映画館で見た時は、一応いっちょ前に気にしてネタバレしない程度のレビューにとどめておりましたが、
テレビ放映されので、改めて感想を徒然なるままに書いていきます
↑のブログでも書きましたが、本作はとにかく(いい意味で)男臭い!
本家の初代ゴジラは、実は女性が要所要所で鍵を握っている印象でしたが(飽くまで個人の感想です)、この映画は徹頭徹尾オトコ臭い
そして、それが心地良い。
映画の内容としては、神木隆之介演じる主人公敷島の葛藤、浜辺美波演じる典子と連れ子の明子との少しずつ確実に深まって行く関係を描いたりしていますが、根本はシンプルに「ゴジラの恐怖」「打倒ゴジラ」の胸熱ストーリーだと思います。
胸熱①「旧軍人の矜持」
ゴジラを海で抹殺する作戦に集められた、旧軍人の民間人たち。集会で数人は離脱するものの、駆逐艦「雪風」元艦長堀田の指揮の下、多くの同士が作戦に参加を決める。
個人的には、あまり軍人然としていない東洋バルーンの社員が「私も戦争帰りです」 と、躊躇なく作戦の船に乗ることを決めたシーンがココの一番好きなところです
胸熱②「震電離陸」
大戸島で足にも心にも傷を負った橘と、紆余曲折を経て和解(?)した敷島が、色々吹っ切って戦闘機「震電」 でゴジラへ向けて出発するシーン。
ここで全員が敬礼する場面はまさに「男臭さの極致」!
先にネタバレすると・・・
最後敷島がゴジラにトドメを刺すところでは、特攻ではなくギリギリで脱出するんですが、ここも敷島にひたすら厳しかった橘が追加した脱出装置だからこそ、「感動の振り幅」が最大限に振れてヒジョーに良かったのです
でもコレが、映画制作の時代が違ったり、アメリカが作ったりしていたら、「美しき自己犠牲」として、ひょっとしたら敷島はそのままゴジラに特攻して死んでいたでしょうね。
そうはならず、安易な特攻で締めなかったのがこの映画の気持ちいいところだと思います。
胸熱③水島軍団
最後の海神作戦に、ケガと戦争経験がないため(本当は若いからこれからの日本を任されたため)連れて行かれなかった山田裕貴演じる水島。
しかし、予想以上のゴジラの粘りで頓挫しそうだった作戦に、多数の民間船を引き連れて参上!
まさにヒーローですな(ゴーカイジャー大好き
)!
結果、ダメージを食らったゴジラが浮上し、最後の震電突撃に繋がったのでした。
他にも見どころはあちこちあるのですが、やはり物語のベースはシンプルだし、当然VFXの迫力はスゴイし、戦後の描写も(多分)忠実で、あっという間の2時間でした。
そしてゴジラ好きが燃える要素といえば、BGM!
お馴染みのテーマ曲はもちろんのこと、意外だったのが「モスラ対ゴジラ」で小美人が歌った「マハラーマハラモスラー」。
ゴジラが熱線を吐く場面で流れるのですが、けど恐怖と神秘的なイメージが合ってましたね。
あともう一つ、「キングコング対ゴジラ」のテーマ曲。これは海神作戦開始と同時に流れてました。
なぜゴジラ単独映画で、ライバルが活躍した映画のBGMが流るのか?
単にリズムやメロディーが場面場面に合っているのもありますが、ひょっとしたらモスラとキングコングはゴジラに互角以上の結果を残した数少ないライバル怪獣だから、というのも関係あるのかなとか思ったり。
あと、BSでは、モノクロバージョンも放映されてましたが、これは・・・カラーで見たほうがいいかなという印象です
当然ですが、初代の時代は白黒ありきで作られているし、そこに関しての工夫って、絶対あったはずです。
また、おなじ白黒でも、やはりあの時代につくられた故の映像や音声の具合がいまの我々の感性に訴えるものってあると思うんですよね。
そういった点もまた、初代や時代ごとの特撮の見どころのひとつではないかと思います。
また本作は、我々世代が白黒でしか見たことがない時代を忠実に、カラーで再現してくれているのだから、それを敢えて白黒で見る必要は・・・
まー、続編への伏線なんかも取り沙汰されておりますが、これはもし本作の正統続編なら、かなり頑張らないといけないでしょうね。
思い切り時代を進めたほうが良いと(勝手に) 考えてますが。
とにかく、良い映画でした。
またいずれ「観たい!」と思える映画に出会えることを願っています