こんにちは。ひちりきです。

 前回からだいぶ時間が経ってしまいましたが。。。

 今回は実際に《アンカモフライト》を使用したデッキを紹介していこうと思います!
 《アンカモフライト》に関する解説は前記事をチェックしてみてください。

【カード紹介】意外とイカすドローお爺ちゃん! 《アンカモフライト》 | おこめデュエログ (ameblo.jp)


 今回紹介するのは《沈黙の魔術師 サイレント・マジシャン》をメインに据えた《アンカモフライト》を活かすデッキです!
 まずはレシピの紹介、そのあとに主要カードの採用理由を解説していこうと思います。



もくじ
1 デッキレシピとコンセプト
2 カード採用理由(モンスター編)
3 カード採用理由(魔法&罠編)
4 どうやって回すの? 勝ち筋は?




1 デッキレシピとコンセプト

 さっそくデッキレシピからどうぞ!


メインデッキ 40枚
モンスター 16枚

オシリスの天空竜 x1

沈黙の魔術師―サイレント・マジシャン x3
サイレント・マジシャン LV8 x1
魔導書士バテル x2
アンカモフライト x3
教導の聖女エクレシア x1
教導の騎士フルルドリス x1
黒き森のウィッチ x3
ウィッチクラフトゴーレム・アルル x1
魔法 21枚
グリモの魔導書 x3
ヒュグロの魔導書 x1
アルマの魔導書 x1
ルドラの魔導書 x3
セフェルの魔導書 x1
ゲーテの魔導書 x2
ネクロの魔導書 x1
魔導書院ラメイソン x1
魔導書整理 x2

真実の名 x1
おろかな副葬 x1
サイレント・バーニング x1
補給部隊 x1
魔術師の再演 x1
魔術師の右手 x1
罠 3枚

自由解放 x1
革命の御旗 x2

エクストラデッキ 0枚


 魔法使い族軸ということで【魔導】を組み込んでみました。
 《アンカモフライト》《ルドラの魔導書》《魔導書院ラメイソン》で手札を維持しながら高火力の《沈黙の魔術師―サイレント・マジシャン》や《オシリスの天空竜》に繋いでいく形ですね。

 ではでは、それぞれのカードについて採用理由を解説していきましょう!



2 カード採用理由(モンスター編)

《アンカモフライト》
 ここに関しては言わずもがな。このデッキ構築のモチベーションになったカードです。
 詳しい解説は前記事で。

《沈黙の魔術師―サイレント・マジシャン》
 このデッキのエースカードです。基本的には《アンカモフライト》や《魔導書士バテル》、《黒き森のウィッチ》をリリースすることで手札総数を減らさないように特殊召喚していきます。
 火力・制圧力ともに申し分なし! バンバン特殊召喚を狙っていきましょう!
 また、破壊された場合の効果を腐らせないように《サイレント・マジシャン Lv8》が入っています。

沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース (yugioh-card.com)

《オシリスの天空竜》
 このデッキの隠しエース、ちょっとした遊び心です。
 《アンカモフライト》は手札を減らさずに特殊召喚できるという利点を活かして、手札枚数が多いほど強い上級モンスターということで採用されています。
 また、《沈黙の魔術師―サイレント・マジシャン》が魔法の効果を止めてくれる一方で《オシリスの天空竜》はモンスターの召喚を妨害してくれます。
 後々に紹介するカードたちは《オシリス》をアドバンス召喚するために採用したものも含まれますので、それはおいおい説明します。
 基本的には《沈黙の魔術師―サイレント・マジシャン》で事足りますが、狙える時には是非とも神の召喚を狙いですね~!

《黒き森のウィッチ》
 墓地へ送られた場合に守備力1500以下のモンスターを手札に加える優秀なサーチャーです。
 エースの《沈黙の魔術師―サイレント・マジシャン》の他、次のターン用の《アンカモフライト》や《魔導書士バテル》、相手ターン用の《ウィッチクラフトゴーレム・アルル》などこのデッキのほとんどすべてのモンスターに触ることができます。状況に応じてサーチ先を変えましょう。
 墓地へ送る手段としては《沈黙の魔術師 サイレント・マジシャン》の特殊召喚コストや《ルドラの魔導書》の効果があります。
 また小ワザとして、《沈黙の魔術師 サイレント・マジシャン》の特殊召喚は効果ではありませんので《黒き森のウィッチ》でサーチしたターンに特殊召喚することが可能です。このデッキだとよく使うテクニックなので覚えておきましょう!

《魔導書士バテル》
 召喚・リバース時に「魔導書」魔法カードをサーチできるモンスターでデッキの回転役です。
 詳しくは「魔導書」魔法カードの項で!

《教導の聖女エクレシア》 《教導の騎士フルルドリス》
 EXモンスターゾーンにモンスターがいると特殊召喚できるドラグマ達も採用しました。
 一見相性が悪そうですが、《アンカモフライト》はEXモンスターゾーンに出るので相手に依存せずに特殊召喚効果を発動させることができます。
 《アンカモフライト》と《エクレシア》を持っていれば召喚権を使わずにモンスターを3体並べることができるので、《オシリス》の召喚までの道のりが整います。
 《オシリスの天空竜》を持っているときは《黒き森のウィッチ》のサーチ先を《エクレシア》にするのも手です!

