【レポート】[簡易版]Greenish Blue World@渋谷REX | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

世間は連休の真っ只中……。
そんな世の中の流れと逆行するように連休中も仕事ばっかりだった自分でも、二日ほどお休みがありました。

そんな5/5「こどもの日」

業界内でも注目の歌姫が二人、ツーマンライブを行う……。

亀山遙、春日理緒

ここ数年の自分を知っている方なら驚かれると思います。
最近では専ら「AnB専用機」と言われるレベルの自分です。
面識がない歌い手のライブ、ましてやアウェイ確定の現場に自ら進んで行く事は無い自分ですが……某氏にかなり強く勧めらた結果、行く事になりました。

そんな訳で二人に対する知識が殆ど無いまま、向かった先は渋谷REX。
良く耳にするライブハウスですが、実は会場も初。

ここ数年では珍しい、何もかもが初物尽くしの今回のライブ。
果たしてどんなライブになったのか……。

そんな訳で亀山遙、春日理緒ツーマンライブ「Greenish Blue World」の様子を簡易版ですがお送りします。

●開演前

初の会場という事もあり、若干迷った後、開場時間ギリギリに到着……したつもりが、開場そのものが遅れていたため、その後待たされる事に(汗)
原因はハッキリしていませんが、恐らく当日朝に起きた地震の影響ではないかと……。

結局、当初の予定より30分近く遅れて開場。
既にチケットを購入した人を優先して入場。そして予約した方という順番で入場。

自分は予約して入った組ですが、既に自分が入場する時には多くの方が入場していた。
いざ会場に入ると、早くも会場の中は熱気がたまっていた。

正直、右も左も分からない状況を覚悟はしていましたが、意外と知っている顔も多く、思ったより疎外感を感じずに済んだ。
そんな訳で後はひたすらライブの開始を待つばかり……。

そしてやがて二人が姿を現した……。

●OPアクト(?)

……のだが、何かが違う。

ロリータファッションに身を包んだ、お二人にとってもそっくりな方(笑)

どうやら「ロリ山」さんと、「ロリ緒」さんと言うらしい。

まぁぶっちゃけ前座的な(笑)

歌ったのは「fancy baby doll」(田村ゆかり)だったりする。
イメージにピッタシ。
……だがお二人の事をそこまで詳しく知らない自分があれこれ言ってもあれなんで感想については省略(笑)

そしてロリ山さんは去り、ロリ緒さんが一人で一曲歌って……そして亀山遙嬢が入れ替わる形でいよいよ本編開始となる!

●本編

まずは亀山遙嬢が登場。
頭二曲はカヴァーだったと記憶している。
一曲目は聴いた事あるけど曲名が出ない(爆)
二曲目は「シリウス」(藍井エイル)だったと記憶している……。

ちなみにカヴァーに対する記憶すら、こんな状態なのでセットリストについてはほぼノータッチで行く(笑)

まずは最初歌いきったところでMCが入りご挨拶。
チーム亀山(亀山遙嬢のファンの総称)を中心に盛り上がる会場。
この辺りからいい塩梅でノリが良くなってきた。
そしてここで遙嬢が……確か、理緒嬢の楽曲をカヴァーするというツーマンならでは趣向が施される。

1番を遙嬢が歌うと、入れ替わる形で今度は春日理緒嬢が登場。最後まで歌いきる。
楽屋で「ロリ緒」とすれ違って現れたという春日理緒嬢。
ここからは彼女のステージである。

今度はチーム亀山と立ち位置が変わり、春日嬢のファンが前に出る。
しかしチーム亀山も後ろに下がったとは言え、応援の熱量は下がらない。
お互いのファンが、お互いを支えあう構図が出来上がっていた。

そんな春日理緒嬢の楽曲。
先日、業界を引退した橘朱理嬢の楽曲や、遙嬢の楽曲(「venus tears...」だったはず)のカヴァーなども交え進行していく。
そしてある楽曲の途中で遙嬢が登場し二人のステージになる。

ここから二人のステージになるのだが、普段、ダンスなどをやらない亀山遙嬢が、墨田川の河川敷で練習したという。
歌ったのは……確かアイカツとラブライブだったと記憶。
ラブライブは最前にリアルなラブライバーがいたから間違いない(笑)

そんな二人の珍しいダンスを交えたステージは終了。
そして幕が下りる……。



もちろんこれで終わりじゃない。
正味、小一時間の前半パートは終了した。

この間、若干長めの休憩を挟むが、物販も並行して行われていた為、ここで多くの方がツーマン記念Tシャツを購入して着替える光景を見た。
そして後半戦スタートとなる……。



