アウシュヴィッツの小さな厩番
アウシュヴィッツの小さな厩番(うまやばん)
ヘンリー・オースター/デクスター・フォード
大沢章子(訳)
新潮社
2024.8.10発行
図書館
「ユダヤ人の歴史」を読んで
アウシュヴィッツ強制収容所って
どんなに悲惨な状況だったのだろう
と
ユダヤ人の歴史を正しく理解するために
深掘りしたい?と思い、
ちょうど目についた本を
借りて読んでみました
(読みやすそうな装丁だったから)
勝手なあらすじ
実在した人物・ユダヤ系ドイツ人
ヘンリー・オースター
(ハインツ・アドルフ・オースター)が
幼少から青年期まで
ドイツ・ナチ党からの迫害を受け続け
その後
生還…余生までの物語
感想
ユダヤ人迫害…ホロコースト
想像よりかなり酷かった![]()
強制収容所は
アウシュヴィッツしか知らなかったし
対象になっていたのは
成人男性を想像してたけど
強制収容所…絶滅収容所は
アウシュヴィッツの他にもあることがわかり
あの有名なガス室行きになる対象は
働けない者…
年老いた者、病人、怪我人、子ども
ということがわかった![]()
確かに労働力のある者を
強制労働させた方が効率がいい…
卑劣すぎる行為の数々に
胸焼けして、
なかなか読み進められなかった![]()
ドイツ・ケルンで生まれた
ヘンリー・オースターは
6歳の時
ナチ党の指導者が
ヒトラーに変わったのを境に
家族と共に社会的自由を奪われる
(公共機関が使えない、学校に行けない
謂れのない暴力を受ける…)
12歳の時
ポーランドのウーチ・ゲットー
(ユダヤ人居住区)行きになり
(ゲットーも何箇所もあったことが分かる)
父は強制労働の末、亡くなった
(埋葬もルールがあり、被人道的)
その後、母と共に
アウシュヴィッツ行きになり
母は選別により、
ガス室行きになり亡くなった…らしい![]()
アウシュヴィッツでは
厩番の仕事を任されることになるが
死と隣り合わせの状況は変わらない
(装丁のイラストとのギャップよ…
馬を愛でるなんて余裕はない)
ドイツ兵に難癖つけられて
血祭りにあげられるかもしれない恐怖
(いつでも飢餓状態)
16歳の時
アウシュヴィッツから
徒歩(死の行進)と列車で
(極寒の中の行進…死人が出ても路上・列車内放置)
ブーヘンヴァルト強制収容所行きに
(強制収容所ってたくさんあったのね)
少量の配給が生活の全てで
生き絶えた死人と共に寝起きする日々![]()
(ドイツ兵は死人の処理もせず、
塩素系消毒剤を遺体に撒くだけ)
そして、配給も途絶え絶望していたところ
米軍が侵略してきて(助けに来て)
一命を取り留める![]()
収容されていた間の後遺症もある中
親戚も見つかり、大学にも行き
(ユダヤ人という理由で希望の大学へ行けないという
不条理もありながら)
検眼士として働き、90歳まで生きた…
よく生き延びられたなぁ…と
安堵からの脱力感で
しばらく感想が書けませんでした![]()
これはヘンリーが収容されていた年齢の
中学生や高校生に読んでもらいたい![]()
ヒトラーは何がしたかったんだろう?
と、今度はヒトラーの言い分も
深掘りしたくなりました![]()
そんなに優生学を盲目的に信じてたのか…
私にしてみれば、
ユダヤ人の方が賢い人が多い印象で
(アインシュタイン、オッペンハイマー…)
ユダヤ人こそ優生な気がしてならない…
だから疎まれるのか?
ちなみに
ヒトラーはドイツ出身ではなくオーストリア出身
ドイツ最高!政権だったのが謎すぎる
