【舞台観賞】「豚デレラ」(劇団もより駅は轟です) | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

※この公演は1/6~8に行われたもので既に終了しています。

2014年もあけて早くも10日過ぎようとしています。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

年末年始の生活も終わり、徐々に皆様、普段の生活のリズムを取り戻しつつある昨今ではないかと思います。
さてそんな中……世間様は正月休みがちょうど明けた頃、一本の舞台を観に行きました。
ぶっちゃけ2014年の「観劇はじめ」です。

これが今回の作品……「豚デレラ」(笑)

まぁタイトルだけで元ネタが分かると思いますが、あの名作童話「シンデレラ」のパクリ……いや!「シンデレラ」をモチーフにしたミュージカルです(笑)
どんな作品かは後々述べるとして、今回の主宰劇団は「劇団もより駅は轟です」……長いなぁ(笑)

まずは簡単に劇団の紹介でも。
芸人として活動している主宰・轟もよ子によるプロデュース劇団。
2012年に旗揚げし、今回が第三回の本公演との事です。

公式サイトでは「コント劇団」という自称しており、もうそれだけでお笑いの臭いがぷんぷん……。

前置きはこのくらいにして、いざ本編!
会場は下北沢・OFFOFFシアター。
駅の改札かた間近で、でも結構狭いこの劇場で2014年初の大笑いが炸裂する……。


簡単なあらすじ。

芸能一家・高峰家の四女・淳(轟モヨ子・以下敬称略)は、継母である大女優・高峰二枝子(日高ボブ美)ら、三人の姉から召使いのような扱いを受けて毎日を過ごしていた。
芸能界でスポットライトを浴びて活躍する母や姉たちと違い、彼女にスポットライトが浴びる事は無かった。

そんなある日、映画「豚とイケメン」のヒロインオーディションを知った淳。
当然、豚のように醜い外見の淳が受かるはずないと継母や姉たちからは馬鹿にされるが……。

「豚とイケメン」のオーディション当日。
ライバルとして立ちはだかる姉たちを前に淳は果たしてヒロインの座を掴み取る事が出来るのか!?

抱腹絶倒のミュージカルが今、ここに幕を開ける!


……と、そんなあらすじ。

童話「シンデレラ」のストーリーを日本の芸能界に置き換えています。
だから大筋は予想通り。

うまい具合に魔女や王子様ポジションのキャラがいたり、お城での舞踏会をオーディションに置き換えたりその辺の工夫はなされているな……と。
ストーリーについても9割方、本家「シンデレラ」を彷彿とさせる展開。
変に凝った改変を入れていないから、安心して笑えました。
そして最後のオチ……まさか……ねぇ(笑)
いえないですよ……お父さんとイケメンが出来ていたなんて(爆)

でもオチがあれだったから、本家「シンデレラ」とは違った「豚デレラ」という作品の味わいが増したようにも思えます。
いい意味で最後の最後の台無し(笑)な感じが心地よかったです。

また劇中もミュージカルと銘打っているだけあって、皆さん、歌う踊るでノリノリ。
非常に分かりやすくて楽しませてもらいました。
後はしょっちゅう最前列のお客様と絡む、客いぢりの演出も多々あって、そういう意味でも和気藹々としていて楽しい雰囲気が滲み出ていました。

なお劇中にはオリジナルの歌もありましたが、何度も歌われた「わたしはだれ」の歌詞……。
か、書けない(笑)
レポートには書けない(笑)
でも何度も歌われているうちに、覚えてしまってつい口ずさみそうな自分がいたりした(笑)
だ、ダメだ!そういう意味では術中にはまっている!(笑)
電車の中で歌っちゃだめー!(爆)

……そんな歌があったりしましたが「ミュージカル」だけ銘打っていただけあって、歌が印象に残ったのは一つ成功だったと思います。

そんな訳で上演時間は大体1時間20~30分程度。
単純明快、分かりやすくて楽しい舞台でした。


そして今回気になった出演者でも……。

まぁ「豚デレラ」こと淳を演じた轟モヨ子嬢は普通に見ていて良かったですね。
芸人魂が炸裂していて、爽快でした。

インパクトが強かったのは、高峰二枝子を演じた日高ボブ美嬢。
劇中でのラスボス感、存在感は半端なかった(笑)

後は椎名はっさくの川原真衣嬢は歌がカッコよかった。
元ネタが椎名林檎なんだろうけど、雰囲気出ていた。個人的にはかなり好きな部類。

最後にお目当ての村井みゆき嬢。
今回演じたのは、大塚歌劇団の男役トップの麻美レイ子という役。
「豚デレラ」の長姉・夕顔雪路こと秀子(大坂のどか)の相手役というポジション。
秀子が活躍するシーンには必ずと言っていいほど登場。
颯爽と登場して秀子をエスコートしては、去っていくという役柄……。
長身の村井さんにとってはハマリ役だったと思います。
ってかねぇ……普通にカッコいいんだよね。
劇場内の女性もときめいた方が多かったんではないでしょうか?
以前、村井さんを演じた男性役を観れなくて残念がった事があっただけに、今回のような役柄が拝見できたのは個人的には嬉しかったです。
また今年も色んな村井さんが観れる事を楽しみにしております。


……という訳でかなり簡単でしたが、2014年初の観劇レポートでした。

いい「観劇はじめ」だったと思います。
そしてこの舞台を思い出して今日も口ずさむのです……。


だから○○○を使う~♪
だから▲▲▲を使う~♪
なにがいけないの~♪

(劇中歌「わたしはだれ」より。歌詞を一部伏せた上で抜粋・笑)

2014年はこの歌がしばらく頭を回りそうです(笑)

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