長らくサボっておりましたが



第!


31位!!




「バット」!




アインよりは劣ると思われますが、彼も一般人を遥かに凌駕する運動能力、精神力、そして正義感を合わせ持っています。


そんなバットは言うまでもなく1話から登場している最古参キャラ。

当初はコソドロを繰り返す不良少年でしたが、実は世話になっていたトヨの庇護下を、ほかの子供達の食い扶持を減らさないために自ら出ていった「アニキ感」の持ち主でもあります。


最初は正義感や面倒見が入り混じった不良少年(あんな時代にグレるのは珍しくないのだろうけど)といった感じでしたが、ケンシロウと旅を続け、レイやシュウ、フドウ達の死に様を見たりしてるうちに、ついにはケンシロウとラオウの最終決戦で解説ができるまでに成長しました👏


そんな彼の原動力は、ケンシロウへの憧れなどもあったでしょうが、ズバリ「リンへの愛」に他なりません。

恐らく最初は「少し手のかかる妹」ぐらいの印象だったかもしれませんが、血よりも濃いものがある時代です。

やがて傷だらけになりながらでも助けたい存在にリンがなった  ⇒ 結果的に強くなった

のでしょう。


しかし、リンは先代天帝の子であり、現天帝ルイの双子の妹です。

無頼の不良少年あがりのバットとは本来住む世界が違うのです。

けど、バットが最初にケンシロウにリンの境遇や、ジードにリンが殺される事を説明したりして結果的に2人(すなわち、天帝の子とその守護者)を引き合わせたときから、バットはリンのために命をささげる宿命にあったのかもしれません。


たぶん、リンはバットと出会わなくても、他の誰かに守ってもらえる宿命を持ってると思います。

けど、バットはリンやケンシロウと出会わなければ、ただの不良少年になるか、ポテンシャルはあるので道を誤って拳王軍に入り、ケンシロウに「アベシ」されてたかも・・・


そう考えると、本作で最も劇的な運命の転換をしたのはバットなんでしょうねえ。