【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第28回イカすアキバ天国』 | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第28回イカすアキバ天国』@神楽坂EXPLOSION

※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。

少しずつ日が短くなり、いよいよ秋の気配も感じる今日この頃……。
連日の猛暑が、そしてつい一ヶ月前に行われたFICE10周年の祝大祭が、まるで遠い昔の出来事のように思える日もあります。

しかし……この神楽坂で行われる「二ヶ月に一度のライブバトル」は相変わらず、灼熱のような「熱さ」をもって、全ての出演者を待ち受けているように見えました……。

ぶつかり合う7組の出演者たち!
個性派、正統派、電波系、ヤンデレなんでもありのガチライブバトル!
新星が輝くのか!はたまた歴戦の強者が頂点に立つのか……!

初秋の一大決戦!だけど熱さだけならどこにも負けない……!
「第28回イカすアキバ天国」の模様をお送りいたします!

●開演前

到着時は開場数分前だが、待ちの階段の列から人が溢れる程だった。
それでも前回よりは列が短く少ない。
土曜日昼のライブは意外と出足が鈍いのが特徴だが、このライブに至ってはその出足の鈍さを一切感じない。

さて今回から大きな変化が三つあったので、その点について特筆しよう。

まずは最初は喫煙所の移動。
特に夜の「ぢゃ☆ベストテン」で問題になっていた酸欠問題への対策の一貫として、前回まで会場内に設けられていた喫煙所が会場の外……入口エレベーター前に移動となった。
前回、会場があまりに酸欠のため、煙草のライターすら点火できなかった逸話が残っているが、その煙草のライター、そして煙で貴重な酸素が失われるのを防ぐのが目的である。
この措置はこの「イカすアキバ天国」「ぢゃ☆ベストテン」限定の措置であり、このイベントの熱さを裏付ける措置ともいえよう。

その酸欠問題への対策第2弾として、今回から酸素缶が売り出される事となった。
今回は限定24缶だったが、いざという時、酸素が買えるので不測の事態が避けられる事となった。
なお酸素缶にはAnBステッカーが貼っており、イベント限定の「ぷれみあむぅ」缶……もとい、プレミアム感満載の商品となっている(笑)

結論から言うと、この二つの対策によって酸欠問題は劇的に改善を見せる。
それでも終盤は酸素が薄いのだが……まぁこの点については、後々語りましょう。

こうして喫煙所、酸素缶の売っている入場カウンターを経て会場の中に入る。
時間を追う事に徐々に増える客……。

そしてOP前に流れる映像を見ていると……。

突然、映像にFICEの二人が現れる!

大きな変化の三つ目!
なんと「イカすアキバ天国」の出演順が映像にて公開されるようになったのです!

それまで出演順は主催のFICE・えんちんの手によって一人あみだクジにて決まっていたのが今回からは、ひよちん、ひびぃとカメラ立会いの元で行われるようになりました。
(恐らくカメラの主はマット氏)
そして映し出されるあみだクジ……途中、怪しいシーンもいくつかありつつ(笑)出演順が決まる様子がそこには映されていました。

「イカすアキバ天国」5年目の大改革(笑)
こうして全ての出演者の出演順が決まったところで……OP映像に移行。
OP映像を挟み、いよいよOPアクト開始となる……。

●OPアクト

今回のOPアクトは「Yes, My Lord」
激しい戦いを前にして、落ち着いた感じの高級感漂うOPとなりました(笑)

まるでこれからの戦いを前にした「嵐の前の静けさ」とも取れるような……。
熱い戦いの前に、皆、紳士であるように……そんなFICEの願いがきっとこの楽曲には込められていた……とは思いませんが(笑)

そんな訳でOPアクト終了。

今回は変更点が多かったため、諸注意もちょい長め。
そんな訳でほぼ滞りなく、OPアクト、諸注意は終了し、いよいよトップバッターとなります!

