この辺からは、最強レベルとは言えないまでも、頑張れば最強レベルのひと達にも一矢報える可能性がある人達です。
で、第8位は
「ハン」
を推します。
北斗琉拳の伝承者の一人にして、修羅の国第三の羅将。
ケンシロウとの対決は、大小の石が飛び交うさながら「超能力対決」でした。
ハンはケンシロウと「互角」 と認識していたみたいですが、結果的にはケンシロウのほうが1枚も2枚も上手でした。
戦う理由について、やたら「星」だ「宿命」 だ「 愛」だ「血」だ、等々言う人が多い同作において、ことハンにおいてはそんなバックボーンは見られません。
ただひたすら、戦いを娯楽とし、命のやり取りをゲームとする、屈指の「戦いマニア」なのです。
それだけに、ケンシロウとあれほどの激闘を繰り広げた割に、死後全くその存在に触れられてません
カナシキサダメヨ・・・
そのケンシロウですが、ハンとの激闘はどこか余裕が感じられたようにみえます。
ハンは戦うことそのものを娯楽としていますが、まさにこの一戦に限っては、ケンシロウもこの対決を楽しんでいたのではないでしょうか。
そんなケンシロウvsハンは、数あるバトルのなかでも個人的にかなり好きな対決の1つです。
そんな戦いマニアで、特に「命がけの戦い好き」なハン様が、なぜ「第3の羅将」などという中途半端な地位に甘んじているのか?
カイオウには敵わないまでも、魔界堕ちしていないヒョウならワンチャンあるかもしれないのでは??
もし戦って負けて命を落としたとしても、それはそれで本望なのでは・・・
と考えていた時期が俺にもありました(刃牙)。
おそらく、ハンがその道を選ばなかったのは、ヒョウが治める街をみるとなんとなくわかります。
平和。
とにかく平和で、常にヒリヒリしておきたいハンにとっては、かなり退屈な雰囲気です。
修羅の国は、海から上陸するとおそらく
砂蜘蛛(名もなき修羅)→カイゼル→ハン
のルートを通らざるを得ないと思われます。
手負いとは言え、一度はファルコを倒してのけた砂蜘蛛。
彼はそれ以前に赤シャチ率いる海賊100人を血祭りにあげています。
また、惜しくも敗れたとはいえ、シャチと互角に近い戦いを見せたカイゼル。
傷を付けずに相手の骨や内臓を抜き去る事ができる不気味なオジサンです。
ハンは、その防衛線の「最後の砦」であり、ここまで来れる力を持ったものと戦うことこそ、ハンの至上の楽しみだったのかもしれません。
ヒョウが統治する街の平和も、結局はハン達が侵入者から守ってくれていたからかもしれません・・・ね?