引退ブログ | 一橋大学アイスホッケー部

一橋大学アイスホッケー部

試合結果や日々の活動の様子を更新しています。

こんにちは。4年DF#71のギラニです。

引退ブログということで、まず支えてくださった方々への感謝、謝罪、これからの一橋アイスホッケー部へ、の3本立てで書きたいと思います。

  基本このブログを読むことは無さそうな人への感謝が多いですが、まあ気にせず書きたいと思います。まず初めに感謝を伝えたいのは母親です。不自由なく一人暮らしさせてくれて、そのおかげで部活を続けられたこと、最後の大会はほとんど毎試合観に来てくれて応援してくれたこと、本当に感謝しています。
  次に同期です。時にぶつかる時もありましたが、捻くれた人がおらず、全員が''努力=カッコいい''と信じてる代だったからこそ、みんなで頑張って競い合って上手くなれたんだと思っています。特にごうたは一緒にセットを組んでくれて、攻めも守りも僕が自由に動き回れるくらいカバーがすごく上手くて、野上は「ちょっとキモいけど」幾度となくピンチを防いでくれて、本当に良き戦友だったと思っています。上智戦2ピリ途中、相手の1セットに攻められ続けたけどなんとか凌いでプレーが切れた時、3人とも自然とガッツポーズして喜んだシーンを僕は忘れません。あれに僕たちの4年間の全てが詰まっていた気がします。本当にありがとう。
  次に指導してくださったコーチの方々です。川村さんや黒川さん、法政の選手の方々、ゆうたくん、たくみくん、全員のお陰でホッケーを好きになり、上手くなれました。
  次に偉大な先輩たちです。僕たち46期は根拠なく2部での勝利を目指した訳ではなく、僕たちによく似た構成で、ホッケーの基本を教えてくれて、2部で悔し涙を流した43期に憧れ、越えたいと強く願ったから2部での勝利を強く目指したのだと思います。44・45期の下で少しずつ同期が出場機会を得て試合経験を積むことが出来たことも今期の強さに繋がっています。直接関わることが出来たこの3代の諸先輩方が、46期に戦う原動力と実戦経験をくれたからこそ最後まで強く戦えたと言っても過言ではありません。本当に感謝しています。
   その他にも、安藤監督、尾畑先生、日頃から多大なご支援を頂いているOB・OGの皆様、リンク関係者の方々、競技役員の方々、他大学の部活・サークルのみんな、良い研磨をしてくれる代わりに毎回何か買わせようとしてくるMAXの方々、折れた歯を治してくれたいさむ歯科クリニック、タイムズの真っ黄色の車、始発待ちを受け入れてくれたホープ軒、、、挙げたらキリがありませんが、色んな人やもののおかげで本当に楽しい4年間でした。


 この4年間を振り返ると、本当に色んなことがありすぎて、1週間くらい悩んでも上手く文章に出来ませんでした。たくさん笑ったし、たくさん嫌な思い()もしたし、チームスポーツだからこその喜びも葛藤も色々経験することが出来ました。
ただ1つ心残りなことがあります。それはまだ晃平にちゃんと謝罪が出来ていないことです。2年初めに入部した晃平が幹部決めに立候補してきて投票になった時、途参の立候補は無しだろ、などと腹を立て、幹部決めの雰囲気をだいぶ悪くした記憶があります。今考えればだいぶ僕は幼稚で、晃平はちゃんとチームを今後どうしていきたいと公約を掲げていたのに、僕はそれまでの僕の努力を認めてくれや、というスタンスで幹部になろうとしており、副将をステータスだと勘違いしていたのは僕の方でした。終わってみれば晃平の入部は超大型補強だったし、僕なんかよりよっぽど部のために活動してくれていて、最高に責任感も頼りがいもある副将だったと思います。面と向かって謝るのが恥ずかしいのでこの場を借りて謝罪します。本当にごめんなさい🙇‍♂️


とまあ気持ちも晴れたところで最後に後輩たちへのメッセージを書きたいと思います。僕が後輩達(特にプレーヤー)に一番伝えたいことは「常に考えて練習し続けろ」ということです。ちょっと上手くなったくらいで名言チックなこと言おうとするなよと感じるかもしれませんが、本当に大事なのでぜひ心に刻んでほしいです。僕は初めて観た1Aの試合に衝撃を受け、以降一般滑走に足を運んではひたすらあの人らのクロスオーバーを真似するにはどうしたら良いかを考え続けていました。普通の人は両足の幅を広くしろ、までしか言いませんが、実際に真似するには、爪先の向きやピッチの速さ、リズム、上半身の角度や腕の位置、氷の削り方等々、色んな要素に分けて、一つ一つ丁寧に真似ようと努力する必要があります。これはクロスオーバーに限ったことではなくパスやキャリングにも通じ、力まずに強いパスを出すにはどうしたら良いのか、アングリングに追い込まれないためにはどういう進路でどこにパックを置きどんなタイミングで顔を上げてどこを見ながら持ち運べば良いのか、など、細かい要素が色々見つかると思います。経験者は別の生き物だから勝てないなどと考えず、何が上手いから経験者は経験者なのか、どこか追いつける部分は無いのか、自分に取り入れられる要素は無いのかを考え続け、何回転んででも練習し続けてください。絶対に上手くなります。
そしてそうやって頑張るプレーヤーをマネージャーは支えてあげてください。何回転んでも起き上がって頑張るプレーヤーにそっとドリンクと氷を渡してみれば、渡されたありがたみと、努力を見てくれてる人がいるという喜びも湧いてきて自然とまた頑張れると思います。この好循環を生み出せるようプレーヤーもマネージャーも頑張ってください!

だいぶ長くなった割に4年間の思い出をあまり紹介出来ませんでしたが、伝えたかったことは色々盛り込めたので満足です。本当にありがとうございました。