後半戦はバンドパート。

まずは白を基調とした衣装に着替えた二人が、バンドを引き連れて歌う図式。
この白に亀山嬢は緑、春日嬢は青とお互いのイメージカラーを随所に配置している。

そんな訳で大盛り上がりで始まった……はずなのだが、あと一人足りない……。
……という事で呼び込まれたのが、二人に楽曲提供をしているわっきーこと綿貫佳明氏が登場。
ツインギター、ベース、ドラム、キーボードという構成になる。

ここからしばらく、亀山→春日……のように一人一曲歌って立ち替わる。
生演奏でのオリジナル楽曲の数々に固定ファン層の皆様も大興奮。
MCなど一切挟まず、ガチで二人で3曲ずつだったかな……30分近い時間、ノンストップで駆け抜けた。

こうしてあっという間に駆け抜けて、最後は二人で登場。
そしてここでラスト一曲となった。
むしろ「最後の曲になります」と言った後、客全体が肩を組んで「やだやだやだやだ~!」と左右に揺れる光景は面白おかしくも、このライブの一体感を象徴するシーンとなった。

そして最後の曲を歌い始める二人。
ボルテージが最高潮に達する客層……。

曲の最後、この雰囲気の終わりを惜しむように、亀山嬢は涙ながらに客に向かって感謝を伝えた。
一方、春日嬢はそんな亀山嬢を横目にどこか冷静に、だけど嬉しそうな笑顔を浮かべ感謝を伝えた。



こうして亀山遙、春日理緒によるツーマンライブは……終わるはずがない(笑)



ステージの上から降りてきたスクリーンに映し出される数々の重大告知の後、自然と沸きあがる「アンコール」の声。

その声に応えるべく、程なくして……二人の歌姫はステージに戻ってきた。



亀山嬢も、春日嬢も、またバンドメンバーもこの日の記念Tシャツに着替えて、残り二曲を全力で演奏。
この日一番の盛り上がりを見せて、アンコールも終了。

最後は亀山、春日、バンドメンバー全員が会場に向かって礼をして終了。

EDロールの映像が流れ、こうしてツーマンライブは幕を閉じました。

●総括

セットリストがほぼ分からないので、ちょい淡白な書き方になってしまった点は固定ファン層の皆様には申し訳ないかな……と。

ただ自分のようなほぼ知識ゼロの人間が傍目から、観たらこんな印象だったという事で感じて欲しい。

一言で言えば、熱く楽しかった。
さすがに両者とも業界内では名を馳せただけあって、観る者にとっては満足の出来る出来でした。

ただ二人ともスタイルも特徴も全く違うのは、今回観て思った事。

亀山遙嬢は体育会系に近い熱さを持っていると認識。
これはチーム亀山の客層にも現れているけど、真っ直ぐ熱い気持ちを楽曲に乗せるタイプ。
バンドメンバーとの相性も良く、自然とライブも熱くなると気づかされました。

一方、春日理緒嬢はどこか上品さや、柔らかさがある。
チーム亀山のような熱いファン層とは違い、どこかファン層も彼女の歌やキャラに惹かれている印象を持ちました。
イメージとしてはどこか声優アイドル系の現場に似た雰囲気を感じました。

そんな違うスタイルや特徴の二人が一緒になると、一種の化学反応が起こるのが今回のツーマンだったと思います。

今回の重大告知の中で、今後、二人は「R+」というユニットを組んで活動をする事も発表されました。
まさにこの「R+」における布石であり、今後の彼女達の可能性をヒシヒシと感じたツーマンであったと思います。

そういう意味では今回のツーマンライブ、あの時点では100点の出来だったと思います。

……が、ここで満足して欲しくないと思う事も多々。

意外と二人個々が歌うシーンや、新しい試みが多い割りにあっという間過ぎた感もあり。
確かにいいライブだったんだけど、もっと濃厚になっても良かったし、欲を言えば、あと30分くらいあっても良かったと思う。

簡単に言ってしまえば「腹八分」で終わってしまった部分もあった。
「満腹」には至っていない。

しかしこの点については、亀山嬢、春日嬢共に今度はワンマンライブの開催が決定しています。
そこでこの日感じた「腹八分」感を、いかにして埋めていくかがポイントだと思います。

正直言うと、まだまだ突き詰めたり、煮詰めたりする事は出来るはずなので、どうかそこはこれからも頑張って欲しいと願います。



……と偉そうな事言いましたが、全く二人に対する知識ほぼゼロの自分がここまで楽しめたなら、大満足な訳です。
ちょっと贅沢な要求をしすぎたと思ってください(笑)

何はともあれ、今後の亀山遙嬢、春日理緒嬢、そしてわっきー氏の活躍を祈って、このレポートを締めたいと思います。