先程流れたあみだクジの結果、今回のトップバッターとして登場したのは……。

●本編

・1番手:かものなつみ(出場:6回目)
黒髪から金髪にリニューアルした、かものなつみちゃんが久々の登場。
しかし登場からして非常にシュール……。
某ピカ○ュウのポシェットから、ピンクの電話の受話器が伸びている。
一昔前の大型な携帯電話のイメージか(笑)
そして会話の内容がカルフォルニアに、二週間前に注文したカルフォルニアロールが届いていないという謎の内容(笑)
その会話の中でなつみちゃんが最近活動縮小していた理由が「博多に(以下自主規制)」
のっけから、ヤバ過ぎる内容でスタート。
そして一曲目「リヤカーマン」(たま)。
まぁいきなりこれだからなぁ(笑)
でも会場も「下半身はうちでご飯の用意♪」とか歌うしなぁ(笑)
その後はまたいつものやばーいソングの数々、謎のシャウトなど凡そ普通のアイドルライブを期待している方なら、まず120%面喰う内容のセットリストのオンパレード(笑)
さすがといえば、さすが過ぎるなつみちゃん。
……で、確か三曲目か何かで、自分が「大嫌い!」ってシャウトされたんですよ(笑)
なつみちゃんにとって「死ね!」とか「大嫌い!」の罵詈雑言の数々は、日常会話における「ばーか」と同義語なのであまりマイナスに捉える必要はないんですが(笑)
ただしその大嫌いな理由が「てめぇTwitterで『かものなつみがトップバッターだと荒れる』とか書いてんじゃねーよ!見ているんだからな!」とステージの上から言われました(爆)
※ちなみにTwitter上での発言は事実です(汗)
そんななつみちゃんに曲のラストで「死ね!」といわれたので、そのままロビーで倒れて自分は還らぬ人に……なってないのでご安心を(笑)
そしてラスト一曲では、わざわざ音楽の音量を下げて、ピカ○ュウのポシェットを買った時、中学時代の初恋の人と出会って、とてもじゃないけどやってらんねー。的なトークをして終了(爆)
これは……もう最初からなつみワールド全開だった。ってか、あみだクジに文句は言いたくないけど、やっぱり彼女がトップバッターだとやっぱただならぬ雰囲気になる。荒れる(笑)
まさしくAnBを代表する台風って言ったところだよね。彼女は。
そんなかものなつみちゃん、久々のステージでした。

・2番手:Liar(初出場)
2番手に登場したのは初出場、Liar……ですが、メンバー3人のうち一人だけ「四度目」の人がいる!

彼女の名前は美月ゆん。
昨年7月(第21回)にSuGAR MOON(相方:佐藤香織)で出演し3位、11月(第23回)は特別ユニット・和ROCK(相方:桃園桃)と共に参加。
しかし今年に入りSuGAR MOON活動停止、プロダクションリアライズ内部移管を経て、5月(第26回)にReal(相方:金城完奈、秋山沙織)で3位入賞するも翌月活動停止……。
今年に入り参加しているユニットが立て続けに活動休止に追い込まれている経緯から「2012年業界一相方運が無い」アイドルというありがたくない肩書きがついてしまった……。
……しかし、アイドルの神様はまだ彼女を見捨てていなかった。
既に活動していたアイドルユニット・Liarの三人目のメンバーとして加入。
新たな相方である神野愛依、上原涼子と共に、かつての相方達と果たせなかった夢のため「四度目」の初出場を果たしたのだ!

……と、ゆん嬢目線でばかり話を進めても仕方ないので、肝心のステージの様子をば。
Liarの三人はお揃いの衣裳で登場。
グルっぽや、ジャケ写にも使われているので、ビジュアルイメージが欲しい人は彼女たちの公式の写真を観れば容易にイメージが沸くと思います。
一曲目「愛してる」から息の合った歌と振り付けを披露。
その様子に会場からも感嘆の声も上がり、Liarのファン達も大いに盛り上がる。
今の三人になってからは二ヶ月程度だが、神野愛依、上原涼子は既に一年近く共にやっている事を考えればコンビネーションに不安は無い。
それに加え美月ゆんの元々のポテンシャルの高さを考慮すれば、これくらいは実は朝飯前かもしれない。
(失礼ながら)予想を遥かに上回る出来で会場を沸かせた三人。
MCを挟んで残り二曲は連続で披露。
二曲目「むなもときらり」
タイトルもそうだけど、衣裳も胸元がどうしても気になってしまう衣裳なので(笑)相乗効果はあったと思う。
ラストは「君がくれたもの」で締めに入るのだが、もうずっと以前からこの三人でやっているという錯覚を覚えるくらいしっかりしていた。
しかも三人とも身長やスタイルまでひっくるめて、殆ど差が無いからバランスもいい。
メチャクチャかわいらしい上に、このイベントの出演者には珍しく(笑)毒も無い。
まさに久々に現れた、王道……「正統派」アイドルでした。
Liarとしては初出場ですが、果たしてどうなるか……。
以上、Liarの三人でした。

