、千葉遠征に良く行っていて彼女を取り上げていたので、個人的には「同郷」出身という事もありとても良く覚えていた。
 
……が、元千葉県民とは言え、都内を中心に生活する日々を送る中、彼女に出会う機会はそうそう無かった。
 
転機が訪れたのは今年に入ってから。
たまーに訪れる、M-Infinity主催ライブで頻繁に彼女が出演するようになってからだ。
 
正直言うと、まっしーが番組内で取り上げず、また彼女が千葉出身じゃなければ、ここまで興味を惹かれる事は恐らく無かっただろう。
こうして出会ってから数回、所用を兼ねて初めて彼女の本拠地・津田沼まで遠征するまでに至った。
(津田沼は正直言うと、実家があるので遠征という表現もどうかなのだが)
 
そんな知り合ったばかりの彼女だが、6月に大きなライブが控えているという……ので、訪れたのが今回紹介する「鈴音ひとみ生誕ワンマンライブ」である。
 
ファン(と言っていいのか分からないレベル)歴、数回の自分の目に映った彼女の魅力について語っていきたいと思います。
 
●開演前
 
まずこの「生誕ワンマンライブ」の前に、昼の時間帯、同会場で彼女の初主催ライブイベント「ひとまつり2017」が行われていた事にも触れたいと思う。
活動歴は確認できる限り、2014年からなので大よそ活動3年目にして初の主催となる。
 
自分のレポートで良く名前が挙がるところだと、鈴音ひとみを「自分の嫁」と言い張る(笑)石戸なつみなどが参加。
個人的には途中からの参加でしたが、こちらも十二分に楽しませてもらいました。
 
さて……昼の初主催を終えて数時間の時を経て、この「生誕ワンマンライブ」が開催されるのですが……。
自分が会場に昼食を終えて戻ったのは、開場の約30分前。
既に自分より前に数十人の集団が出来ていた。
自分も列の最後尾についた後でも、続々と人が並び始めて、気がつけば大よそ50人近い列が開場前に既に出来ていただろうか。
 
一言で言ってしまえば、この時点で盛況は約束されていた。
また昨今の彼女の勢いを示していたようにも思える。
 
やがてほぼ定刻通りに開場。
会場の入口、両サイドには固定ファン層がサイリウムを手渡しするなど既に下準備は万端という状況だった。
 
こうして会場に入る……のだが、この会場も自分にとって初の会場なので簡単に説明しておきたい。
 
ライブが行われるスペースと、それ以外のロビーなどが分かれていて、比較的ゆとりのある空間が印象的。
ライブスペースは大よそ……200~300くらいのキャパは見込んでいいだろうか。
やや横幅が広い。奥行きはそこまで無かったような印象。
またステージの高さはそこまで高くないので、後方だと人だかりが出来るとやや見えづらいのが難点だろうか。
なお今回は上手側に一部椅子席と、カメラマン専用スペースも設置。
ライブで盛り上げる客層との住み分けも出来ていたように思える。
 
……こうして鈴音ひとみのTシャツに初めて袖を通して、今か今かと開演を待つ。
気がつけば会場内は人でいっぱいになり、既に「満員」と言って過言では無い状況だった。
徐々に会場のテンションが上がる中、定刻を若干過ぎた頃……いよいよ鈴音ひとみのステージが始まる……。
 
●本編
 
さて前述のようにファン歴ほぼ数回の自分。
彼女のオリジナル楽曲などほぼほぼ分からない状況である(爆)
(むしろ知らないカヴァーが混ざっていたら、気付かないレベルである)
今回のレポート執筆にあたり、鈴音ひとみ本人のブログからセットリストを拝借しました。
 
このセットリストに沿って、今回は記憶を遡ってレポートを書いていきたいと思います。
そこんとこよろしくお願いします(笑)
 
まずは序盤。

 

「H☆T☆M」
「君色シグナル」
「トゥインクル・サマー・ラヴ」
「baby×3」
「Lie or truth~キミは誰のモノ?~」
 
白と青を基調とした新衣装で登場したひとにゃんこと鈴音ひとみ。
一曲目、ライブではお馴染み足上げ楽曲「H☆T☆M」から軽快にスタート。
サビではタオルを振り回しながら、足を高々と上げるパフォーマンスでお馴染み。
会場内でも客層が頑張って試みるものの……スペースの関係と体の硬さから足が上がりきらず(笑)
ワンマンライブスタート直後から、彼女のポテンシャルの高さをまざまざと見せ付けられる形となり、こうしてイベントの幕は開けた。
以後、五曲目「Lie or truth~キミは誰のモノ?~」まで五曲連続!(爆)
もっともこの時は、ほぼ全ての客層は体力が有り余っていたので、あまり疲れる事もなく、一気にテンションが上がっていく。
こうして序盤から大いなる盛り上がりを見せて、会場を一気にハイテンションの坩堝へと巻き込んでいった……。
 
