【レポート】[簡易版]森山優初主催ライブ「森山優をヤったのは誰だ」@高円寺HIGH | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

本当は書く予定が無かったのですが、あまりにも主催の森山優ことモリコの出来映えが素晴らしかったので書こうと思います。
でもレポートにする気が無かったので、今回は簡易版にてお送りします(酷)

ちなみにこっから先、森山優の事を「モリコ」と呼び捨てにします(笑)
いや今後のレポート全てにおいて、殆ど「モリコ」で統一予定(笑)

そんな訳行ったライブイベントのタイトル、ズバリ「森山優をヤったのは誰だ」(爆)

ええ、タイトルからして森山節全開ですよ(笑)
ネットラジオで最近、一緒にパーソナリティーをやって「こいつ変人だ」と思っていましたが、さすが期待を裏切りません(笑)

そんなモリコの初主催ライブ、どうなったんでしょうか……と、本編の感想の前に……。

●開演前

実は開演する数時間前、自分は何故か東急東横線・学芸大学駅の改札前にいた。
数分後、遅れてやってきたのは、ネットラジオの相方でもお馴染み、まっしー殿。
そして二人で向かった先は……「からあげのもり山」(笑)

実はここのからあげがモリコの大好物と聞きつけ、わざわざ差し入れ用に買い出しに行った自分とまっしー殿。
まぁ「もり山」だからねぇ(笑)ネタにもなるし(笑)
ちなみにこのからあげ、マジでうまいのでオススメです(笑)

そんなからあげ食いながら会場に向けて移動を開始する自分とまっしー殿。
その様子はさも「もやもやさま○~ず」さながらの緩い光景。
名付けるなら「もやもや EIGHT PRINCE」(爆)
本気でノブりんのカメラで、自分たちでもやもやしながらブラブラしている様子でも撮ろうかなんて話をしていたが誰が見たがるのだろうか?(笑)

そんな訳で環七通りに出て、うまい事バス乗り継いで、高円寺HIGHに到着。
冒険しすぎて開演10分くらい前の到着だった。

さてあとはライブの開演を待つばかりだが……。

●会場

実は自分、この会場は初めてです(笑)
なので感想をば……。

天井高い~!
ステージ広い~!
でもやたら地下(笑)

そんな印象を持ちましたが、結構きれいな会場なので自分は好きなタイプの会場です。

さぁそんなこんなしているうちに開演5分前……すると一人の女性が遺影を手に出てきた……。

●前説

出てきたのは(自称)モリコの双子の姉・森山……アンナだっけ?そんな名前の人。
ってか、モリコお亡くなりになっているし(笑)
しかも喪主って!?(爆)

確かに「森山優をヤったのは誰だ」ってタイトルだけど、最初からお亡くなりの設定だけは想像できんわ(笑)
そんな訳でこのライブ、設定上、モリコがお亡くなりになっているという前提で開始となりました。
ってか、やりづらいだろうなー……(笑)

なおこの時、差し入れのからあげをモリコ姉(笑)の手に渡る。
「うほ」って喜ぶ顔は間違いなく素が出てた(笑)

そんな訳で本編開演~♪

●本編

・えりぴよ
初見。自称「チャーシュー系アイドル」(爆)
確かにぽっちゃり系だったが、売りにしていたか!(笑)
「コンプレックスイマージュ」での「チャーシューMIX」は脳に焼きついた。
でも次会った時「えりぴよ」ではなく「チャーシュー」と呼んでしまいそうだ(笑)

・猫山藍衣
初見。本来一人だったところ、声がヤバくてもう一人呼んだ模様。
自称、AKBそっくりさん。確かに二人とも言われれば、なーんとなく似ていた。
でもそれ以外はあんまり印象に残らなかったから、もう少しキャラを前面に出せばいいと思う。

・土屋雛乃
初見が続く。
「風立ちぬ」、「風は秋色」、「裸足の季節」と全部松田聖子カヴァー(笑)
この娘は鈴木まりえちゃんあたりと競演しているところを見てみたい。
おっさんホイホイ系だ(笑)

・しーちきん
またまた初見。名前からしてネタ満載。自称「野菜系アイドル」(笑)
しかしこの日は「チャーシュー」だったり「野菜系アイドル」とか色々でるなぁ(笑)
歌は普通にうまいんだけど、キャラがいろんな意味で残念すぎる(笑)
でもこういう娘、嫌いじゃない(笑)

・らめる
何気にお久しぶり。プログレッシブ癒し系シンガー・らめるちゃん。
OPで「べほいみ」(=肉まん、あんまん、カレーまん)の大合唱で登場。
オリジナルも、カヴァーもチャキチャキして元気そうに動き回る姿が実にかわいらしい。
本当に癒し系が板についてきた。更なる成長に期待!

・姫野舞
初見ですが、今回の初見メンバーの中で一番の収穫といっていい程、素晴らしいライブをしていた。
普通に歌がうまいし(「DISCOTHEQUE」(水樹奈々)がかなり秀逸だった)またオリジナルの盛り上がりが素晴らしい!
バンドでヴォーカルをしているというのも納得の出来。
ただ活動が普段は横浜中心なのか、来月の予定が2本とも横浜。都内で見る機会が無いのが残念。
機会があったら今度はしっかり話しかけたい人の一人です。

・☆ぴよひな☆
こちらも久々。だけどしばらく見ない間にかなり成長していてビビった。
「1.2.3.」→「H.D.D」→「ACCESS!」のオリジナル三連発。
「1.2.3.」は初めて聴いたけど良曲だし、「H.D.D」、「ACCESS!」は、歌、振り付け共にかなりクオリティ上がってて驚いた。
衣裳が全くもって普通だったけど(笑)これなら普通に歌い手として勝負出来る!