・3番手:CHANGE!!(初出場)
こちらも初出場、CHANGE!!
本来はテクノポップ系の楽曲を中心に活動する二人組……なのですが、今回はメンバー・EMYU一人での参戦。
相方は実はソロで裏開催のライブ出演中(爆)
……そんな訳でCHANGE!!……名義ではあるけど、今回はEMYUソロと割り切って観た方がいいステージ。
所感としては歌唱力はある。
一曲目がノリのいい楽曲で来たと思ったら、二曲目のバラード。正反対の二曲を歌いこしていたのであれば大したものです。
ただMCではいらない事言いすぎた感もあり。
相方が裏開催で来れない件もそうだし、CHANGE!!だとまた違ったものになる……など。
せっかく個人としてのレベルは高いし、また勝ち抜いた時の事も考慮してCHANGE!!名義だった事も分かるけど……。
色んな意味で正直過ぎたのかな。勝負に徹しているようには見えなかった。
ただし彼女のポテンシャルの高さは分かったし、また主催・FICEと同じビッグファイタープロジェクト所属になったばかりという意味ではいい顔見せにはなったステージだと思います。
恐らく次回挑戦するなら、間違いなく二人でのCHANGE!!なのだろうけど、その与えられるステージが昼なのか、果たして夜の「ぢゃ☆ベストテン」なのか……。
以上、CHANGE!!、今回はEMYUソロのステージでした。

さぁ続いて登場するのはお待ちかね!
このイベントにおいて「生ける伝説」の登場である!

・4番手:ゅん((・∀・))ゅん(出場:11回目)
実に1年4ヶ月ぶりに登場!
最多出場記録保持者・ゅん((・∀・))ゅん、記録更新となる11回目の出場!
今年に入ってから、彼女たちの「双子の姉」が別にユニットで出場していたり、本編で60分枠もらったりしていたから実は久々感は無かったんだけどね(笑)
そんな訳で久々のアキ天出場は「maniac☆shooter」からスタート。
そしていつもの通り、マイクを奪われる白湯の図(笑)
最早、名人芸の域に達している!(笑)
普通にいい楽曲だし、振り付けもしっかりしているのにね。
でも何よりも白湯が普通に某お客様にマイクを奪われる!(爆)これが名人芸に見えてしまう時点で、どんだけこのイベントに彼女たちの存在が浸透しているんだか……って感じもします。
MCでのネタはやっぱり「11回目」という事だったりするんだけど、相変わらず白湯の笑いのツボは分からない(笑)
二曲目「絶対☆領域」
この楽曲、普通に好きなんだけどなぁ。
実はこの楽曲のゅん((・∀・))ゅんのかわいさは半端無いんだけど(爆)それを言ったら多分負けな気がしている(笑)
でも曲が終わった直後、何もしていない某お客様を見て笑う白湯の笑いのツボは、やっぱり分からない。
いつかやったような、振り返った瞬間お客さん数人が上半身裸とか無かったのになぁ(爆)
そんな訳でラストは「微☆糖LOVE」
まさにゅん((・∀・))ゅんの代表曲にして、キラーナンバー。
これが無いとゅん((・∀・))ゅんは締まらない!
いつものように白湯は終盤のサビの部分で、客席に降りて「微☆糖LOVE」の振り付けを布教しに行く。
実はこれで白湯で面と向かって、あの振り付けをしてきゅんきゅんしてしまう、初見のお客様は多いと思います。
白湯……黙っていれば、いい女だからなぁ(酷)
でもステージの上で頑張っているみりんタソをニヤニヤしながら見るのも、これまた一興(笑)
そんな訳で11回目だからって、劇的に何か変わった訳でもないですが、普段通りに自然体のまんま行われたゅん((・∀・))ゅんのステージは終了。
そして毎度の如く「そろそろ優勝したい!」とアピールして終了。
果たして11回目の挑戦、悲願は成就されたのか……。

さてここから残り3組、全て初出場組です。
果たしてこの中から、いきなり名を挙げる強者はいるのだろうか!?