五曲終えてようやくMCが入るが、やっぱり噛みまくる鈴音ひとみ(笑)
あれだけ高いパフォーマンスを見せているのに、どうしてそこで噛む!(笑)
……と突っ込みたくもなるが、恐らくここが彼女のまたかわいいところであり、ギャップという意味での魅力なのだと思う(多分)
MCではこの日の新衣装に触れ、そして次の楽曲を歌う……。
 
以下、三曲連続。

 

「マイ☆ヒーロー」
「いつもの言葉」
「刹那花」
 
この日、全国発売された「マイ☆ヒーロー」をここで披露。
歌詞をじっくり聴いていると凄いいい歌。
サビの部分では、ここでもタオルを振り回すパフォーマンスとなっており、今後、この楽曲と共に定着していくと素晴らしい出来栄えになると感じた次第。
さて「マイ☆ヒーロー」を歌い終えると、ここでバラードが続く。
先程までの鈴音ひとみが「動」だとするなら、ここでの彼女は「静」
歌で聴かせてくれる。
自らを「シンガーソングアイドル」と称するように、歌にも相当のこだわりを持っているのが分かる。
もし「シンガーソング」の部分……「歌い手」としての彼女の真骨頂を感じるなら、この手のバラードが最適だと思う次第。
現に「いつもの言葉」「刹那花」では、誰もが彼女の歌声に耳を傾け、そして静かに見守っていました。
「刹那花」では事前に配られた赤いサイリウムが会場を左右に照らし幻想的な風景をそこに作っていました。
 
「刹那花」まで歌い終えたところで、鈴音ひとみは一度、ステージの袖に掃けました。
そのままステージの上で流れたのは、自身の楽曲「Be A Liar」のPV。
素敵なPVなのですが、このPVが撮られたのが、どこなのか気になって仕方なかった次第(爆)
こうしてPVが終わると「Be A Liar」の衣装をアレンジした、鈴音ひとみが登場。
ここから2部開始となる。
 
以下、四曲連続。
 
「プラスティック#シンドローム」
「ラテラリティ」
「Be A Liar」
「Rising Hope」(LiSA)
 
中盤戦のスタート。
先程のPV、そして先月全国リリースの「Be A Liar」を含む構成となる。
先程までバラード、そしてPVを見ていてちょっと冷えていた体に再び熱がこもる。
「Rising Hope」はご存知、LiSAの代表曲でカヴァー。
実は彼女のカヴァーは聴いた事が無いので新鮮だった。
こうして中盤戦も好調にスタート。
ここのMCで大よそ半分終わっている事に言及。
客層からは驚きの声と共に、まだ続いて欲しいという願いにも似た声が上がる。
そしてここでのMCを終え、再び楽曲に戻る。
 
「アメ×コイ。」
「君がいたから」
「光ある場所」
「へたっぴRockstar」
「光の歌」
 
ここは五曲連続。
「アメ×コイ。」はMCでも触れられていたが客層の中でも支持が高い楽曲。
何度も言うようだが、やはりこの手の聴かせる歌に彼女の真骨頂があると思う次第。
その後もバラードからアップテンポの楽曲を交え、緩急自在のセットリストで会場を沸かせていく。
バラードもあるため、休み休みではあったものの、さすがに後半になるにつれ若干、客層に疲れは見えてきたか。
それでも終盤までハツラツとした姿のまま、鈴音ひとみは歌い続けた。
ここでの五曲連続を終えるといよいよイベントも最終局面……残り三曲である事を告げる。
だがここで鈴音ひとみ自身、もうすぐ終えるのが信じられないというか、そういう心境をここで語っている。
 
昼の主催を含め長い準備期間をかけた、この日の生誕ワンマンライブ……。
自身曰く、不安や緊張よりも「ワクワク」が勝ったこの日が、この瞬間が終わる事が名残惜しいような……そんな事を語っている。
そんな彼女の心境を現したのが、恐らく次の一曲だったと思う……。
 
ラスト四曲は以下の順番。
 
「「ありがと。」」
「Catch the moment」(LiSA)
「絆」
「Over the rawnbow」
 
「「ありがと。」」は以前に津田沼で初めて聴いたバラード曲。
恐らくこの日、一日の感謝がこの一曲に込められていたのではないかと察しがつく。
こうして彼女なりのメッセージを受け取った後は、残り三曲ラストスパートとなる。
カヴァーで「Catch the moment」を挟んだ後は、鈴音ひとみの代表曲と言って過言では無い「絆」
最終盤にも関わらず、力強い歌声が会場を包み込んだ。
会場のボルテージはこれまでにないくらい上がったのは間違いない。
そしてラスト「Over the rawnbow」
タイトルの通り「虹」を想定し、多くの客層が手に持っているキンブレを様々な色にして、会場に「虹」を創り出した。
その光景に鈴音ひとみ自身、この一番の満面の笑みを見せて、誰よりもこの光景を喜んでいるように見えた。
 
