11月に読んだ本 


ノルウェイの森(上)(下)


村上春樹・講談社文庫



随分前(15年程前?)読んでみたけど

私の読解力がなくて理解できなかったから

リベンジで再読(数少ない蔵書の一つ)



特段事件らしい事件は起きないから

読みはやる気持ちにはなれないけど

主人公と一緒に淡々と散歩しながら

会話するようなペースで読めましたにっこり

(今回は読めた方だと思う…

昔は文字を追っていただけだった)


これが有名な本でなければ

なんだかよく分からない作品…という

感想だけど


有名な本だから

これが文学作品というものなんだろうな

と思ってしまう凝視


確かに一言一句無駄のない作品だった


ちょっと文章を飛ばそうと目を離すと

情景の鮮明さが薄れてしまう

不思議な体験ができました


とりあえず、登場人物達が

よくしゃべる

よく性交渉する

よく死ぬ


全体的に

「生(性)」と「死」がテーマの

(鬱が一般的でなかった時代に)

「鬱」を表現した

その当時としては「新しい」作品

だったのではないのかな…と感じました


「性交渉」が

最初は抵抗がある部分だったけれど

読み進むにあたって

「性」は「生」であって

主人公が「死」と共に歩んでいくには

(他の登場人物にとっても)

「生」を感じるための「性交渉」は

不可欠な行為だと理解しましたうーん

(作者が何を思って書いたのかは分からないけど)


ただ再読するにあたり

電車に持ち込んで読んでたので

背表紙を剥いどいて良かった…滝汗

この人、ここで、ソレを読んでるのね感


確かに文学を読んだ気がして

ひどく頭と心が疲れました魂が抜ける

(褒め言葉)