・5番手:森山優(初出場)
5番手登場はモリコこと森山優。
先日、初の主催ライブを成功させたばかりで勢いに乗っているところ……と思いきや、本人はかなーり不安だった模様。
そんな中、いきなりステージの上のスクリーンが下りてきて、プロジェクターから映像が流れます。
簡単に言うと、森山優の簡単なこれまでの経歴なんだけど……。
一言で言ってしまうならば、「アイドル」は捨てていると言っても過言では無い内容だな(笑)
自分の部屋の散々たる様子とか、とっても酷い顔を映し出すとか(笑)
いやこれがお笑い芸人の自己紹介VTRなら、とっても納得なんだが(笑)
ただ内容は非常に良くまとまっていて、モリコがどんな人なのかよーく分かる内容となっておりました。
そんな訳でいざステージ。
一曲目は先日の初主催で披露された新曲「1000/101」からスタート。
それまでのVTRのイメージとは全く違うモリコがそこに立っていた。
モリコの中に「光と影」があるとするなら、この「1000/101」での彼女はまさにありのままの「影」の部分。
あんなに面白おかしいVTRを自作する能力があって、この楽曲では彼女の中の苦しみ、辛さ、矛盾と言った人が本来生きていく上で決して欠かせない「影」が強調されていた。
だからこそ一曲目にこの楽曲は、初見の人ほど衝撃的だったのでは無いだろうか。
続いて二曲目「スニーカー☆シンデレラ」
これまでのモリコを語るのではあれば、この楽曲は絶対欠かせない。
「君が好き」というどストレートで真っ直ぐな歌詞と、明るい曲調が清々しい。
しかしだ……一つのステージの上でここまで振り幅が大きいと、彼女は一体何者なのだろうか……ともなるだろう。
実際、自分も彼女のステージを観始めたのは最近だけど、観ていて凄い面白い反面、だけど最近の彼女が見せる俗に言う「鬱山」さんの表情のコントラストに時々迷う。
それが森山優の底知れない魅力になっているのだろうけど……。
MCでは「変人」っぷりを披露した後、ラスト「夢ケ丘」を披露。
「夢ケ丘」はモリコ珠玉のバラードと言って過言では無い。
彼女がこれから成長していく過程で必ず代表曲になっていくであろう良曲だと思います。
「光と影」……本人はどこまで意識したか分からないけど、そのギャップが見事に発揮された素晴らしいステージでした。
なお司会・FICEとの絡みMCでは、モリコのオリジナル「仲木戸」が話題に(笑)
実はFICE・えんちんの実家は、仲木戸駅からそんなに離れていないところなので、前々から気にしていたので、どうしてもこれは話したかった模様です(笑)
以上、モリコこと森山優のステージでした。

・6番手:ゆきまち(初出場)
こちらも初出場。
早口マシンガントークでお馴染み、ゆきまちの登場。
衣裳は最近お馴染みの青を貴重とした……アリス風の衣裳でいいのかな?
実はこの衣裳のゆきまちちゃんが一番好きだったりする(照)
一曲目「白い雪のプリンセスは」(初音ミク)からスタート。
これはカヴァーの中でも結構、しっかり歌いこんでいるので安心して聴いていられる。
……むしろ彼女の本領はこの後のMC(笑)
まず簡単な自己紹介を普通の速度で紹介した後に……はい始まった!超早口マシンガントーク!(笑)
最近は聞きなれたけど、最初聴いた時は「何言ってんだ!?こいつ」だった(笑)
でも慣れというのは怖いもので、何度も観ていると「ゆきまち、キター!」ってなってしまう自分がいたりする。
こうしてアキ天初のマシンガントークの内容は、先日、某ねずみの国(笑)でアリスのコスプレをして歩いていた時の話(笑)
まぁ簡単に言ってしまえば、ショタトークだ(笑)
自分と一緒に写真を撮りたいと行ってきた、幼い男の子の将来を勝手に案じるゆきまちの図みたいな(笑)
※一部過激な内容があるため、結論だけいうと、将来的には「男の娘」として育成すべきという結論に(笑)
ま、そんな訳で(どんな訳!?)残り二曲はオリジナルの連発。
この二曲ともいい楽曲なんだよね。
二曲目「べりすと!」でのゆきまちちゃんの振り付けは結構かわいいんだよ。(特に前奏部分)
実は振りコピしていて、ゆきまちちゃんにドキドキしたりする(笑)
そしてラスト「UFO!」
実はこの楽曲、終盤になると毎回、ゆきまち特製UFOが客の方に飛んで来ます。
今回もUFOは飛んできました……あれ!?自分のところに来たぞ(笑)
……てな訳で、ゆきまちUFO、初キャッチ!(笑)
そんな訳で自分がゆきまちUFO(秋仕様)を持ってふわふわ浮かせながら、ゆきまちちゃんのステージを彩り無事、終了。
このゆきまちUFOは物販の時、本人の手元に返す事で記念品と交換してもらえるのですが、それまでは自分が一時的に預かり。
話は前後しますが、この秋仕様のゆきまちUFO、ご主人のゆきまちちゃんの手元に帰るまで、意外と人気で皆写真に収めていました(笑)
主催・FICEからすると、某イベントでのコスプレファイトショー(笑)の印象が強かった彼女ですが、歌い手としての彼女が観れてご満悦の模様。
果たして結果はいかに……。