……こうして全ての楽曲は終了。
ファン層から花束やプレゼントの贈呈を経て、鈴音ひとみの生誕ワンマンライブは無事終了……するはずが無かった(笑)
 
やがて会場から巻き起こったのは「アンコール」の掛け声。
会場全体が「アンコール」の大合唱に包まれて程なくして、再び会場のスクリーンに映像が映し出された……。
 
●アンコール
 
この日、一曲目に歌われた「H☆T☆M」のPVである。
先日、自分も訪れた津田沼・Belle Amieで固定ファン層が彼女の振り付けを頑張る内容のPV。
会場もまるでこの日、二度目のスタートのように再び楽曲に合わせて大いに盛り上がった。
 
PVを終えて、自身の浅葱色のTシャツに身を包んだ鈴音ひとみが登場。
アンコールに対する御礼を述べた後、この日、初披露となる楽曲を披露すると発表。
 
歌ったのは「各駅停車」
この日全国リリースした「マイ☆ヒーロー」のC/W曲である。
鈴音ひとみ自身、自身の歩みを例えたとして歌っている。
決して快速電車ではないけれど、一駅ずつ一歩ずつ進んでいく……という現在の心境を歌った楽曲となっている。
 
「各駅停車」の後は「Strawberry jewel」と続き、そしてラストはこの日、二度目の「マイ☆ヒーロー」
最後の最後に客層に伝えたかったのは、この楽曲に詰められていたのかな……冒頭の歌詞を思い出しながら思う次第です。
 
客層と共に熱く燃え上がった、生誕ワンマンライブ……。
全24曲を歌いきり、鈴音ひとみ自身、やり切った感……言葉では言い尽くせぬ充実感がそこにはありました。
 
こうして鈴音ひとみ、2017年の自身の生誕ワンマンライブはこうして幕を閉じました。
 
●総括
 
まず思った事。
もし自分が彼女の事をもっと深く知っていれば、もっと熱い想いを文面にぶつけられたのではないか……。
それがうまく出来ない事が申し訳ない次第。
 
でも一方で、きちんと知り合ってまだ日が短い鈴音ひとみの事を、一つ文章という形にして語りたかったのもまた事実。
 
当日の物販でも彼女に自分はただ「感動した」という一言だけを残しました。
その答えはどこにあるのか。
きっとそれはまだ見つかっていないのだと想う。
 
だけどこの日、確かに鈴音ひとみが会場をいっぱいに埋めた客層の前で全力のステージを披露して、何か心を揺さぶる物を残したのも確か。
 
もしかしたらこれから先、彼女をもっと見続けていけば、この日感じた熱い想いの理由が分かるのかも知れない。
とにかく自分の中の「感動」がここまで説明つかないのも珍しいです。
てっきりレポートの一つでも書けば、もう少し伝えられると思っていたのに……。
 
ステージが熱かったから?
バラードが素敵だったから?
あの空間が居心地良かったから?
 
それだけでは説明つかない「何か」がきっとそこにはあったからこそ、逆にこのイベントが印象に残ったのかも知れません。
恐らく「UHHD」(ウルトラ・ハイパー・ひとみ・大好き)な皆様には、各々、その心の中に答えは見つかっているのかも知れません。
 
ただそう考えると、今回のワンマンライブ「全国UHHD化計画」という枕詞を引っ提げており、彼女を見た全ての方に「鈴音ひとみを大好きになってもらおう」という趣旨からすると、その入口にはもってこいの内容だったのは間違いないはずです。
 
今後、自分が今回、心の中で感じた「何か」を求めて、鈴音ひとみの魅力を追い続けるのであれば……。
きっとそれが鈴音ひとみの最大の魅力であり、武器なのかと……今は感じている次第です。
 
そんな鈴音ひとみ、自身(都内でだったかな?)三度目のワンマンライブも無事成功し、しばらくはゆっくり休んで……とは言っていられない模様で、既に色々、次の挑戦に取り組んでいる模様です。
とにかく上へ、上へ……この姿勢こそが、あの日、あの会場を満員に埋めた、彼女の魅力であり、原動力のような気がします。
 
そういえば、この日、初めて袖を通した鈴音ひとみTシャツ。
そこには彼女の直筆でこう書かれていました。
 
「目指すは東京ドーム、ワンマンLIVE!」
 
その飽くなき向上心がこれからも鈴音ひとみを突き動かすのだと感じました。
 
こうして知り合ったのも何かの縁。
これからも折を見て、彼女の動向を追いかけ、そして陰ながら応援していきたい……そう感じたワンマンライブでした。