《ウィッチクラフトゴーレム・アルル》
 このデッキの数少ない守りの札です。
 《沈黙の魔術師―サイレント・マジシャン》は戦闘・効果で破壊されると「サイレント・マジシャン」モンスターを呼べますが、破壊以外の除去にはなす術がありません。
 そこで《黒き森のウィッチ》の効果で《アルル》を持っておくことで、相手に対象を取る除去を撃ちづらい状況を展開します。実際に除去を撃たれると《沈黙の魔術師―サイレント・マジシャン》はフィールドから離れてしまいますが、《アルル》が残ることでこのデッキのほぼ唯一の除去カードである《ゲーテの魔導書》を腐りづらくさせることができます。

ウィッチクラフトゴーレム・アルル | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース (yugioh-card.com)


 
3 カード採用理由(魔法&罠編)

 続いて魔法&罠カードの選択理由を!

「魔導書」魔法カード
 デッキ回転役、かつ守り面の軸として採用したのが「魔導書」ギミックです。
 《グリモの魔導書》《魔導書士 バテル》から《ルドラの魔導書》をサーチしたり《魔導書院ラメイソン》の効果でドローしたりして、デッキを回していきます。
 また、《ゲーテの魔導書》で墓地から「魔導書」魔法カードを3枚除外すれば、対象をとらずに相手のカードを除外することができるので、これを相手ターン中の妨害手段として採用しています。
 「魔導書」魔法カードの中でも特にキモになるのが《ルドラの魔導書》。《魔導書士 バテル》でサーチしてからバテルを墓地へ送って即2枚ドローしたり、《黒き森のウィッチ》を墓地へ送って各種カードにアクセスしたりできます。
 しかし、前回の記事でも述べたとおり、この効果で《アンカモフライト》を墓地へ送ってもドローできないので気を付けましょう。

グリモの魔導書 | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース (yugioh-card.com)

ゲーテの魔導書 | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース (yugioh-card.com)

《魔導書整理》
 うっかり「魔導書」カテゴリに入ってしまったおちゃめさんの《魔導書整理》をあえて採用しています。その効果はデッキトップ3枚を好きな順番に並び替えるというなんとも渋いものです。
 主に《アンカモフライト》や《ルドラの魔導書》などのドロー効果にチェーンして発動してドローのバリューを上げるために使います。特に《ルドラの魔導書》との相性は良く、チェーンして発動したこのカードを墓地へ送ることでドローを行えます。
 また、後述する《真実の名》とのコンボで《オシリスの天空竜》を呼び出すこともできます。

魔導書整理 | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース (yugioh-card.com)

《真実の名》
 《オシリスの天空竜》をサーチするために採用しました。このデッキでは、サーチできる《魔導書整理》でデッキトップを見ることができるので、《真実の名》が通りやすいようになっています。

《おろかな副葬》
 《サイレント・バーニング》を墓地へ送るための採用です。
 稀に「魔導書」魔法カードを墓地へ送って《ゲーテの魔導書》のコスト枚数を稼ぐためにも使います。

《サイレント・バーニング》
 墓地効果で《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》をサーチするための採用です。《おろかな副葬》で墓地へ送ります。

《補給部隊》
 《アンカモフライト》と相性が良いドローソースです。詳しくは前回の記事で!

《魔術師の再演》 《魔術師の左手》
 《おろかな副葬》のバリューを上げるために採用した2枚です。《魔術師の再演》は墓地へ送られることで《魔術師の左手》をサーチでき、《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》では手が届かない罠カードへの対策をすることができます。
 また、《魔術師の再演》を引いてしまった時でも墓地の《魔導書士 バテル》を蘇生してリリース要員を供給できます!

魔術師の再演 | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース (yugioh-card.com)

魔術師の左手 | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース (yugioh-card.com)

《自由解放》 《革命の御旗》
 《アンカモフライト》の破壊効果に反応するカードとして《革命の御旗》を採用しています。

 とはいえ、あまり活躍の機会はない感じ。。。

 無難に《聖なるバリア‐ミラーフォース-》などに差し替えてもいいかもしれません。

革命の御旗 | カード詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース (yugioh-card.com)


4 どうやって回すの? 勝ち筋は?

 さて、各カードを説明してきたところで。
 このデッキの回しかたの説明をしていきましょう!

 とはいっても、動きはいたってシンプルです。
 《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》の特殊召喚、維持をひたすら狙っていきます。

 狙うべき理想盤面は
 《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》+伏せに《ゲーテの魔導書》
 (さらに手札に《ウィッチクラフトゴーレム・アルル》があれば上振れです)

 《アンカモフライト》や《ルドラの魔導書》などのドローソースは積極的に発動し、《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》を手札に引き込んでいきます。
 少なくとも「《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》のみ」か「魔法使い族モンスター+《ゲーテの魔導書》」の盤面は作りましょう。

 《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》が場に出せたなら、後は手札枚数を確保しながらビートダウンをしていきます。
 実際に運用している感覚だと、手札枚数を3枚以上はキープできるので、《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》の攻撃力は2500! 攻撃力を越えられそうな時は素直に《ゲーテの魔導書》を発動して相手モンスターを除去しましょう。

 展開が捗れば《沈黙の魔術師-サイレント・マジシャン》が2体並び立つことも。一気にライフを詰めにいくことも可能です!

 シンプルな構築、シンプルな戦略ながら、相手は魔法を止められつつ高い攻撃力のモンスターを出さねばならないので意外と押しきれます。





 ということで。今回は《アンカモフライト》を使ったデッキレシピを1つ紹介しました。

 《アンカモフライト》はなかなかユニークな効果をしていますが、うまくデッキがまとまらない……といった方も多いと思います。
 このレシピを参考・モチベーションにしてデッキを考えていただけたら嬉しいです!

 このブログではこんな風にひちりきが気になったカードや構築したデッキの紹介をしていきます。

 ではでは! また次回!