さてここで主催・FICEにお呼ばれする。
聞かれたのは、今までで最も大所帯だった出演者は?
パッと思いついたのが、4人のところばっかでしたが、ひよちんが「虹色ぷろじぇくと」(最大時:メンバー5人)を思い出して一部客層納得(笑)
(私事になりますが、予想外の質問をされて正確に答えられなかった点は未熟だったかな……と思います)

そんな訳で今回のトリの方、大所帯です。

・7番手:ミ★pop(初出場)
トリで登場はミ★pop。
ちなみに読み方は「すたーぽっぷ」で「ミ」は含まない(笑)
メンバーは4人……と聞いていたけど、あれ!?5人!?
……実はミ★pop、前回拝見したのが5月で、6月に新メンバー加入した事実すら知らなかったんですよね(汗)
公式サイトも見たけど、よーく見ると、メンバーの記載はあるけど写真載ってなかったし(笑)
(前述の質問でとっさに反応出来なかったのも、ミ★popが4人と思いこんでいたので「4人のグループ」ばかり脳裏に思い浮かんだ経緯が有り)
そんな訳で……パーツは男、ハートは乙女(公式サイトより)な5人目のメンバー・ゆうくんを加えた、5人のミ★popのステージが始まります。
(自分がゆうくんの存在知らなかっただけで、固定ファンの皆様にはお馴染みだったかもしれないけど)
一曲目からファンシーな楽曲で独自の世界観を出してくる。
確か「元気出していこう」か「君がナンバーワン」で良かったと思うけど……。
でも4人のミ★popの方が頭に真っ先に浮かんでくるせいか、やっぱりこの5人編成、どうもしっくり来ない。
久々に拝見して、メンバーが変わっていたり、増えていたりするとそう感じるだけなのかもしれませんが……。
そんな違和感を覚えつつも、MCでは某国民的「大捜査線」映画に出演しているとの事(笑)
興行収入が1位なのは自分たちのおかげと豪語しておりました(笑)
そんなMC挟んで二曲目「スパイスィ→カレー」
この楽曲が一番、印象に残っている。まぁ自分がカレー好きというのもあるんだろうけど(笑)
ちなみにこの楽曲、調べたところ前身のユニット時代からの楽曲なんですな。
この楽曲が彼女たちらしさが一番出ていたように思えます。
普通に聴いていてかわいらしいし、なんか分かるんだよね(笑)
こうして二曲目を経てラスト一曲で締めて、ミ★popのステージは終了。
FICEとの絡みMCでは、新メンバー・ゆうくんがネタに。
設定はアンドロイドなので、同じくアンドロイドのFICEにネタの標的にされていました(笑)

こうして全7組によるステージは終了。
投票タイムとなり、今回は迷いましたが……意を決して投票。

全ての客の投票が終わり集計タイムに入ります。
果たして今回の結果は……。

●ゲスト

その前に今回のゲスト。

「第27回イカすアキバ天国」を優勝し、見事「ぢゃ☆ベストテン」返り咲きを果たす小泉千秋ちゃんが二度目のゲスト登場。
実はゲストで二度出演したのって、今までだと鈴木まりえちゃん(第3回、8回)の例があるだけなんですよね。
まぁこれから脱落→二度目の優勝を飾る人が増えれば、この傾向も増加するかもしれませんが……。

そんな事はさておき、最初はどこかで観た事のある光景からスタート。

ステージの上にはスクリーン。
そして映し出されたのは「YOU」のPV……。

あれ……この流れ……。
嫌でも千秋ちゃんが脱落した「ぢゃ☆ベストテン vol.26」の記憶が鮮明に甦る(汗)