・FICE
この日はFICEの二人とマットの3人体制。最近、ひびぃやレボメンを見る機会の方が多かったら、若干寂しく感じる。
一曲目に「乳様」とはわかってらっしゃる(笑)
今回は二曲だけだったけど、二曲目「愛鯛」はモリコの遺影(爆)に向かって「故・森山」バージョン(笑)
「故・森山」って言いづらい(笑)
設定ではこれでモリコが生き返ってくれれば……って話(笑)

・森山優
いよいよ主催の登場なのですが、冒頭がニュース風なVTR。
そこで行方不明になっていた女子大生が、山中で発見されるというような内容。
そしてザッピングが入り、山の中を彷徨い歩く女子(=モリコ)が映り、最後は砂嵐の中「森山優をヤったのは誰だ」の文字……。
手の込んだブラックユーモアとして、かなり秀逸でした。
そんな訳で黒いワンピースに身を包んだモリコ登場。
一曲目は新曲「1000/101」(仮)
モリコ渾身の鬱山さんソング。
今までの楽曲には無いような、鬱山さんっぽいフレーズが印象的。振り付けも切れている感じ。
最後は客に背を向けて、倒れこむような感じで終了。
そこから二曲目「ボクのセンターいずみちゃん」
この日は911ver.という事で若干歌詞を変えてきたモリコ。
色んな意味で深い歌詞になっている。
とにかくOPの映像から、新曲、いずみちゃん911まで一切妥協しない姿勢に彼女の世界をビシビシ感じました。
ここで唯一のMC。
三曲目「夢ケ丘」。こちらも今回に合わせて作られた新曲。
楽曲の途中、感極まったのか、声が上ずったモリコ。
この時、彼女の中で何が過ぎったのだろうか……。
決して人前では涙を見せるようなタイプの娘だとは思っていなかったから、かなり意外な光景だった。
そしてラストは「star+river」
これまでの鬱屈した空気ではなく、明るい雰囲気に包まれた。
ファンの方が用意したサイリウムが一斉に点火して、会場を白く染め上げる光景にモリコもいたく感動した様子だった。

こうしてモリコ初主催は終わる……。

訳もなく、予め仕込まれていた(笑)客によって起こる「アンコール」の大合唱。
そしてTシャツに着替えて、モリコ再登場!

アンコールは「スニーカー☆シンデレラ」
この時はもうモリコにドッキドキでしたね(照)
サビの「君が好き♪」って言われるたびに(照)

……ちょっと問題発言をしましたが……(汗)
だけどあの会場に会場に居た方、多少の差異はあれど似たような心境だったんじゃないでしょうか。
底知れぬ彼女の心の一部に触れ、そして彼女の笑顔に触れ……。
色んなモリコがそこにはいた。でもどれもありのままの彼女だった事も間違いない。
それこそ恋に似た、ドキドキするような、甘酸っぱくも不思議な感覚で、あの時、モリコに皆接していたのではないか……そんな気がします。

こうしてモリコこと森山優の初主催ライブは無事、その幕を閉じました。

●総括

終始、モリコワールド全開の主催ライブでした。
主催ライブというのは、これくらい「我」を出していいと思います。

彼女自身は7月のスリーマンライブ以降、色々思うところがあり、時に苦しんだり、悩んだりした結果、今回の構想に行き着いたようなニュアンスを語っていました。
いやはや……これまで一番イメージが強かった「変人・森山優」とは、また一線を画した森山優の魅力がそこにはあったと思います。
今までに無い、彼女のアングラな一面が垣間見えた、今回の主催ライブでした。

ただそのアングラな一面も決して重くて暗いものではなく、彼女なりに咀嚼した上で前面に出したのが今回の内容だと思います。
時に面白おかしいブラックユーモアに映ったりしたけれど、それだけでは終わらずアングラな自分も受け止め、彼女の中の「闇」に向き合おうとしている姿がしっかり見て取れました。

それでいて従来のモリコテイストも並行して顕在でした。
改めて彼女のセルフプロデュース能力には脱帽してしまいます。

また共演者もいいところばっかり選んだと思います。
モリコレベルの個性の強さだと、あれくらい個性が何かしら突出しているメンバーで正解。
もしかしたら共演者の数はもう数組減らして、モリコの時間を延ばしても良かったかもしれないけど、方向性は間違っていないと思います。

そんな訳で本当に時間をかけて丁寧に作り上げたというのが分かる主催ライブでした。
初めてでこのクオリティなら大成功と言えるでしょう。
これは第2回、第3回とまた頑張って欲しいですね。



最後に……本編終盤でも述べたように、恋に似た感覚に陥るという表現をしましたが、それだけ今回の彼女は表現者として魅力的でした。
多分、次、会う時はまたいつもの「変人・森山優」に接する感覚だとは思います(笑)
だけど脳裏には今回のモリコが焼きついて、何かの拍子にそんな彼女がフィードバックしてきて、もしかしたらまた彼女にドキドキする事があるのかな……なんて思います。

「森山優をヤったのは誰だ」
それは最後まで分からなかった。



だけど今回、森山優に「ヤられた」のは間違いない(笑)

モリコ、これからも頑張れ!