しかし今回は一工夫こらしてあった。
前回がPVの後で、もう一曲繰り返しだったが、今回はPVが流れるスクリーンの横で妖艶に歌い上げる千秋ちゃんの姿があった。
これはこれで素敵な演出。
もしかしたら千秋ちゃん自身、前回の脱落を「ネタ」にして、この演出をしたかったのかもしれない。

そんな訳で千秋ちゃん、一曲目無事終了。
MCに入りますが、まず話題がFICE10周年の「花」になるのですが、贈り主が「小泉千秋一家」になっていた事で何かの「姐さん」みたいと述べる(笑)
続いて前回の優勝の件、そしてちょうど一週間前に行われたバースデーライブに足を運んでいただいた事に対して、お礼を述べる千秋ちゃん。
(ここの客層は大体、重なるからねぇ)
謙虚に頭を下げていると、自分と目が合う……。

「(先週のバースデーに)来いよ」

と、ドスの効いた声で千秋ちゃんが威嚇する(爆)
まぁその前の週のバースデーライブ、仕事で行けなかったんですよね(汗)
もちろんその場で謝罪。しかし周りの客層からは「千秋ちゃん、こえー」の声が(爆)
やっぱり千秋ちゃんは「姐さん」だった(笑)
※このレポートを読んだ方、本気で千秋ちゃんを怖がらないでください。むしろこのやり取りは「ネタ」で解釈してください(笑)

そんな訳で千秋ちゃん、この後は疲れている皆様のために、バラードを連発。
「I LOVE YOU」(尾崎豊)→「最後の雨」(中西保志)と男性ヴォーカルのカヴァーを連発。
これで疲れが癒されたと思ったら「こっからは盛り上がって」と「キミシニタモウコトナカレ」(May'n)→「ペガサス幻想」(MAKE-UP)と上げ上げで来る。
最後の最後は「God knows...」(平野綾)で大盛り上がり。

そんな流れ。
見ていて気付いたと思いますが、今回の30分枠、千秋ちゃんが得意とするカヴァーソング大特集となりました。
殆どのオリジナルは温存して、再び夜の部に立ち向かう千秋ちゃん。

果たして夜の部ではどんなステージを見せてくれるのか……注目です。
なおステージから降りる際は、両サイドで「姐さん」とばかりに、片手を差し出して花道を作っていました。
まさに「千秋姐さん」でしたよ(笑)

●投票結果→ED

ゲストコーナーの間に集計が終わりいよいよ結果発表。
全出演者が手拍子に乗って登場してきます。

司会者のFICEに言わせると「面白い結果」との事……。
集計している最中で、ブッチ切りと思いきや、逆転があったりと面白かった模様。
毎度お馴染みドラムロールが鳴り響いた後、読み上げられた優勝者は……

・ゅん((・∀・))ゅん

……大事件勃発!(爆)
失礼な表現を並べるなら、大喜びというには意外過ぎて、感動には程遠くて、また爆笑とは違い過ぎて……とにかく大事件が勃発した瞬間だった!
とにかくアキ天始まって以来の大事件!(爆)

あの……あの、ゅん((・∀・))ゅんが遂に優勝した!
もう会場はある意味お祭り騒ぎ。
みりんタソの口から「こうしている間にどっかから「ドッキリ」のプラカードが出てこないかと思っている」と疑うくらいの出来事ですから(笑)

ただこのイベントにおいては、その手の「ドッキリ」はありません!
二人の手にしっかりとトロフィーが渡り、会場は万雷の拍手に包まれました。
なんだかんだ言って、二人の満面の笑顔がとても印象的でした。

続いて2位の発表。
集計を進めていて、FICEも最後までノーマークだった模様……。

・Liar

こちらは初出場ながら大健闘。
美月ゆん嬢個人単位で見ても、これまでの3位から最高位更新。
ゅん((・∀・))ゅんとの差は意外と接戦だった模様で、場合によっては逆転していたかもしれないとの事でした。

そして3位。
こちらは集計序盤ではブッチ切っていたとの事……。

・森山優

一番驚いた表情を見せたのはモリコ自身でしたが(笑)
初出場でこの位置なら、悪くない結果でしょう。

こうしてEDの「愛鯛」はゅん((・∀・))ゅんバージョンで締めて、「第28回イカすアキバ天国」は無事終了と相成りました。

●総括

まぁ今回の結果はゅん((・∀・))ゅん抜きでは語れないでしょう。

まずは今回、優勝したゅん((・∀・))ゅん、盛大な拍手を贈りたい。
実はこのイベントの第一回からの出演者で、尚且つトップバッターだった彼女たち。
本当にこのイベントの歴史と共に歩んできた、伝説的出演者と言っても過言ではありません。
今回の優勝は長くこの「ぢゃ☆ベストテン」に貢献した彼女たちに対する、客側の敬意も大いに込められていたと思う。
足掛け4年9ヶ月……挑戦すること11回。
ベスト3圏内に入るのにも8回かかり(第16回・2位)、もしかしたらずっと勝ちあがれないんじゃないかなぁ……と思った時期もあったし、実際、ここ一年出場していなかったので、自分はもう半分諦めていました。
だけど……これまでの、そして最近になっても自分たちのスタンスを貫ぬくゅん((・∀・))ゅんの頑張り、を会場にいた誰もがわかっていた。そんな感じがします。
ステージそのものについては、ちょっと物の言い方は悪いかもしれないけど「いつも通り」だった。
特にいつもと違って気合が入っているとか、凄いここが良かったとか……実はそういう意味では、あまりにも「いつも通り」のステージだったと思います。
だけどこの「いつも通り」が、当たり前のように長年キープ出来ている事を考えると、ゅん((・∀・))ゅんは常に高いところでレベルを維持していると思います。
その結果が今回、お客様の心を動かして、今回の「大事件」を引き起こしたと思っています。
このイベントにとって今回ほど嬉しい大事件は、後にも先にも無いでしょう。
(むしろこうして振り返って思い出す方が、涙腺は緩んできてしまいます……)
「継続は力なり」を地で行って、勝ち取った栄冠。後に続く出演者にとっても、大きな励みになったと思います。
「ぢゃ☆ベストテン」に行っても、その「いつも通り」を貫いていけば、きっと道は開けると信じています。
そして改めて優勝、おめでとうございました。

続いて2位に入ったのはLiar。
初出場でいきなりとはいかなかったものの、大健闘を見せてくれました。
まず何が良かったって、三人のバランスが最高に良かった。
当初は美月ゆん嬢の気合がビシビシ伝わってきたきたのだけど、それに残りの二人が気持ちも合わせてライブに望んでいるのが良くわかった。
だからゆん嬢が空回りする事なく、純粋に初出場だった神野愛依、上原涼子ももてる限りの最高のパフォーマンスを見せる事が出来たと思う。
ゆん嬢が抱いている、このイベントに期する思いが結果的に三人の結束を強め、今回の2位に繋がったのだと思っている。
紆余曲折はあったけど、ゆん嬢はここに来て、本当にいい相方に恵まれたと思う。
ただ……今回はどうしてもゆん嬢目線でLiarを語る機会が多かった。それだけ彼女がこのイベントでは認知されているからなので仕方ないが、次回はきっとそうじゃない。
今回で神野愛依、上原涼子のパフォーマンスの高さは、このイベントの客層に伝わり、美月ゆんしか知らなかった客層もLiarの実力を大いに知る事になっただろう。
そして三人の目線は明確に「イカすアキバ天国」の優勝を目指し、捉えにかかっている。
その証拠に早々に「第29回イカすアキバ天国」への出場を明言した。もちろんLiarとして……!
一人の夢が三人の夢に繋がった瞬間、Liarはステージでどんな輝きを見せるのか。
次回、注目して見たいと思う。

そして3位には森山優が入り込む。
まぁモリコ自身、非常に驚いていた節がありますが……。
正直言って、今回の彼女は「ハマった」感が強いです。
このイベントにおいては突出した個性の方が受けがいいという典型的な例。
それにあのOP映像、それぞれの楽曲を聴けば、彼女の才能がどれだけ豊かか見る人が見れば分かるでしょう。
時々、溢れすぎる才能に溺れてしまうが故、実力を発揮出来ない人が見受けられますが、この日の彼女にはそれが無かった。
むしろ主催で気合が一旦抜けたタイミングで、自然体で臨んだのが功を奏した感も見受けられます。
ただあまりに自然体で臨んだ点からしても、今回は勝ちを狙いにいってない……無欲故の結果だったようにも思えます。
そういう意味では勝ちに行ったLiarとは真逆のベクトルだったようにも思えます。
ただモリコには今回の結果を受けて、自分のどういう部分が受けるのかというのを客観的に捉えて、成長の糧に出来れば御の字では無いかと思います。
その上でもう一度挑戦したいと思うのであれば、またこのイベントに挑戦すればいい。そう思います。
再挑戦の際は、今回とどういう違いを持って、ステージに臨むのかをしっかり拝見させていただきたいと思います。

それ以外の出演者に関しては……。

まずはゆきまちちゃん。
とてもいいライブをしていたと思うし、方向性としては間違っていないと思います。
早口マシンガントークもあったし、ショタ話もあったし(笑)それにコスプレイヤーだからやっぱり衣裳が栄えるのは素敵です。
いきなり勝負……という意味では、入賞するには厳しかったかもしれないけど、彼女の良さは見れば見るほど分かると思うので、今後意思があるなら挑戦を続けて欲しいと思います。
ってか、UFO大人気だったなぁ(笑)

逆に残念だったのはミ★popかなぁ……。
4人時代に拝見した時にいいものを持っていると思ったし、間違いなく優勝争いまで絡むと思っていたんだけど……。
独自の世界観を表現するのはとてもうまいと思っていたんだけど、それが見えなかったなぁ……厳しい事言ってしまえば、期待はずれ。
また却ってトリという順番も今回はマイナスに作用した可能性も有り。
でも実力はあると思うので、アプローチを変えるなどすれば、一気に優勝争いの可能性もあると思います。
今後の成長に期待しましょう。

そういう意味ではCHANGE!!に至っては……今回は論外。
正直、EMYUさん個人のステージとしては申し分ない。勝てる勝てない別にして、普通に良かった。
ただMCでの発言でEMYUのステージと、CHANGE!!は全く別物と聞いてしまうと……点は入れたくないですよね。
前回、出場したRed☆の畠中みゆき嬢が似たようなパターンだったものの、あれは一人でもRed☆の雰囲気を出すために大いに工夫していたし、実際それで一定の評価はされました。
残念ながら今回、EMYUさんはソロとしてのステージは出来たけど、一人でCHANGE!!のステージはしていなかった。それが客の答えです。
ですので今回の結果は当然。次回挑戦するなら、二人でお願いします……ってところですよね。

そして最後にかものなつみ……。
相変わらず、我が道逝ってたね(笑)
もう彼女には普通の良かった、悪かったとか、そんな評価は当てはまらない。
かものなつみが、かものなつみワールドを全開でいられるかが重要であって、それ以外の評価は必要ない。
もしかしたら彼女にとっては、優勝争いすら、もうとっくに意味の無いものなのかもしれない。(けど、夜で観てみたい気もあったりする)
一つ言うなら、この日は久々のかものなつみワールドを見る事が出来た。それが全てだ。
彼女はそれでいいし、でもあるタイミングで何かの大事件が起こって夜に勝ちあがれば、それこそ最高のシナリオだと思ってしまう。
だから彼女はこれでいい。
※ちなみにステージの上では、「死ね!」「大嫌い!」とかシャウトしていますが、実際にロビーで話すととても礼儀正しい娘ですので、その点誤解無きようお願いいたします。

そしてゲストの小泉千秋ちゃん。
カヴァー中心編成の30分のステージでしたが、見応え十分でした。
実は男性ヴォーカルの歌も歌いこなす事が多く、曲の幅はもっと増えてもいいと思います。
そろそろ新しいカヴァー曲でもいいので、レパートリーが増えると面白いかなぁ……なんて思ったりして。
でも夜がまた楽しみなステージであった事は間違いありませんでした。



こうしてゅん((・∀・))ゅんが足掛け11回目の挑戦にして優勝を飾った「第28回イカすアキバ天国」は無事終了。
いやぁ……この日が来るとはね……それだけで本当に感慨深い昼の部でした。

そんな訳で遂にゅん((・∀・))ゅんが夜の部「ぢゃ☆ベストテン」に上がる訳ですが、次回初の夜で彼女たちを待ち受けるものは……。
そして、この日ゲストの小泉千秋、再昇格を果たした夜の部で彼女に待ち受ける運命とは!?

そんなこんなで……夜の部「ぢゃ☆ベストテン vol.28」に続く(笑)